脳内リプレイ

その4


GM:ではエリオット、魔方陣を阻害したいならコンジャラーLV+知力Bで行使判定として振って下さい。目標値は17です。
エリオット:うわぁ、高い(笑)
エゼラ:頑張ってくださいね、エリオットさん!
エリオット:プレッシャーが‥(コロコロ)うわ、15! 無理でした、ごめんなさい。
ナルシェンテ:こればかりは仕方ない。
クゾル:そうだな、ならばこの男性を外に出そうか。
デービィス:‥どうやって?
エゼラ:‥‥あ。確かに。
ナルシェンテ:先に水を抜いておこうか、この濁った水は身体が腐ってきたのが原因なのだろうし‥この水で誰も濡れたくはないしな。
フェリレス:当然。あと裸だって言ってたよね? 出してもいいけど身体を覆うものも欲しい、年頃のお嬢さんだっているんだからね。
クゾル:じゃあ毛布をかけようか。
エゼラ:あ、ありがとうございます。助かります‥。
デービィス:そーいや、臭いって言ってたよなー。下の方に小型ナイフで穴開けるよー、出来るよね?
GM:はい、いいですよ。この透明な部分も脆くなっているようで、叩くようにして穴を開けることが出来ました。最早ぬるっとした濁りくすんだ液体が流れてくると入ってきた時とは比べ物にならないくらいの異臭が漂います。
エゼラ:‥うっ!(口を押さえた)
デービィス:おぇっ! くっさ!
クゾル:これは厳しい(笑) こういう臭いは嗅ぎたくなかったな。
ナルシェンテ:腐臭で間違いなさそうか。
フェリレス:ああもう、いやだいやだ! 身体だって絶対に脆くなってるに違いないよ、中の男の手はさっきもげてたんだし!
エリオット:あははー(笑) 鼻を押さえながら確認しますけど‥水が抜けて男はどうなりました?
GM:固定されているのか動きませんね。
クゾル:良かった‥か? メイスで叩いて割っていくかな。もちろん加減するぞ。
GM:分かりました、綺麗に割っていけたことにしていいですよ。

丁重に丁重を重ねて体格のあるナルシェンテが中の男性を外に出すことに成功しました。
その間、一部の男性陣がとある下世話な疑問に大騒ぎしていましたが載せられないので割愛。


エゼラ:‥‥今ようやくはっきりと分かりました。エリオットさんって男性なんですね(遠い目)
エリオット:えっ!? なんですか改まって。
クゾル:しかもエゼラが素に戻ってるぞ!(笑)
フェリレス:実際に女性もエゼラしかいないんだけどね。
ナルシェンテ:あー・・・さっきのやりとりはカットされるな(苦笑)
デービィス:うそだ?!(ガーン)
GM:仕方ないとは言え、下ネタぶっちぎりだからなー。カットです(ズッパリ)
デービィス:な、なんだと‥オレの隠されし真なるオーラが!
クゾル:今まで抑えていたのが爆発しただけじゃ?(笑)
エリオット:よく言われるんですが、下ネタ発言は違和感があると常々ツッコまれます。ハーディスに。
フェリレス:全く下世話な‥(首を横に振っている)
エゼラ:あまりの衝撃に一瞬演じるのを忘れました(笑) あぁ、デービィスとクゾルはいつものことでしたけどね。
エリオット:いやー、これからはもう少しオブラートに包まないといけないですねー(ほがらか)
ナルシェンテ:二人は警戒していたが‥エリオットは想定外だったんだが(笑)
デービィス:下ネタ仲間だな!(笑)
エリオット:あれ、ひとくくりになった?(笑) うん、抵抗はありませんけども。
エゼラ:ないんですか(笑)
フェリレス:そろそろ話を戻した方がいいんじゃない?(笑)
GM:おぉう、そうですね。男性を装置から下ろして毛布を掛けた‥まででいいですね?
デービィス:頭から腹くらいまでにブァサーイッ(毛布を掛けている仕草)
フェリレス:全部掛けなさい、毛布を、足先まで(きっぱり)
エリオット:そ、それは流石にいけないですよ(笑いを堪えている)
ナルシェンテ:笑いを堪えながら言っても説得力ないぞ、エリオット(笑)
エゼラ:死者を貶めるのはよくありません。(トーンを落として)デービィス、ちゃんと掛けて下さい。
デービィス:神官2人が怖いからちゃんと掛けます(ガクブル) もぉー、ほんの冗談なのにー。
ナルシェンテ:ああ、もちろん落ちた腕も拾って一緒にしておくぞ。
クゾル:旦那のスルー力がハンパない件について。
ナルシェンテ:お前たちとどれだけの付き合いだと思ってるんだ(笑)
デービィス:ここにキャスがいたらパーフェクトだったな!
GM:あのねぇ、キャスだってもう少しは自重出来てますよ?(笑)
クゾル:な、なんだってー!?
エゼラ:(スルー)運んだ際にこれ以上ボロボロにはならなかったんですよね?
GM:はい、ナルシェンテは運んだのでより分かりますが‥静かに運んだにも関わらず、今にも崩れ落ちんばかりでした。
ナルシェンテ:水の中にあったんだものな、あまり想像したくないが。
エリオット:あぁ、煮込んで柔らかくなったシチューの肉みたいなものですね。
デービィス:やめて! シチュー食べられなくなっちゃう!
エゼラ:‥それは確かにやめて欲しいです‥(汗)
エリオット:あれ? こっち系もアウトでした?
フェリレス:君が精神的に剛胆すぎるんだよ(笑)
クゾル:エリオット‥出来る‥!(ザワザワしてる)
デービィス:‥で、動きそう?
GM:いや、動く気配すらないです。
デービィス:あれー?
エゼラ:私はフェトル様式ですがお祈りを捧げてから男性の状態をレポート書きします。
フェリレス:やはり死んでいる? のかな。
GM:確認します?
フェリレス:だが僕は汚れるのは嫌だ(きっぱり)
エリオット:じゃあ、プリースト&コンジャラーな僕が行きますよ。どうでしょう?
GM:生きてはいませんね。呼吸もしてませんし心臓も動いていません。
フェリレス:‥‥ならさっきは何故動いた?
クゾル:ハッ‥! これが噂のシンレイゲンショウ!
フェリレス:? ああ、心霊現象ね。でも腑に落ちないな。
デービィス:お化けになったおっさんがフォォォ!ドラゴンンンン!って興奮して喋ったんじゃねーの?
ナルシェンテ:それは嫌な光景だな(笑)
フェリレス:‥デービィス、それだとエリオットがドラゴンってことになるけど?(笑)
エリオット:あの男性が目が合ったの僕ですからね(笑)
ナルシェンテ:いや、真面目な話をすれば魔方陣には竜を探知するものが張られていて、私を感知しただけなら視認出来たとは思えないぞ。肉体がこの状態だし。
デービィス:そっか、じゃあドラゴンの気配だけで興奮したのか。つえぇな。
エゼラ:でもアンデッドになってないって証拠にはならないんですよね?
フェリレス:いや、一つあるよ。
クゾル:まさか、《バニッシュ》か?
フェリレス:そう、エリオットがいるからメタな話‥悩んでるんだけど、知ってる訳じゃないからね。アンデッドになってるなら反応あるはずでしょ。
エゼラ:エリオットさん、こんな意見が出てますけど‥(笑)
エリオット:妥当じゃないですかね(笑)
デービィス:いいんだ(笑)
ナルシェンテ:確かに高LVコンジャラーらしき死体があって不意打ちされるのは嫌だ。
エゼラ:でも目的自体は達成してますよね、悔いとかあるんでしょうか。達成感しかないような気がします。
エリオット:これがドラクロア博士自身なら妄囚に駆られて‥ってことは限りなく低いでしょうね。
デービィス:ぼく、むつかしい話わかんないから分かっているような顔をして頷いて遊んでるね!
フェリレス:いいよ、死体(仮)さえ弄らなければ。
デービィス:わーい、ありがとママー!
エゼラ:自身なら自らの意思でこの装置に入った可能性が高いですものね。
ナルシェンテ:だがその理由はなんだ?
エゼラ:ドラクロア博士がどういうつもりで竜に固執していたのかは分からないですけど、憧れの意識があったのなら‥自分の魔力をゴーレムへ永遠に注ぐことで竜と自身を重ねていたとしたら‥。
エリオット:僕もその可能性があると思ったんですよ、それなら満足してそうだなと。
クゾル:(デービィスと同じ遊びをしているらしい)
ナルシェンテ:ゴーストはなくともレブナントはどうなる? 本人の魂でなくとも穢れた別の魂がこの身体に入ってしまうこともありそうだが、この記述だと。
GM:記憶は曖昧になるそうですからありとします、GMからの情報ね。
フェリレス:とりあえず《バニッシュ》していい?
エリオット:いいですよ。抵抗すればバレないですからね。
フェリレス:じゃあ(コロコロ)17だけど。
エリオット:(コロコロ)あ、13(笑)
GM:(コロコロ)‥では出目を出してみて下さい。
フェリレス:(コロコロ)‥9だった。
デービィス:あ、良かった。
クゾル:無難な出目だな。
GM:恐怖に襲われ、行動が妨げられる訳ですね。死体はうんともすんともですが、エリオットは抵抗失敗したので効果を受けて下さいね。
エリオット:いっそのこと2〜4が出たら面白かったのに(笑)
ナルシェンテ:それはバーサークだろう(笑)
エリオット:ではフェリレスさんが恐くて仕方なくなって震えてます。しかし分かられないように身体を押さえて‥はいいですか?
GM:押さえる、は構わないですよ。魔法を使った直後ですから、周りからは見るからに変化があると思われるでしょうが。
フェリレス:死体は動かず、か。なんだったのかね? と思ってたら違うところで反応が‥(笑)
ナルシェンテ:私達も気付いていいんだな?
GM:はい、エリオットだけが突然震え始めました。
エリオット:身体を押さえてはいますが言うことを聞かず、フェリレスさんがこっち見たので、更にガチガチと歯を鳴らせて少し後ろに下がりますね!
GM:イキイキしてるぞプレイヤー(笑)
フェリレス:ん? どうしたんだい?と近付こうとするよ(笑)
クゾル:悪魔がいる!(笑)
デービィス:ってそこまで行けば察しがつくよな。‥まさか、パパ‥!(シリアスな顔で)
ナルシェンテ:パパとさえ言わなければ格好がつくのにな(笑)
フェリレス:僕は怪しいとは思ってたけど、ホントに反応があるとは思ってなかったんだよ。本当本当。

これはエリオットの種族に関して大きな動きがありそうでしょうか。
RPタイムのGMは基本プレイヤー達のやりとりを聞いたり、後で活用できそうな拾えるネタを発見しているのが主な仕事です。
うっかりしていると質問が来るのでぼんやり出来ないのですが←


エリオット:‥あ、ちなみにこの状況でレドはどんな感じなんでしょうか? 割とマスターの危機だと思うんですが。
GM:あー、そうですよね。カラドリウスは賢いですから(とは言え‥通常ならカラドリウスが引っ掛かるのは動物と幻獣が傷つけられた時なんだよな‥)‥それまでは横目でチラッと様子を部屋の外から見ているだけだったんですが、《バニッシュ》を使われてから部屋の中にゆっくりと入ってじっと中の様子を見てますね。
エリオット:良かった、反応があった!(笑)
クゾル:喜ぶところはそこでいいのか?(笑)
エリオット:いいんです、無反応だったら泣いてましたから(笑)
フェリレス:じゃあこうなってしまった以上は手を緩めないよ。‥ねぇ、エリオット。君‥魔法に反応したね? と一歩近付くよ。
エリオット:その問いには沈黙を貫きます。ただそれ以上は近付かないで下さい、とだけ硬い声で言います。
フェリレス:僕はただハッキリさせたいだけだ。もう答えは出ていると思うけどね、エリオット。
デービィス:これから見てもパパは蛮族側なんだろーな、と思いつつ‥オレはそんなに気にはしないよ? パパが蛮族でも。‥まぁ、賞金かかってるような相手なら情報ゲッツだけど。
エゼラ:台無しですね!
デービィス:いやだって賞金首なんかの情報はオレらの食い扶持同然だしさー。
ナルシェンテ:‥無理に、とは言わない。だが言ったことでスッキリすることもあるぞ。エゼラと三人でいた時に話していたことを思い出しつつな。
フェリレス:もう少し近付こうか、バニッシュ自体は効果は一瞬らしいからよろしく。
エリオット:了解です、では効果も解けて震えは止まったんですが相手に分かられてしまったのだろうと呆然としたままの状態で崩れ落ちます。これは人族にドレイクと分かられることに勝手な言い知れない恐怖を感じているからでもあります。
フェリレス:OK。そういうことならこのままじゃ僕はそこに紛れ込んでいる蛮族を見つけて倒さなきゃいけないのかな? と剣魔を一つ、エリオットに向けて構えさせます。
エゼラ:あのっ、そこに割り込んでいいですか?
フェリレス:いいよ、どんどん入って来て。
エリオット:僕も好き勝手やってるのでどうぞどうぞ。
エゼラ:ありがとうございます。ではフェリレスさんとエリオットさんの間に立って、両手を広げてこんなやり方は間違ってますよ! と両手を広げて入ります。
エリオット:彼女がそう動くとは思ってなかったので、意外そうにしてエゼラの背中を見上げます。
デービィス:あ、GMじゃあレドたん動かしていい?
GM:いいですよ。
デービィス/レド:フェリレスが剣魔出した時に動こうとしてたんだけどエゼラたんの方が動くのが早かったって感じで、エリオットの側に行くよ。具体的にはエゼラたんの隣ね。
フェリレス:・・どいてくれるかな、エゼラ。レドも。
エゼラ:どきません、無理矢理に聞き出してもそれでは対等に分かり合えるとは言えないでしょう? エリオットさんがそれを苦痛と感じているならば拷問に等しいことだと私は思います!
デービィス:あ、レドたんは何も言えないからじっと見てるよ。
エゼラ:今でも孤児院でお世話になっていますけど、中にはやっぱり蛮族の子もいて‥力のない幼い子供に対して石を投げられている所も見たことがありました。確かに穢れはよくありません、でもその子達には罪はありません‥! 悪いことをして叱られるのとは違うんです、だから――
フェリレス:そうだよ。だから僕は怒っている。
エゼラ:‥‥え?
フェリレス:ただの街の人間ならいざ知らず、冒険者ならば多少の理解だってある。良い奴だけとは言わないけど、そうした態度は僕から君を庇っているエゼラに対して失礼ではないのかな。ダメだと決めつけて塞ぎ込む、そんな君の態度が僕は気に入らないね。
エリオット:エゼラの後ろでポカンとして聞いてます。
ナルシェンテ:こちらは別に怒っていないし、エリオットも悪いことをしている訳でもない。それなのに君は怒られていると感じている。フェリレスはそのすれ違いに腹を立てていたんだな。
フェリレス:そういうこと。
クゾル:穢れは仕方なかろう、俺だって迂闊なことをして僅かだが大きな穢れを持ってしまった。人族にも様々な事情があるのだ、蛮族にも事情がないとは言えまい。
デービィス:その事情はさ、伝わる相手には伝わるモンじゃね。伝わる相手を探す目を養う必要はあるけどさ。
エリオット:皆の言葉を聞いて少し考えてから静かにフードを外します。今まで言えずにいてすいませんでした‥僕はドレイクなんです。片方の角が根本から折れていて、恐らくフェリレスさん以外はどこぞで見た某ドレイクと似た顔が出てくると思いますが・・・。
ナルシェンテ:ああ、どうしてあの時マグノリアの事を聞いてきたのか、詳しいのか合点がいった。マグノリアというドレイク‥血縁だったのか。
エリオット:えぇ、マグノリアは僕の姉に当たる者です。‥この時まで最も僕の存在を否定し続けるバルバロスでもありますが。
クゾル:エリオットは魔剣を持っていないのか?
エリオット:えぇ、生まれつき持っていませんでした。ドレイクの恥として殺す意見もあったそうですが親の気まぐれによって生かされましたけれど・・・最終的には敵勢力の間者と疑られ、狩りの対象として外に放たれ角を折られたんです。
デービィス:あのねーちゃんが言ってた用事ってもしかしなくてもエリオットを殺すこと?
エリオット:恐らくは。あの人は僕が生まれた時から「バルバロス足り得ぬ存在」として処分したがっていましたから。
エゼラ:処分‥‥。
ナルシェンテ:蛮族社会は弱肉強食の世界とは聞くが‥。
エリオット:えぇ、そうです。魔剣のないドレイクはコボルト同然‥時にはそれ以下の扱いを受けますからね。逃走生活をし続け追手に見つかりかけた所を丁度エルキニクスに助けて頂いたんです。
フェリレス:彼はこの大陸の住人じゃなかったものね、それが功をそうしたんだ。
エリオット:はい。今、こうして暮らしていけるのもエルキニクスのおかげですから‥彼の店を手伝ったりしていることもあるんですよ。
エゼラ:それでビーストテイマーの技術を?
エリオット:足を怪我していた小さいエナを見つけましてね、エルキニクスに相談したんです。それがきっかけですね。
フェリレス:やけに大人しく話すじゃないか。あ、剣魔はしまうよ。
エリオット:ここまで発覚して話さないでいるのも、貴女が言ったように失礼なのかなと思いまして‥。エゼラ、レド‥二人ともありがとう。
エゼラ:いいえ、いいんです。私にとって理不尽なことだと感じたから動いただけですから、‥あ、ドレイクの子が孤児院にいることにしてもいいですか?
GM:いいですよー、一人くらいなら。種族は細かく決まってないんで。
エゼラ:孤児院にもドレイクの子がいるんです、エリオットさんには失礼かもしれないんですけど‥私にはその子と被ってしまって。守らなきゃって思ってしまって‥いてもたってもいられませんでした。
エリオット:気にしないで下さい。蛮族社会で長く生きてきた僕にとって人族社会での生活は不安ばかりでしたから、それがエゼラには透けて見えてしまったんでしょうね。
デービィス/レド:じっと見ていたレドたんも擦り寄ってくぜ。
エリオット:ならレドの頭を優しく撫でます。撫でながらナルシェンテさん、クゾルさん、デービィスさんも追及しないでくれてありがとうございます。
クゾル:周囲の押さえがなかったら俺はきっと動いていたと思う。好奇心は人並み以上ある自覚はあるのでね。だから気にしないでくれたまえ。
デービィス:オレもオレも。イタズラという名目でフード外せないかなーと思ってたし。そうだGM、エリオットって賞金かかってる?
GM:いや、デービィスが知る限りエリオットの名前はなかったです。人族社会で何かやらかしたドレイクではないですから当然でしょうけども。
デービィス:そっか。戻ったらもう一度確認しといた方がいいかなぁ。とにかくオレの方でもエリオットって名前は聞いたことないし、大丈夫っしょ。
ナルシェンテ:私は多くを語らずに静かに頷こう。
エリオット:フェリレスさんもありがとうございます。
フェリレス:僕はバニッシュしただけだよ、友好的な割にその態度だったから苛々してたのは確かだし。
エリオット:‥そういうことにしておきますよ。今度娘さん探し、お手伝いさせて下さいね。‥まだ僕は娘さんの特徴聞いてないですよね?
フェリレス:うん、言ってなかったと思うな。君達自体にまだ聞いてないはずだし。――さ、いい加減立ちなよ。さっきは知らぬ事とは言え、バニッシュをしてしまい悪かった。と手を差し出そう。
エリオット:‥フェリレスさん、こちらこそ気を使わせてしまいました。申し訳ありません、とその手を取ります。
フェリレス:気を使ったつもりはないんだけど‥まぁいいか。実は僕から見て害があるなら退治してやろうかと思ってたんだよね。
エリオット:うわ、怖い(笑)
デービィス:ママ半端ねぇ(笑)
クゾル:流石はシルバーテイル、ハッキリした性格だな(笑)
ナルシェンテ:では改めて宜しく頼む、エリオット。私も手を差し出して握手を求めるよ。
エリオット:ナルシェンテさん‥はい、改めて宜しくお願い致します。握手に応じますよ。

エリオットの種族にまつわるメンバーとの一件はどうにか片付きました。
いやはや果たして本当に隠す気だったのか分からない男です。
楽しそうだったからいいんですけどね。


エゼラ:では探索に戻りましょう? まだまだ探す場所は残ってるんですから。
クゾル:この部屋は終わっていたっけか。
デービィス:大体調べたよな、装置と魔方陣、このおっさん。棚には他に何もなかったんだろ?
GM:はい、資料以外は特に見つかりませんでした。
ナルシェンテ:ならば大部屋の探索に戻ろうか。この小部屋、カギは掛けられるかな? 出来ればこの状態で維持をしたい。
クゾル:あー、すまん。ロック取ってないな。
フェリレス:ならデービィスにカギでも掛けてもらう?
デービィス:掛けるぅ? 掛けちゃうぅ? あとダドマスでも掛けられるぅ?
GM:解除が出来るんだよね、ならOKです。
デービィス:へーい(コロコロ)18で掛けといた☆
エゼラ:‥あぁ、アンロック出来る方が必要とレポートに書いた方が良いでしょうか?(汗)
エリオット:いや、あれも達成値の比べ合いです。つまり‥同レベルならば出目次第で外せないことに(笑)
クゾル:はりきりすぎたんじゃないか? ブラザー(笑)
デービィス:大丈夫だよー、団長さまがいるんだもん! 腕利きな密偵とかいるよ!
GM:(あれ、こりゃナイゼルに行かせるしかないか‥?)

ちょっぴり不安になってしまったGMでした。

GM:ではドラゴニアガーディアンが転がっている大部屋です。何を探索しますか?
フェリレス:じゃあ、残りの箇所かな。棚とか向こうの扉とか。
デービィス:それぞれの目標値はどんな感じ?
GM:棚は13、扉は14ですね。
フェリレス:なら僕は棚やるから、君は扉をよろしく。
デービィス:あいさー(コロコロ)15で成功したよー。
GM:ではレリーフの入った扉です、重い扉ではあるようですが扉の中心辺りに二つの窪みがありますね。
デービィス:窪み?
GM:はい、球体状と言いますか、どちらも同じ大きさですね。
エゼラ:球体・・・玉、ボールのようなものが入りそうということですか。
エリオット:玉ですか・・・窪みはどれほどの大きさなんでしょうか?
GM:2つ共、手のひらにすっぽりと収まる程の割とこぶりな大きさではないかと思われます。
フェリレス:で、僕だね。(コロコロ)14で成功した。
GM:了解しました、それでは棚から炎の結晶、亜竜鱗、小瓶に入った奇妙な粉末を発見しました。
クゾル:この2つは戦利品か‥?
ナルシェンテ:多分な。だがこっちの小瓶はなんだ? 見て中身は分かるのだろうか。
GM:分からないですね、中身を調べる必要があります。
エゼラ:セージなら分かりますか?
GM:原型がないのできちんとした施設で調べた方がいいかと思われますよ。
クゾル:おや残念。研究に使ってた物だったんだろうか‥?
エリオット:一応資料かもしれないから持っていきましょう。
エゼラ:この素材はどうしましょう?
ナルシェンテ:ひとまずは持っていこう、関係なさそうなら遺跡で見つけた物だし貰っても構わないだろうさ。
エゼラ:分かりました、私が預かりましょうか?
デービィス:エゼラたんは前に出るし、壊れちゃってもねぇ。
フェリレス:それなら僕がこのまま預かっててもいいよ。提出する時にエゼラに渡すからさ。
エゼラ:ありがとうございます、ではお言葉に甘えますね。
GM:決まりましたか? では次の行動を教えて下さい。
クゾル:この扉へ入る前にMPを回復させないか? 完全とまではいかなくても‥な。
ナルシェンテ:多く消費しているのはフェリレスとエゼラ、レドとクゾルか?
エゼラ:はい、私はきっちり半分になってますからね‥。
エリオット:レドはもうそろそろ半分くらいの消費です。僕は主要の皆さんが終わって魔香草に余裕がありそうなら頂く‥でいいです。
フェリレス:僕は欲しいね。半分近いから。
クゾル:俺も3人よりは優先順位が低いぞ。まだ56点のMPがあるからな。
ナルシェンテ:流石だな、クゾル(笑)
エリオット:えーと、それ以上に問題なことがありまして。レドをこのまま連れて行くか‥ということです。
デービィス:え、レドたんなんで?
エゼラ:あ、確かカラドリウスって動物や幻獣を傷つけられるとエリオットさんの言葉でも聞き入れてくれないんでしたよね?
エリオット:そうなんです、‥そしてドラゴンは基本的に幻獣。このまま連れて行くと‥多分、レドに睨まれながら戦うことになるかもしれません。
フェリレス:‥となると回復はしてくれなくなるかも、と言う訳だ。
ナルシェンテ:それは困るな、レドには助けられたし不快な思いはあまりさせたくない。
エゼラ:相手は倒されてなければ正気ではない可能性があるんですよね。
エリオット:だからと言ってレドが納得してくれるかは分かりません。余計に庇護対象となるかもしれませんし。
デービィス:これが一回死んでたら? アンデッドになってレドたんも動いてくれる?
エリオット:えぇ、恐らく。彼もプリーストですから不死者なら戦ってくれるかと思います。でも生きていた場合、レドはその時のみ戦力としてカウント出来ません。今なら外も近いですし入れ換えした方がいいかもしれませんね。
クゾル:グレイリンクスのエナか、サンダーバードがいるんだったか?
エリオット:はい、データを見てみます? 恐らく一択になりそうですが‥(笑)
ナルシェンテ:(データを見ながら)‥あぁ、これは確かに一択になるな(笑)
エゼラ:うわぁ‥サンダーバードって強いんですね。3部位なんですか。
クゾル:でもエナの方が付き合いが長いんだったか?
エリオット:そうですね、まだエナが小さい頃からの付き合いですから。レドやサンダーバードは彼女から比べれば比較的付き合いは短いですよ。
フェリレス:エナも戦ってみてないんだよね。見てみたいところだけど‥サンダーバードが強すぎて。これから戦うかもしれない相手を考えるとサンダーバードにした方が無難かな。
エリオット:エナはこれからなんですよ、サブ技能も2匹と比べて持ってないですから。
デービィス:エナたんにも再会したい‥サンダーバードは‥ライバル‥ぐむむ。
ナルシェンテ:先制が出来るのは大きいな、外に皆で戻って入れ換えとMP回復をしてしまおう。
GM:では入口まで戻るんですね、何もないのですぐに戻ってこれますよ。
エリオット:ではレドにお疲れ様、とエルキニクスのところへ戻るように言います。その後サンダーバードのユピールを呼びますね。(コロコロ)‥よし、呼び笛は問題なく吹けました。
GM:レドはその命令にこくりと頷いて大きな翼を広げ夜の空を羽ばたいていきました。そして呼び笛の透き通るような音がきちんと出たようです。
ナルシェンテ:よし、ならばユピールが来るまで少し時間があるから魔香草で回復していよう。
デービィス:じゃあ、レンジャーロールしてからねー(いっコロ)[3]、[2]、ディール!(コロコロ)[3、1]。お、ラッキー! 回復量+2だよん。
ナルシェンテ:ありがとう、デービィス。ではまずエゼラから(コロコロ)成功したな、(コロコロ)11点回復だ。
エゼラ:助かります、これで消費−1まで戻りました。
デービィス:じゃあオレはママにー(コロコロ)成功してーの、8点回復ー。
フェリレス:もう少し欲しいかなぁ。
デービィス:ならもっかいロール掛けるお!

二度目のレンジャーロール、これがまさかの一発ラッキー!

デービィス:ふぉぉぉぉ!! キタコレー! オレの時代キター!

その後、ナルシェンテがフェリレスに10点のMPを回復。
デービィスもフェリレスに8点のMPを回復させました。


デービィス:あとはブラザーとエリオットの分だな。3度目のロール!(いっコロ)2、4‥!?
エゼラ:で、デービィス! どうしちゃったんですか!?(汗)
エリオット:何もここで良い出目を使いきらなくてもいいんですよ?(笑)
クゾル:出目って使いきり前提なのか(笑)
デービィス:何を言うんだ皆。――オレは、覚醒した(イケメンボイスで)
フェリレス:オチを作っている最中じゃなければいいけどね(笑)
デービィス:あぁん、ママひどぅい!
クゾル:あとな、皆。今忘れかけてたんだが‥俺はフロウライトだから魔香草は使えんことに気付いた(きりっ)
エゼラ:‥‥あっ。
フェリレス:そうだよ、薬品系は効果ないんだよね。フロウライトは。
クゾル:そうなんだよ、エリオットの一件ですっかり頭から抜け落ちてた(笑)
エリオット:誰もあの時にツッコミ入れてなかったですよね(笑)
ナルシェンテ:‥ということは《トランスファー・マナポイント》じゃないと今の所、クゾルの回復は出来ないのか。
エゼラ:‥レベル5も必要なんですね‥フェリレスさんしか使えないですよ?(汗)
フェリレス:ならクゾルには僕から融通しよう。何点くらい欲しい?
クゾル:とりあえずは10点くらいかな?
フェリレス:OK、その後に魔香草は僕にちょうだいねデービィス。
デービィス:うっす!
ナルシェンテ:ではエリオットに魔香草を(コロコロ)うん、12点回復した。
エリオット:それで全快しました。
フェリレス:僕だね、クゾルに《トランスファー・マナポイント》を使うよ。11点消費して10点回復させる(コロコロ)成功。
クゾル:おぉ、ありがとう。これで70近いし、現状は問題ないと思う。
デービィス:んでママを回復‥(コロコロ)っと、8点だった。足りないよね?
フェリレス:3点消費だけだから大丈夫だよ、多分ね。
デービィス:そう? ならいいんだけどさ。
GM:終わりました? 30分ほど回復に時間を費やしてる間にサンダーバードのユピールがバッサバッサと到着してました。眼光の鋭い大型の鳥ですね、身体に雷を纏わせています。
エリオット:ユピール、来てくれてありがとう。頼りにしてますよ。頭を撫でておきますね。
GM:それは大人しく受け入れてますね。任せろと言わんばかりの表情です。
デービィス:おぉ‥オレも、オレもー‥(ふらふら)
エリオット:あっ、ユピールはレドと違って気性が荒いから不用意に触ろうとしない方が‥。
GM:見知らぬグラスランナーにユピールはギンッ!と睨み付けてますね。なんだてめぇは、と目で訴えてます。
デービィス:仲間だよー、エリオットの仲間だよー。だからちょっとだけ、ちょっとだけでいいから!
GM:ちなみにユピールはデービィスよりも全然大きいから見上げてますよ。
エゼラ:じゃあ私よりも大きいんですか?
GM:そうですね、エゼラよりも大きいかもしれないです。3部位ですしね。
クゾル:うぉー‥成人男性くらいはあるのか?
エリオット:サンダーバード自体に明確な大きさは掲載されてなかったんですよね、巨大な鳥とだけで。そのくらいの大きさでもいいんじゃないですかね?
フェリレス:エリオット、君は身長どのくらいの予定なの?
エリオット:僕は成人男性の平均身長くらいですね、だから同じくらいかな?
デービィス:一番背が高いのは旦那だろ? 一番小さいのはオレだろ? ブラザーとママってどうなんだろ?
クゾル:フロウライトってそこの所、どうなっているんだろうな。
ナルシェンテ:勝手に背は高いイメージがあるな。
エリオット:では僕よりは背が高い感じですね。
フェリレス:僕はエルフの女性くらいかな?
エゼラ:ではデービィス→私→フェリレスさん→エリオットさん→クゾル→ナルさんのイメージ身長順なんですね。
GM:身長も大体決まったところで‥これからどうしますか?
ナルシェンテ:やはりあの扉を開けなければな。
クゾル:まだどこに繋がっているかは分からないがなぁ。


竜の扉のその先は


GM:では皆さんはレリーフのある扉の前にやってきました。
エゼラ:窪みに入る物って何かありましたっけ?
デービィス:多分ねー、1階で見つけた玉じゃないかなーとオレは思うの。
エゼラ:じゃあ、入れてみてもいいでしょうか?
ナルシェンテ:ああ、いいんじゃないか?
フェリレス:クライアントに一番近いのはエゼラだしね。
エゼラ:失礼します、えい!
GM:エゼラが2つの玉を順に嵌め込んでいくと目の前の扉が上下にスライドして開きました。
クゾル:流石は遺跡‥! こういうのを見るとわくわくするな。
GM:中は薄暗く、奥まで見ることが出来ません。ただ入口付近で見える限りではドラグア遺跡の壁とは違う材質で出来ているみたいです。
クゾル:大丈夫だ、俺が魂をONにするからな。
ナルシェンテ:隊列は気にして降りて行こうか。
フェリレス:横は何人まで並べそう?
GM:2人までですね。
デービィス:最前列はオレと旦那? それともエゼラたん?
エリオット:僕とユピールは最後列でいいですよ、フェリレスさんは回避出来ませんしね。
フェリレス:もちろん、僕は間にいるよ(笑)
クゾル:俺も間かな、明かり的な意味で。
ナルシェンテ:私は‥一人分になるんだろうか?(笑) 幅も広いんだが。
GM:そうですね(笑) ナルシェンテは一人分にしましょうか。
ナルシェンテ:なら私が後ろにいた方が皆は前方を見れるんじゃないか? 特にエリオットとか。
エリオット:あ(笑) いや、でもまっすぐな通路でなく階段なら問題ないですよ。そこんところはどうでしょう?
GM:見るのならば降りる階段になっているのが分かりますよ。
エリオット:ほら!(笑) なので最後列は変わらずでいいですよ。
ナルシェンテ:では明かりを届けるという意味でも私はクゾルの後ろに行こう。
フェリレス:じゃ、僕はクゾルと一緒に2番目だね。
デービィス:よーし、決まったところでレッツゴー!
GM:3分ほど長い階段を降りていきますと開けた場所に出ました。階段までとは打って変わり、明かりが生きていますね。
エゼラ:では明るいんですね、中はどんな様子ですか?
クゾル:明るいなら魂をOFFしておこう。
GM:長方形に伸びた部屋になっています。部屋に入る前には壁に電子板が掛けてありまして、その半分以上が空洞になっており中心から細く通路が伸びています。(地図を書き書き)‥こんな感じね。先には3つの扉が見えますよ。後、手前には左右3つずつ色の違う球体が並んでます。



ナルシェンテ:‥ん? この通路の先に書いてあるのはなんだ?
GM:台座のようなものが見えますがここからでは分かりませんね。
エリオット:扉はジャンプだとか飛行で届きそうですか。
GM:飛行なら届くでしょうが、足場らしきものもありませんね。
デービィス:球体? の情報は?
GM:はい、色は青・赤・黄・緑・白・黒のオーブのようなものが装置に浮かんだ形で置いてあります。
クゾル:動かせそうにない?
GM:押そうとすれば分かりますがびくともしません。
エゼラ:細い通路は一人分の広さなのでしょうか?
GM:はい、なのでナルシェンテは飛んで行くのが一番安全かもしれませんね。
ナルシェンテ:どれくらいの時間がかかるんだ?
GM:扉までは1ラウンドでいいですよ。
ナルシェンテ:うーむ‥全部の扉を行こうとした場合、風の翼が全て使いきる‥‥GM、扉から扉に行く場合も1ラウンドでいいのか?
GM:そうです。
クゾル:どちらにしても最高4ラウンドは使うのか。
デービィス:旦那のリソース減らしか!(くわっ)
フェリレス:このオーブが進む為に必要そうだけど、どう組み合わせりゃいいのやら。
エリオット:扉にヒントはありませんかね。
GM:ああ、それぞれの扉の上に不自然なプレートがありますね。
エゼラ:プレート?
GM:はい、今はグレーになっています。
ナルシェンテ:そういや部屋の入口に電子板があるんだったな。何が書いてある?
GM:魔動機文明語でこう書かれています。
『六つに瞬く精霊は無色の板に宿る。示された精霊に反する標を汝の意思を持って表せ』
ナルシェンテ:リドルか?
エリオット:そんな感じですね。でも内容だけ見るとフェアテみたいですよ。
クゾル:うーむ、どうすればいいのかは分かったが‥。
GM:(いっコロ、いっコロ、いっコロ)えーと、どなたか扉の方を見てます?1、2、6
デービィス:オレはキョロキョロしてると思う。
GM:一人でも向いているなら突然3つの扉の上にあるプレートがスロットのように動き出し、左から赤、黄、緑に変わりました。
デービィス:お?見て、色が出てきたよ!
エリオット:あー‥なるほど。あの色に反するオーブに触れればいいんでしょうか?
フェリレス:これはまぁ、簡単だよね。ごく普通に考えれば青、緑、黄じゃないかな。
デービィス:オレがやるやる!青、緑、黄色っと!
GM:押していきますと、上の色と押した色同士のツートンカラーが扉の外側で光り始めました。
エゼラ:‥‥それだけですか?
GM:それだけですね。
エリオット:‥あ、細い通路の先に何かあるんですよね。行ってみましょう。
GM:行くんですね。そこにはレバーがあります。十字型になってまして、レバーは下に位置しています。
フェリレス:行きたい方向にレバーを動かせばいいんじゃない。
ナルシェンテ:出来れば始めに当たりを引いておきたいな。風の翼は残しておきたいから。
デービィス:でも何のヒントもないからねー、どこか一ヶ所行って様子見るとか必要なんじゃない?
エゼラ:では左へ行ってみましょう。これで当たりの道が見つかるといいんですけど。
GM:左ですね。左へレバーを動かすと装置のある地点から扉までの床が上がり、同時に左側の扉が開きます。
ナルシェンテ:私は風の翼を1ラウンド使用して左へ行こうか。
エリオット:ユピールは飛んで来させますね。
GM:了解です。左の扉に入りますと短い通路になってます、まっすぐな通路で先が広くなっている道と右に曲がる道が見えますね。
クゾル:そんなに距離はないんだな。
GM:はい、まっすぐの通路は曲がる通路より短いですよ。
デービィス:短い方いこーぜ、確認も早いっしょ。
エゼラ:地図も完成させた方がいいんでしょうね、調査ですもんね。
ナルシェンテ:‥あぁ、そうか。そういった所はきちんとしておいた方がいいよな。
エリオット:完成ボーナスとかありますかねー。
デービィス:追加報酬を期待したいっすなぁ。
GM:まっすぐですね。少し開けた場所に出ると、左側に扉が見えます。
フェリレス:扉か。調べものは任せたよ。
デービィス:ほいさ!(コロコロ、コロコロ)ダドマスで罠感知13、カギ10。ちと不安な数値。
GM:罠はないと思いました、カギはかかってないと思うなぁ、くらいですね。
デービィス:罠が分かっているなら恐れることはないぜぇー! ガチャリ。
GM:開けると一瞬、部屋の中にたくさんの人間が積まれているように見えました。
エゼラ:えっ?!(汗)
クゾル:ど、どういう状況だ!?
フェリレス:いや待って、それなら腐臭がするはずだよね。するの?
GM:しないですね。
フェリレス:‥本当に人間かい?
GM:よく見てみるんですね?
デービィス:‥どうして改めて聞くの?
GM:それが私の役目だからです。
エリオット:見ますよ、もちろん。
GM:ではよく見た人だけ分かります。積まれているのは人間ではなく、ルーンフォークのようです。老若男女問わず、割と形が整ったまま積まれていますね。
フェリレス:大丈夫‥かはさておき、これらはルーンフォークみたいだね。
ナルシェンテ:つまりはルーンフォークの死体、ということになるのだろう? ルーンフォークの肉体は腐らないのか?
GM:公式で言及されてないと思うのでGM裁量ですが、腐らないということにさせて頂きます。あくまでも身体は冷たくなるだけです。
デービィス:人形みたいじゃない‥‥(汗)
クゾル:今では人族として認められているというのに、これではあまりにも酷いな。
エゼラ:ルーンフォークの知人がいるとキツいですね‥。
フェリレス:‥誰も動く様子はないんだね? 手近なルーンフォークの脈を測ってみるけど。
GM:動く気配はありませんね。触っただけで氷のように冷たくなってまして、稼働年数は当に越えているようです。
ナルシェンテ:ルーンフォークは寿命が50年ほどだからな。魔動機文明時代に動いていたのなら動けなくなっていても当然だろう。
デービィス:あー‥あの子とか可愛いのに‥。
GM:じゃあそんな目が虚ろな可愛いルーンフォークにじっと見られてる感じがします。
デービィス:ひゃあぁぁい! ここは‥流石に探索するとか言わないよね?
エリオット:ルーンフォークの亡骸しかないみたいですしね。出ましょうか。
エゼラ:そうしましょう。ルーンフォークさんは魂がないと言われていますが‥迷いなく御元へ向かえますように‥お祈りしていきます。
ナルシェンテ:祈りが終えたら出て行こう。
エリオット:次は曲がる通路ですかね。
GM:では途中左に曲がります。間もなくして左側に扉があり、右側にもすぐに行き止まりではありますが道があります。
クゾル:右側には何もないのか?
GM:道自体には何もないですね。但し、行き止まりになっている奥の壁だけが透明になってますよ。壁の向こう側が透けて見えますね。
クゾル:うぉぉぉっ! ファンタースティック!!(壁に飛び付いたらしい)
エリオット:な、なんですかいきなり!(笑)
エゼラ:どの辺りがクゾルの琴線に響いたんでしょうか‥(笑)
クゾル:ブラボー!! 興奮状態で光がチカチカしているぞ(笑)
デービィス:ブラザーが楽しそうにしてるのでオレも見に行く! ビター! ‥‥って何が見えてるの?(笑)
GM:はいはい(笑) 向こう側は随分と空間が広く、手前の右手側に三色のレバーが並ぶ部屋のような所が見えてます。そこから少し穴が細長い床と奥に扉が、その途中の空洞にこういった床らしきものが3つ‥(書きながら)こんな感じで見えてます。
デービィス:‥? ん? これは‥風雲たけし城的な?
ナルシェンテ:ネタが古いぞ(笑)
GM:更にその先には通路のような空間が見えてますね。
フェリレス:怪しいね。
エリオット:怪しいですね。
ナルシェンテ:確かにな(笑) あの先がこの遺跡のゴールかな。
GM:左手側には細い通路が見えてますね、詳しくは地図を参照してください。
エゼラ:‥広くないですか、ここ。
クゾル:ドラグア屋敷とはジャンルが違うなぁ。向こうは階層式だがこちらはワンフロア式。
エゼラ:あー、なるほど。
デービィス:あそこってジャンプで跳べそう?
GM:この場からでははっきりした事は分からないですね。
デービィス:ちぇ、じゃあ扉に入るべ。さっきは恐い思いしちゃったからなぁ。ガチャリ。
ナルシェンテ:おいデービィス、調べなくて良かったのか?(汗)
デービィス:‥‥あ。
GM:特に罠もカギもかかっていなかったようです。あっさり開きました。
フェリレス:雰囲気からしてドラクロア博士とやらが入ってるんだろうから、厳密に未探索という訳ではないんだろうか。
クゾル:遺跡だがお宝はないと見た方がいいんだろうなぁ、残念だ。

中は雑多な物が置かれた倉庫になっていました。
もちろん使える物がある訳もなく。


ナルシェンテ:フェリレスの推測は当たっていそうだな。明らかな人工物もあるようだし。
エゼラ:研究者の方々が泊まり込みで過ごしてらしたんでしょうか?
フェリレス:遺跡の中で? 僕には考えられないね。

倉庫を後にし、初めのフロアへ出る扉の前で相談タイムです。

エリオット:最初のフロアの扉は3ヶ所。位置的には3つのレバーのある部屋が真ん中なはずですよね。
クゾル:作り主がよほどひねくれてなければそうだろうな。
エゼラ:では右の道にナルさんが行くべきですね。あの細い道から奥に繋がるのが自然だと思いますから。
ナルシェンテ:私もそれがいいと思う。レバーを右に倒して貰った後で移動するとしよう。
デービィス:あのさ、オレ思ったんだけど‥この扉って1つ開いたら残りは閉まるんだよね?
ナルシェンテ:ん? ああ、恐らくな。‥‥あ。これは風の翼1回多く使わないといけないな。
エゼラ:え?
エリオット:僕らのいる扉から反対側の扉に行くにしても今は向こうは開いてません。向こうが開いたらこちらは閉まる、と。
エゼラ:ああ! そっか! 通路もなくなっちゃうんですもんね!
ナルシェンテ:この遺跡はそもそもリルドラケンのような体格のある種族が入る構造にはなっていないのだろうな。
クゾル:そのようだな、人間サイズ推奨と見受けられる。‥で、真ん中の部屋には誰が行く?
フェリレス:操作だけなら一人でも良さそうだけどね。どうしようか。
エリオット:せっかくのビーストテイマーです、僕とユピールが行きましょうか。何かが原因で敵が現れたとしても相手にもよりますが何とかなります。ユピールは先手も取れますからね。
エゼラ:デービィスに任せない方がいいと思うので賛成です。
デービィス:ひどいよエゼラたん! オレだって成人した男子、やってやれないことはないはず!
ナルシェンテ:そこはちゃんと出来ると言ってくれ(笑)
クゾル:成人した男子とはなんだったのか(笑)
デービィス:ふっ、男は皆‥少年の心を忘れないのさ(かっこつけてる)
エリオット:物は言い様ですね(笑)
エゼラ:少年の心を忘れないこととは別な話な気がしますけど‥まぁ、いいです。大体デービィスだと一人では行かせられないですよ。何があるか分かりませんからね。
デービィス:ツンデレ入りましたー!
フェリレス:なら任せていいかい? エリオット。
エリオット:ええ、大丈夫です。では様子を見る為にも先に入りますね。

一度オーブのあるフロアまで戻り、真ん中の扉を開いて通路を浮き上がらせました。
そこに入っていくエリオットとユピール。
残りのメンバー達は右の扉へと入っていくことになりました。


GM:さて、右の扉へ入った皆さんは細く短い通路に出ました。すぐ先には扉と左折する通路がありますね。その通路は今いる通路よりも広いです。
ナルシェンテ:私は通れてるんだよな? 左の扉では聞かなかったが。
GM:高さは問題ないんですが幅は窮屈には感じます、が歩けますよ。翼を縮ませたりしていると思ってください。
ナルシェンテ:狭い‥(汗)
クゾル:あれ、旦那。武器は振れるのか?
ナルシェンテ:無理だろうな、とは言え私は蹴りでも攻撃出来るからまだいくらかマシだな。
GM:どういう順で扉に入りました?
デービィス:オレは最初に行ってるんじゃね。スカウトだし。
ナルシェンテ:私は最後だろうな。最初の隊列とあまり変わらないかもしれない。
GM:了解です。左手側の通路から稼働音がしますよ。
遠くのエリオット:あ、そっち来ましたね(笑)
フェリレス:関係ないからって楽しそうに(笑)
デービィス:ちらっと見るよ。どなたがいらっしゃるのかしらウフフ。
GM:うーんとね、二足歩行の魔動機械ですね。身長は2mほど。人型というまではいかないですが手足があってガションガション動いてる後ろ姿が見えます。1体ですね。
デービィス:うーむ、ワカラナイ!
エゼラ:私も分からないです!
GM:まあまあ、目標値は10ですから。一番前の二人、振ってごらん。
デービィス:(コロコロ)出たし! 10!
エゼラ:(コロコロ)ハッ、出ました! 11です!
クゾル:やるなぁ、二人共。
GM:ならばガーウィだと分かりました。ちなみにガーウィがいる通路は長く、真ん中辺りにいますね。
フェリレス:向こうは気付いてなさそう?
GM:そうですね、気付いてはいなさそうです。
ナルシェンテ:なんだ、どうしたんだ? 私が確認しようとしたら皆を押し出してしまうな(笑)
エゼラ:相手は一体ですから押し切りますか?
フェリレス:どちらにしても倒さなきゃいけないならそれでもいいんじゃないかな。ただし接近戦闘はエゼラとデービィスに任せることになるけど、平気?
デービィス:オレも避けられるし、ばっちこーい!
エゼラ:はい、私も問題はありません。
ナルシェンテ:すまないな。今回は見ているだけだ。
遠くのエリオット:頑張ってくださいねー、二人共。
デービィス:離れてるのよね、ここから撃てるかな?
GM:危険感知という不意討ち判定ですね、成功したら先攻ということで撃ってもいいですよ。目標値は13です。
デービィス:おー、おっけー。(コロコロ)ふふっ、6ゾロだぜ?
エゼラ:デービィスが‥!(笑)
クゾル:ブラザーの覚醒ハンパないな!
GM:なら不意討ち出来ましたね、どうぞ。そちらから行動してください。距離はざっと7mほどです。あ、今のタイミングで後ろのセージ持ちの人は魔物知識判定しておいて下さいね。
クゾル:(コロコロ)14、弱点抜けたな、雷ダメージ+3点だ。
ナルシェンテ:では私が≪神速の構え≫を叫んで終了だ。
デービィス:Hey! 3mほど制限移動をしてから≪シューターロール≫!(いっコロ)[6]‥ろく!? ラッキーだぜぇぇ!
遠くのエリオット:‥彼、確実に死亡フラグの道を歩んでる気がしますね(笑)
デービィス:めっ! オレは覚醒なうだから死亡フラグじゃないさ! サンダーショットー(コロコロ)18!(コロコロ)17点だよー。
エゼラ:刃物で回らない相手は苦手です‥!≪エンチャントルーン−スルポール≫を発動し、ガーウィに接敵。(コロコロ)18で物理が11点と雷ダメージ4点です。
GM:あいたた、残り7点です。
クゾル:今だ! 俺も前に出る!
フェリレス:え、大丈夫?
クゾル:1点残る可能性もあるが追加ダメは8あるし・・・出目が良ければそのまま倒せる。駄目だったらすまん(笑) 移動して乱戦エリアに入るぞ(コロコロ)16で攻撃して‥13点だ!
ナルシェンテ:(計算して)大丈夫、その一撃で倒れたな。
GM:戦闘にもならんわね‥。

挙げ句、一番良い戦利品も持っていかれました(笑)

遠くのエリオット:魔動部品ですか、良い戦利品でしたね。
ナルシェンテ:長く稼働していたのだろうに長持ちしていたんだな。
デービィス:わーい、300ガメルだー(部品をお手玉しているらしい)
クゾル:いやぁ、初めて前に出たがいけるものだな。
エゼラ:クゾルって追加ダメージ自体、私と変わらないんですよ。悔しいです。
ナルシェンテ:我々斬撃系は魔法生物とは相性がよくなかったからな。仕方ない。
GM:(偶然の産物だったんだが、一番の脅威はそこだしねぇ)

次の脅威は魔法ダメージソースのデービィスです。
今回はデービィスが戦闘で活躍していたので刃物組にも活躍の機会をあげたいですね。




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