脳内リプレイ

その1


インターバルは実はいらなかったんじゃ‥一緒にやればいいんじゃないの? と一瞬揺らぎながらも迎えてしまった第2回。
今度こそリベンジ出来るのか、そして用意していたものが出せるのか!(笑)


GM:お待たせしました、第2回のセッションになります。早速成長報告からお願いしましょうかね。
エゼラ:はい、エゼラ・オーゼルタです。成長したのは筋力、15になったの。上がった技能は流石になかったわ。
ナルシェンテ:ナルシェンテ・バルクスだ、成長したのは敏捷で16。腕輪を購入して18にしたよ。上げた技能はエンハンサーとアルケミストを1ずつ。覚えたのはキャッツアイとパラライズミストだ。
GM:一気に来たわね・・・(汗)
ナルシェンテ:あとはパラミスに必要な緑のBカードを40枚ほど。回避は10になったかな。
クゾル:風の翼使ったら11か、高いな。
ナルシェンテ:私は防護が低いからな、これくらいの回避は欲しいかなと。
デービィス:旦那がオレに迫ってくる!? つー訳でデービィス・クク・ララ・リス。成長したのは生命力だよ、22! ちょっぴりHPも伸びた! 経験点は保留ね、いじょ!
クゾル:ラスト、クゾル・クリゾベニア。上がったのは精神力で31だ。
エゼラ:う、羨ましいです・・・!
クゾル:そしてジオマンサーを5に。使えるようにした真語魔法は<トランスレイト>と<ウェポンマスター>だ。覚えた戦闘特技は≪MP軽減/風水≫、この取り方は出来ていいんだよな?
GM:はい、風水魔法ということなので魔法技能の一つですし、アリとします。ところでデービィスはダードマスターの追加戦闘特技は確認しました?
デービィス:うん、≪表の裏は未来を示す≫はディール用で出た出目をひっくり返せるってやつで『鏡に映る過去』は1回目以降にダイスを振って一つ前の数値に戻せるってやつね。
ナルシェンテ:おお、随分と幅広くなったな。
デービィス:でもこれやってからバストしたらオレだけでなくて皆も食らっちゃうのよねー、助かるんだけどさー。
GM:両方共宣言アリなので気をつけて下さい。
ナルシェンテ:そういや、ブレイドで和刀使えるようになったんだって?
GM:あ、はい(汗)  使えるようになったみたいです。
ナルシェンテ:気になってたんだよなぁ、作った当時はソードしか書いてなかったし。
GM:やっぱり気になりますよねー?(汗) なので、もし使いたいものがあればその差額分を払ってもらう形でありにしたいと思います。
ナルシェンテ:それは嬉しいな、なら‥これを+1で。
GM:了解です。ではまだ持っていないということでお願いします。イベント挟みたいと思いますので。では本筋に入る前に振り返ってみましょうかね。
エゼラ:私の師でもある第3インセイレヴ騎士団団長であるアヴレス・ルアロン様から自身の領地で発見された遺跡への調査を頼まれました。
デービィス:そこで運命の出会いをするオレら、まさかの兄弟と!
クゾル:苛烈な争いの中、芽生える友情!
ナルシェンテ:初めの内にそんな出来事があったか?(笑)
エゼラ:ナイゼルというグラスランナーさんに案内されて入ったのは良かったのですが、そこでドレイク達と剣を交えました。あの人達なんだったんでしょうね?
ナルシェンテ:確かにな、他にやるべき事があったみたいだが・・・結局分からなかったな。
デービィス:マグノリア、だっけ。あのおねーさんの名前。
クゾル:確かそんな名前だったな。んで、地下に行ったら俺とエゼラが穴に落ちた。
エゼラ:そ、そこは必要ない振り返りだったはずですっ!(汗)
デービィス:いや、重要だよぉ(笑)
エゼラ:も〜〜っ!(恥ずかしくなったらしい)
ナルシェンテ:地下に行って出会ったのは一体のゴーレムだったな。あいつは強かった。
クゾル:ドラゴニアなんちゃらだな、おかげで俺が1回死んだし。
デービィス:あれは大変だったな・・・俺の半身が失われるところだった・・・!
クゾル:そこまで思っていてくれていたのか・・・ブラザー・・・!(じーん)
エゼラ:(スルー)団長にお願いして生き返らせて頂けましたが、本当に良かったですよね。遺跡探索に関しては納得のいかないところもありますけど。
GM:補足になりますが遺跡を再探索するにあたって、人が足りないだろうということでこちらで人を集めておくと団長から言われています。
デービィス:お、マジで。
クゾル:俺達で集めても良かったけどな、おかげで生き返れた身としては。
GM:蘇生したばかりというのもあって、それまで養生してくれという意味もあります。
ナルシェンテ:あ、その蘇生費のことなんだが・・・貰った報酬でどうにか払えそうだし、払おうかと思うんだが・・・どうだろう。
クゾル:それは思ってたんだ、紹介だけでも有り難いしな。
デービィス:まぁなー・・・ていうか騎士団に貸しを作っておくのは如何なもんかとオレも思う。
エゼラ:そうですか? ‥確かに団長にはご迷惑かけてしまいましたし、費用はせめてこちらで持たないと。
GM:そういうことなら各自相談してそれぞれ減らしておいて下さいね。
ナルシェンテ:・・・あ、しまったな。手持ち金額がギリギリか。自分から言い出したのに(汗)
クゾル:なら俺が余裕あるから旦那の分を少し払う形で。
エゼラ:一人2500よね? 私はその分出してもまた少し余裕があるから平気よ。
デービィス:オレもー! ・・・あ、そういやさ。遺跡で見つけた中に売れそうなものなかった? 地脈の力を感じるっていう宝石2つと煙管5本セット、あと牙みたいなやつ。これだけでもざっと5200ガメルにはなるはずだった!
GM:あとは魔動機文明時代の書物3冊でしたね。煙管はともかく他の物は詳細が分からなかったんですよね、どこかで鑑定してもらいます?
エゼラ:それなら元々遺跡にあった物ですし、見て頂いたらいいのでは?
ナルシェンテ:何か重要な物があるかもしれないしな、特に書物は。
GM:そういう事ならこの間に調べた事にしましょうか。書物に関しては3冊ともドラクロア博士の研究資料や日記でした。さっと分かった限りでも竜に連なるであろう生き物の生体研究をして、竜の強大な力を調べていたようです。
クゾル:それで地下にいたというドラゴニアなんちゃらがいたのか。
デービィス:生体研究っつーことは遠慮とかなさげ?
GM:ないみたいですね、とても大きな声では言えない程非人道的な事を多くしていたようです。これらの書物はもう少し解析が必要なので騎士団の方で買い取りたいと言ってます。
ナルシェンテ:ふむ、ちなみにいくらほどで?
GM:1冊1000ガメル、合計して3000ガメルです。
デービィス:‥結構価値があるわね。
GM:遺物でもありますからね。それにきちんと読めるものですから自然に価値は上がります。
クゾル:なるほど。それは他でも変わらない値段なのか?
GM:大体は。
エゼラ:私は騎士団に買い取ってもらう方向でいいと思います。
クゾル:そうだな、現状で特に売る相手を変える必要はないか。
GM:んで、正体不明の牙っぽいものですが、これは魔術によって特殊加工された竜の牙です。
デービィス:どーゆうことです?
GM:簡単に言えば操霊術師がゴーレムを作る際の材料になるんじゃないかって感じの。
クゾル:あーそういうことか。‥ん、そんなゴーレムは作れないはずだよな?
ナルシェンテ:うん、作れないな。実際に作れるのか?
GM:何せ未発見なゴーレムなのでこの牙を元にして作成可能なのかはまだ分かりません。通常通りの魔術で行使が可能かも分からない、そんな状況です。
デービィス:じゃ、それもオレらに関係なくね? コンジャラーもいないし、使えるかも分からないなら持ってても仕方ないし。
ナルシェンテ:そうだな、私もあまり見ていたくはない代物だ。
GM:では竜の牙も売るということでいいんですね。
エゼラ:はい。
GM:地脈を感じる二つの玉ですが、これは魔動機文明時代の物ではなかったみたいですね。
クゾル:‥やはりか、これだけは異質な雰囲気だったんだよな。
エゼラ:どのくらいの時代のものなんでしょう?
GM:まだ確定出来ていませんが、魔法文明時代の物ではないかと推測されていますね。そしてこれだけでは役目がないと言いますか、何か意味があるものではないかという結果です。
デービィス:意味ねぇ? なんだろ? もうオレには分かんないからうたた寝するわ(笑)
クゾル:ブラザー、もう少し考えてもいいんじゃないか(笑)
ナルシェンテ:それ以上は分からない様子か?
GM:そうですね、玉だけで分かったのはそれくらいでした。地下で探索した際に分かるかもしれないのでと返却されます。分からなかった場合は買い取りでもいいみたいですね。
クゾル:では預かっておこうか。俺が持っておくよ。
エゼラ:お願いしますね、クゾル。
GM:では2200ガメルと本3冊で‥5200ガメルになりますね。4人で分けておいて下さい。

一人1300ガメルとなりました。

GM:前回残った件はこれで片付いたかな? では新しいメンバーを呼びましょうかね。
デービィス:待ってた−!
エリオット:どうも、恐らく一番予想されていたであろうエリオットです。
エゼラ:わー、やっぱりエリオットさんだったんですね!
エリオット:えぇ、折角ということでしたからね。ではスペックをば、名前はエリオット・エレハイム・カシュオーン。ドレイクの男性です、技能はコンジャラー5、ビーストテイマー5、フェトル神のプリースト4、セージ1です。戦闘特技は魔法誘導、防具習熟A/非金属、マルチアクションです。
エゼラ:あ、同じフェトルさまなんですね。
ナルシェンテ:ビーストテイマーか、という事は獣を連れているのか?
エリオット:えぇ、連れていますよ。現在3体いまして主にグレイリンクスの女の子、エナを連れてます。
デービィス:お、にゃんにゃーん! にゃんにゃーん!
エリオット:あぁ、ですが警戒心が強い子なので迂闊に近寄ると‥‥。
デービィス:バリバリッ、うぎゃーー?!(引っ掛かれたらしい)
クゾル:南無‥ブラザー、強く生きるのだぞ。
GM:そして、この人ですよ。
フェリレス:はーい。
ナルシェンテ:―――!!?
クゾル:な、なんだってー!?
エゼラ:え、この人はいいんですか?!
デービィス:わーい、綺麗なおねーさんだー!!
ナルシェンテ:そっちは喜んでるし!(笑)
エリオット:はっはっは、カオスですねぇ。
フェリレス:そんなに驚くことかい?
エゼラ:だって驚くに決まってるじゃない!
デービィス:いえーい。美人キター!
フェリレス:僕、男だけど。
デービィス:いえーい! 美人キター!
フェリレス:‥対応が変わらないんだけど、どうするべきかな。
エリオット:放っておくのが正解かと(きっぱり)
クゾル:一応聞くけどGM、大丈夫なのか?
GM:大丈夫ですよ、だって4人の前に2人で導入しましたし。
エゼラ:なら‥いいですけど。
エリオット:やっぱりこういう混沌とした空間になりますよねぇ。
クゾル:‥なんだろう、エリオットさんもさりげなく危険性がある気がしてる俺がいる(笑)
フェリレス:気を付けた方がいい、彼は黒いよ(笑)
エリオット:何を言っているか分からないですねー(笑)
フェリレス:じゃあ、いいかな。フェリレス・エシェンタール、シルバーテイルの女性だよ。
エゼラ:あの、シルバーテイルって?
GM:オリジナル種族の一つである狐の獣人です、美男美女で有名でして50年に一度、尾が1本ずつ増えていき美しさも増していきます。寿命で死ぬことはないと言われる程、不老でも知られていますね。
フェリレス:見た目は金毛の尾を1本持っているよ。技能はソードメイジ5、ニールダのプリースト5、スカウト3、セージ2。戦闘特技は魔法拡大/数、魔力撃、剣魔合体。自動習得で剣魔召喚。
デービィス:ソードメイジ?
GM:剣を呼び出し操る術師のことです、魔法なんですが剣が攻撃するので属性は全て斬撃となっています。補助なども出来るので使い方に慣れれば便利ですよ。
フェリレス:仲間のMPを癒してあげることも出来るからね、召喚した剣魔はいなくなるけど。それはまた呼び出せばいいし。
クゾル:ハッ、それは助かる!
エゼラ:確かに助かりますね!
フェリレス:僕自身は戦闘能力はないけど近づかれなければ‥平気かな。
デービィス:初めての回避出来ない人がきた!
エリオット:その辺りは僕のエナもいるし、フォローは出来るんじゃないですかね。
フェリレス:剣でガードさせることも可能だからね、場合によってはなかなかに忙しくなるかな?
エゼラ:そうですね、こちらこそご迷惑おかけしそうです。
フェリレス:‥うちの娘も今はこのくらいなのか、としみじみしてしまうな。
デービィス:むす‥‥え? ‥‥ママなの?
フェリレス:あぁ、一人娘がいるよ。ミアキスだけどね。
ナルシェンテ:血の繋がっていない娘さんか、訳ありだな。
フェリレス:一人でウロウロしていた娘を拾っただけなんだけどね、そんなに重くはないよ。エリオットに比べたら。
クゾル:ドレイクだしなぁ、設定的にも主人公位置なんじゃないか?
エリオット:え? いやいや、ちょっと複雑なだけですよ。

エリオットさんの設定は「その0」でご確認下さい。

GM:では本編に行きましょうか。皆さんはダーレスブルグ内なら何処に居ても大丈夫ですよ。
デービィス:じゃあ牢屋の中。
ナルシェンテ:何があったお前の身に!?(笑)
クゾル:ブラザーが捕まった!
エゼラ:きっとセクハラして反省しなさいって入れられたんでしょ。
デービィス:や、やめてエゼラたん。そんな冷たい目で見ないで!
フェリレス:あぁ、彼はそういうポジションか。
エリオット:これだからグラランは‥とは言え、グラランがするのは何事も軽いイメージなんですがね。
クゾル:ブラザーは悪くない! 悪くないんだ! ただスパッツとショートパンツのどちらにセクシーさを感じるか、熱く語っていただけなんだ!
エリオット:それで牢屋に入れられるとか、どんだけですか(笑)
フェリレス:もしそんな調子でうちの娘にセクハラまがいな事をしたら‥‥分かってるね?(低いトーン)
デービィス:も、もろちn‥もちろんさ!
ナルシェンテ:お前‥まだ今なら間に合うはずだぞ? 牢屋にいるのか?(汗)
GM:面白いからデービィスは牢屋スタートね(笑)
デービィス:拾われた!?
エゼラ:じゃあ私が突き出したことにします(笑)
クゾル:更に発展した!?
GM:出て来てもらわないと困るんでデービィスからやりましょうか。入れられたと言っても昨日の夜から今日の朝までになります。エリオットやフェリレスからすると終わってから1日経過、エゼラ達は4日程経過してると思って下さい。
エゼラ:了解です。
GM:今は朝6時くらいでしょうか。
デービィス:くかー、くかー(大の字)
フェリレス:よく眠れるね(笑)
クゾル:ある意味大きい男だろ、ブラザーは(何故か自慢気)
ナルシェンテ:ただ何も考えてないだけという気もするな‥‥。
デービィス:牢屋なんてなかなか入れないから楽しいんだよ!
エリオット:これがグラスランナーの魂ですか、恐ろしい(笑)
エゼラ:少しは反省してくれたらいいんですけど‥その様子が感じられないですね(苦笑)
GM:何処の牢屋に入れられてるんだろ、第3インセイレヴ騎士団かな。エゼラが連れてきたし。騎士団の兵士が降りて来て「おーい、起きろー」と起こされますよ。
デービィス:うーん、むにゃむにゃ‥ぴっちり派の気持ちも分かるぜぇ‥‥むにゃむにゃ。
エゼラ:なんの話してるんですか!(笑)
GM:「おーい!朝だぞ、起きろー!」とデービィスの牢屋のドアをがしゃんがしゃんされてます。
デービィス:うー‥? あれぇ?ここはどこだっけ? お兄さん、おはようー。
GM:「のんきだなー‥お前。もう出ていいぞ」とドアを開けてくれますよ。
デービィス:あ、いいの? ちょっと寒いけど楽しかったなー。
エリオット:反省どころか、これはまた来たいとか言い出しそうなレベルですよ(笑)
デービィス:流石にもう一度はー‥まぁ、いっか! じゃあ牢屋から出るよ。
GM:「なんだ、同じ男として気持ちは分からんでもないが‥今度はセクハラして牢屋に入れられるなんてないようにしろよ」と苦笑気味。この兵士さんもエゼラがやってきた時を知ってるみたいです。
エゼラ:だいぶ顔が真っ赤だったと思います、怒りと恥ずかしさで(笑)
GM:「あのエゼラちゃんがあんなに怒った所もなかなか見ないし、あまり怒らせないようにな」
デービィス:えへへ☆ 出来るだけ頑張るよ、‥たぶんきっと。
ナルシェンテ:どんどんと頑張る可能性が下がっていくな(笑)
クゾル:最終的には『だといいな』まで下がるんだな(笑)
GM:あとな、と付け加えて「エゼラ達に今日の昼前には来るように伝えてくれないかな?」
デービィス:お? お手伝いしてくれる人達と会えるんだ、分かったー! 伝えておくー! よし、秋雨の囁き亭に戻るぜ!(きりっ)
フェリレス:なに、そのやりきった顔。
GM:まだ始まったばかりですよ?


それぞれのスタート


GM:では次、エゼラにしましょうか。エゼラは宿ですか?
エゼラ:いえ、私は孤児院で過ごすと思います。朝になったら宿へ向かいますけど。
GM:孤児院は一週間程前にルアロン家に買い取られました。以前と比べてだいぶ見れるようになりましたね、壁に穴も無くなりましたし割れてるガラスもなくなりましたし、安定した暮らしが保障されるようになりました。
エゼラ:団長に何気なく話したら次の日には買い取られていた、という事件ですね(笑)
ナルシェンテ:事件なのか(笑)
エゼラ:孤児院で幼い弟や妹達を見てくれているのはエルフのシスター様なんですけど、人を疑うことを知らない人なんです。3年以上前には若い神父がいましたけど、少ない蓄えを持っていなくなりましたし。だからまた口車に引っ掛からないといいな‥って。
フェリレス:シスターか、ちなみに信仰は?
GM:一応リルズ様の神像は祀ってありますよ。
エゼラ:若い神父にお金を持ち逃げされたあと、孤児院が存続出来なくなりそうになったことがあって‥そこをたまたまいらっしゃった妖精のリルズの神官様と人間の女性剣士の方に助けて頂きました。
クゾル:‥それって‥。
ナルシェンテ:商人兼冒険者のオーヴェルと護衛の傭兵セライナお嬢か。
エリオット:お嬢? お知り合いですか?
ナルシェンテ:彼女の父親が団長をしていた傭兵団に昔所属していたことがあってな、その時まだ小さいお嬢さんと会ったことがあるんだ。
エゼラ:同じ女の子なのにすごいなって思いましたよ、だから私も頑張ろうって思ったんです。
GM:シスターは「エゼラ、無理してはだめですからね〜?」とのんびりした口調で送ってくれますよ。
エゼラ:はい、分かってます。シスター。
GM:孤児院の中で比較的年上の子達も何人か既に起きているので一緒に送ってくれます。「エゼラおねーちゃん、いってらっしゃい」「気をつけてね、怪我しないでね」
エゼラ:いってくるね、うーん‥怪我は断言出来ないけど出来る限り頑張ってみる。皆もシスターのこと、お願いね。
GM:「うん、シスターあぶなかっしいもんね!(笑)」
クゾル:保護者なのに心配されてるぞ(笑)
デービィス:でも子供の方が割としっかりしてそうだよな(笑)
エゼラ:でもシスターは皆に慕われてますよ、まっすぐな人柄が皆にも伝わっているみたいで。
ナルシェンテ:信頼関係が見て分かるのはいいことだ。
フェリレス:そこにうちの娘いないよね?(真剣)
GM:いないです(笑) シスターはそれを聞いて「みんな立派に大きくなって‥うふふ」と嬉しそうにしてますが。
エゼラ:あ、やっぱり伝わってない(笑)
エリオット:長寿の種族って割とのんびりした方が多いですけど、のんびりしすぎでしょう(笑)
GM:でもこのシスター、過去に自殺しようとしてるんですよ。そこを現在失踪という名の旅に出ている若い神父に助けられて、こうしてシスターをしているんですけども。
エリオット:何があったんですかシスター!(驚愕)
デービィス:この性格のお嬢さんだろ‥? 男かなぁ‥。
フェリレス:ああ、軽い男に引っ掛かって騙されたと?
ナルシェンテ:綺麗なご婦人なのか?
GM:はい、とても綺麗な女性ですよ。性格もあいまって一部では聖母様とか言われたりしているそうです。
エゼラ:シスターは未だにいなくなった神父のことを信じてるみたいですし、大抵良い人ですからね‥。常に私やレヴスがいる時ならまだしも、弟や妹達もまだ小さいから不安です。
デービィス:レヴス? そんなゲームあったな(笑)
クゾル:懐かしいが違うだろ(笑)
エゼラ:孤児院の中では私の次に年上のナイトメアの男の子です、腕っぷしも強かったので頼りになる子だったんです。
フェリレス:今はいないようだけど?
エゼラ:えぇ、突然「強くなる」って言って孤児院を抜けたきり連絡もなくて‥。
GM:それならシスターから昨日の昼に来た、と教えてもらえますよ。
エゼラ:じゃあ昨日の夜には知っていていいですか?
GM:いいですよ、どうやらお世話になっていた冒険者と一緒に来たとシスターは言っていましたね。エゼラに会えなかったのは残念そうにしてましたよ、とシスターがニコニコしてました。
エゼラ:ダーレスブルグにいるなら会えそうなんだけど‥冒険者の方にお世話になっているなら宿とか聞いてないですか?
GM:それならばレヴスが今はここで世話になってる、と教えてくれたことにしましょうか。『架け橋の絆亭』という比較的新しい宿ですね。場所はレヴスからは言わなかったそうですが、青い髪のルーンフォークがメモを残してくれました。
エリオット:大体、性格が分かりますねぇ(ニヤニヤ)
クゾル:素直になれない子なんだろうなぁ。
エゼラ:‥じゃあ、行ってみようかな。シスター達に手を振りながらメモを片手に向かいます。
GM:丁寧な上にエゼラは地元民なのですぐに分かりますよ、1年くらい前には普通の食堂で鍛冶屋とくっついていた少し変わった所でした。
ナルシェンテ:それは‥武器なんかを手入れしてくれていたのか?
GM:えぇ、ご主人しか行う人がいなかったので食べていってくれたお客さんへのサービス、として行っていたことがありました。
デービィス:なんでなくなったわけ?
GM:そこは夫婦でやっていたんですが、冒険者をしていた息子さんが仕事から帰ってきたんです。んでもっとのんびりとした場所で両親と暮らしていきたいと言ったそうで、旦那さんの妹さんに土地を譲ったんだそうです。
フェリレス:なるほど、それなら確かに新しい店の訳だ。
GM:立地条件はいい所なんですよ。
エゼラ:あのー、ごめんくださーい。とりあえず入りますけど‥どんな感じでしょう?
GM:「いらっしゃい!」とわりかしお客さんは入っているようですね。カウンターにドワーフの女性がいます。
エゼラ:おかみさんでしょうか? あのすいません、こちらにレヴスという男の子がお世話になっていると聞きまして。私、エゼラ・オーゼルタと言います。
GM:「レヴス? あぁ、いるよ。ちょっと待っててね」と裏の方へ呼びに行ってくれました。少ししてからおかみさんが戻ってきて「今来るから待ってておくれ」と。
エゼラ:あ、はい。ありがとうございます。
GM:しばらくして「なんであんたも来るんだよ」という聞き慣れた声と「おや、いいじゃないですか。休憩なんですから」と若い男性の声が聞こえてきます。
エゼラ:なんだか緊張してきた‥(笑)
フェリレス:どれくらい会ってないの?
エゼラ:確実に1年半は会ってないですね、声からして元気にはしてそうだけど。
GM:顔を出した少年と目が合いますよ、あの頃よりも少し大人っぽくなったレヴスですね。「‥よう」とちょっと気まずそう。
エゼラ:レヴス!良かった‥元気そうで。シスターから聞いて一目でも、と思って。
GM/レヴス:「悪い‥心配かけて」
エゼラ:本当よ、あなたがいなくなってから大変だったんだから。力仕事とか変な人を追い払うとか、女子供だと舐められるし‥おかげでこうして強くなろうと思えたけど。
クゾル:畳み掛けたな(笑)
GM:勢いに負けたのかレヴスも素直に「ごめん」と頭を下げます。その後ろから青い髪の男性が様子を伺ってますね、ルーンフォークです。
エゼラ:あっ、もしかしてこのメモを置いていってくれた方ですか?
GM:「はい、そうですよ」と男性はにっこり。「おかしいと思ったら、あんたか!」とレヴスはつっかかりますが気にする風もなく「おや、レヴス君だって会えなくて残念そうにしてたじゃないですか」と反撃。
エゼラ:わざわざ気を使って頂いてありがとうございます、おかげで再会出来ました。エゼラと言います。
GM:「いいえ、お気になさらず。僕はアルレーンと申します、どうぞアルとお呼びください」
エゼラ:アルさんですね、よろしくお願いします。
GM:レヴスは「あのさ、孤児院‥どうなってんだ? すげぇ立派になってたんだけど」と聞いてきますよ。
エゼラ:シスターに聞いたんじゃないの?
GM:弟妹達もいて聞く機会がなかったみたいですね、あとシスターに聞いてもぼんやりした答えが返ってくるのはレヴスも知ってるので(笑)
クゾル:おい、シスター本気でダメじゃないか(笑)
エリオット:完全にエゼラとレヴスの二人がシスターの保護者してません?
エゼラ:えーと、正式ではないけど今は第3インセイレヴ騎士団でお世話になってて‥アヴレス団長とたまたま孤児院の話をしていたら、翌日にはルアロン家の所有地になってたみたいで。
GM:「あぁ、その格好ルーンフェンサーの装束ですものね」とアルレーンが頷いてます。「‥大丈夫なんだろうな?」とレヴスは不安そうにしてます。
エゼラ:大丈夫、ですよね?
GM:エゼラが詳細を団長に聞いた際に、「本来なら国がもう少しフォローすべきことなのだろうが、国が出来ないならせめて俺がやらねばと思ってね」と団長が答えてくれてますよ。「孤児院は現存させる、これで妙なちょっかいは来ないだろうし。申し訳なかったな」とも言っていたのを思い出していいですよ。
エゼラ:じゃあ、そのことをレヴスに伝えます。団長は悪い人じゃないのよ、孤児院を守ってくれたのって。
デービィス:団長さまどんだけなのよ。
GM:ルアロン家は遥か昔になりますが、一時的にダーレスブルグの王座に就いていた者がいた程の大きな家系なんですよ。
デービィス:マジでデカイやん!
エゼラ:え、そうなんですか!(汗)
GM:そうですよ、だから割とすごい人なんですからね? ちなみにその事は歴史書にも書いてありますよ。
フェリレス:けれど何故ルアロン家が王座に就くことになったわけ?
GM:当時、将来の王となる子が生まれてすぐに謎の死を遂げたり、死産が続いたことがありました。王は王妃様一筋の方だったので妾もいませんでしたから他の子もいませんでしたし、そういった不幸が続いて呪いを掛けられているのではないかという噂が広まったのです。王妃様だけでなく王も精神的に参ってしまい、政にまで影響が出たのだとか。その状況を打破すべく、王自ら呪いの解呪策を探す間、ルアロン家の当時の当主に預けていたと言われてますね。魔法を扱う者が王としてふさわしいという風潮もありましたし。
エリオット:つまり魔法文明時代ですか‥?(汗)
ナルシェンテ:ということは王家の血筋は流れてるのか?
GM:薄いですがあるのかもしれませんね。ちなみにレヴスはエゼラの言葉に納得してくれたみたいですよ、「お前が言うなら‥」と。
エゼラ:うん、ありがと。でも思ったよりも元気で良かった。もっと不健康なんじゃと思ってたし。本当ならもっと話していたいけどあんまり長居してもいけないし、そろそろ行かないと。
GM:「もう行くのか?」レヴスも少しそわそわしてますが。
エゼラ:え? うん。あまり皆を待たせても悪いしね。
デービィス:(ピンときた)ほほう?
クゾル:(同じく)ははぁん?
GM:アルレーンがわざとらしく「おや、あれ渡さなくていいんですか?」と言ってニヤニヤしてます(笑)
フェリレス:ルーンフォークらしからぬ人だね(笑)
エゼラ:え? なに?
GM:「アルさん、あんた本当にルーンフォークかよ‥」「もちろん、100%ルーンフォークですとも」ぶつぶつ言いながらも彼に似合わない小さな袋をはいと渡してくれますよ。
エゼラ:私に? いいの? 開けてもいい?
GM:「‥あぁ」少し恥ずかしげですね。‥袋を開けると折り畳まれた一枚の紙と小さな指輪が入ってます。エゼラはこの指輪に見覚えがありますよ。
エゼラ:え?
GM:「‥ほら、前にいいなぁって言ってただろ」と声は小さくなってます。
エゼラ:まだ冒険者とかになる前にアクセサリー屋さんで見てたものでしょうか? 当然、当時は余裕がなかったのでウィンドウショッピングで満足してましたけど。
フェリレス:へぇ、彼はその時のことを覚えてた訳か。
エリオット:いい子じゃないですか、レヴス君。
エゼラ:もう買われて無くなってるかなって思ってました。ありがとうレヴス、これ大事にするね。ギュッてしてます。
GM:「うん、喜んでくれたなら良かったよ」レヴス君の照れ隠しっぷりも全開です。その横でつっつきたそうにしてるけど必死に我慢した様子のアルレーンがいる訳ですが(笑)
デービィス:分かる! 分かるよ! なんでオレ牢屋なんかにいたんだー!?(じたばた)
クゾル:自分で言い出したんだぞ、ブラザー(笑)
ナルシェンテ:青春、だな。

指輪は100ガメルほどの細かな装飾の入った指輪です。
特に変わった効果はありません。
それでもエゼラは装備欄へと嬉しそうに書いておりました。


エゼラ:この指輪は外しません、お守りにします! ニコニコしながら宿へ向かいますね。
GM:では次、ナルシェンテにしましょうか。どこにいます?
ナルシェンテ:私か、恐らく宿にいるんじゃないかな。クゾルも気になるし。
クゾル:俺も宿で大人しくしているぞ?
GM:では二人一緒にしましょうか。時刻は大体同じと思って下さい。
ナルシェンテ:分かった。私はもう起きて食事でもしていよう。
クゾル:では俺も起きて食事‥の匂いを堪能していよう。クンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカ(笑)
ナルシェンテ:もうすっかり大丈夫そうだな(笑)
クゾル:クンカクンカぴんクンカクンカクンカしゃんクンカしてるぞ?
フェリレス:嗅ぐのか喋るのかどっちかにしたらどう?(笑)
GM:そんな感じに朝食を楽しんでますと、ナルシェンテはふと自分が愛用している剣を思い出します。長く使っているなぁ、と。
ナルシェンテ:確かに‥ずっと使い続けてきた得物だからな。食事の手を止めておもむろにグレートソード+1を手にしてしまうかな。
クゾル:うん? どうしたんだ?
ナルシェンテ:この剣は私が若い頃から振っていた武器でな、不意に懐かしく感じてしまって。
クゾル:愛着のある武器、という事だな?
ナルシェンテ:ああ、思い出もある武器だ。今では随分ガタが来てしまっているがな‥。気を使っているつもりだが、どうやっても古くなってしまうし。
クゾル:物は使えば壊れてしまうものだからな、それは仕方なかろう。
エリオット:先にオチが来ているせいか、最後はえらく渋いですね(笑)
デービィス:オチでーす(笑)
フェリレス:ちゃんと自分のことを理解してるね、偉い偉い(笑)
GM:そんな会話をしていますと一人のお客さんが宿に入ってきました。そして「ナルシェンテさん!ようやく見つけた!」と男性が近付いてきます。
ナルシェンテ:ん? 私の知人か?
クゾル:どんな人物だ?
GM:すらっとした長身のシャドウの男性です、背中に武器を背負ってますね。ちなみにナルシェンテは知ってますよ。昔所属していた傭兵団の斥候であるシャドウのジルガという人です、ナルさんが在籍していた頃にもいました。
ナルシェンテ:おぉ、ジルガじゃないか! 久しいな、元気だったか?
GM/ジルガ:「えぇ、おかげ様でどうにか元気でやれています。ナルさんもお元気そうで何よりです」と挨拶を済ませてから「ナルさんを探していたんですよ」
ナルシェンテ:私を? 何故?
クゾル:おぉ、知り合いか?
ナルシェンテ:あぁ、昔に所属していた傭兵団の同胞だ。
GM:クゾルへ一礼してから「‥今、この方の護衛を?」
ナルシェンテ:いや、今は冒険者‥になるのかな?
エゼラ:疑問なんですか?
ナルシェンテ:なったばかりだしなぁ、今なりつつあるのかな? と私は思ってるから。
エゼラ:あ、なるほど。
GM:「貴方が冒険者‥意外ですね。あぁ、それでなんですが‥」ジルガは少し言い淀んでから「団長が‥亡くなられました」
ナルシェンテ:‥! それは‥少し茫然とするな。あの男が死んだ‥?
クゾル:ん、そんなに強い人物 なのか?
GM:ドワーフの男性でシュイゲン・ノルンフィートと言う人物なんですが、かなりの腕の立つ人物でした。主にエイギア地方で動いていた傭兵団なのですが、殺しても死なない男だと称される程の強さでした。
ナルシェンテ:団長は病か何かで亡くなったのか?
GM/ジルガ:「いえ、戦で亡くなられました。その戦自体はどうにか勝利しましたが‥」
ナルシェンテ:ますます信じられん‥不死身の男とも言われていた、あの男が‥。それは‥お嬢は知ってるのか?
GM/ジルガ:「はい、セライナお嬢さんにもお伝えしました。やはり驚いていらっしゃいましたが‥」
ナルシェンテ:ちなみに団長が死んだのはいつの話だ?
GM:3年は経過してますね。ナルさんはなかなか見つからず今まで報告出来なかったのですが。
ナルシェンテ:随分経っていたんだな‥では今、傭兵団は?
GM:団長の奥さんであるネレイゼさんが継いでいますよ。そこでジルガが手紙を渡してくれます。「現団長からナルさんにと手紙を預かってます」
ナルシェンテ:‥読んでみるか、何と書いてある?
GM:簡単な挨拶とジルガから聞いた通り、前団長でもある夫シュイゲンが戦の中で死んだこと、その顔はどこか誇らしげにも見えたこと、簡潔な文面ながらも丁寧に書かれています。勿論、直筆ですよ。そして最後に前団長が打っていた武器を彼が気に入っていたナルシェンテに使って欲しい。貴方ならあの人も喜んでくれるだろうと締め括られています。
ナルシェンテ:‥‥それは読んだ手紙を折り畳もう。
クゾル:俺は‥空気を読もう(笑)
フェリレス:大事だね(笑)
GM:「これがその武器です、受け取ってください」ジルガが背に下げていた細長い布袋を抜き、ナルシェンテに差し出しますね。
ナルシェンテ:思ってみない展開だったから手に取るのが躊躇われるな‥袋を開けると刀がある訳だな? 私が手にしていいのだろうか。
GM/ジルガ:そうです、一振りの龍の装飾があしらわれた長い刀がそこにあります。「確かに貴方は我々の傭兵団からは脱退した身、ですが貴方にも揺るがない信念があることも知っています。だからこそ前団長もナルさんを気に入ってらしたと思いますし、団長も少なからず貴方なら託せると判断されたのだと‥私は思っています」
ナルシェンテ:‥ありがとう、ジルガ。あの男の意思を継ぐ、などとおこがましいことは言わん。あの男に恥じぬ戦いが出来るよう‥これからも邁進するのみ。手にしていた刀を握り締めよう。
デービィス:なにそれカッコイイ‥!
エゼラ:ナルさんカッコイイ‥!
エリオット:流石年長者、渋さが際立ってますねー。
フェリレス:確かに‥クゾルは?
クゾル:俺はすでに蘇生でやってるからいいよ(笑)
GM:ジルガは「こちらこそありがとうございます」と深々と一礼してます。「何か言付けがあれば‥」と言ってくれますが、何かありますか?
ナルシェンテ:‥そうだな、前団長の墓はあるのか?
GM:はい、大きな物ではないですがありますよ。質素な墓だそうですが。
ナルシェンテ:そうか、悪いんだがこのグレートソード+1をあの男の墓に持っていってくれないか?
GM/ジルガ:「それは構いませんが‥ずっと使われていた剣でしたよね?」と。
クゾル:思い出深いものなのだろう?
ナルシェンテ:だからこそ、な。コイツもそろそろ限界だ、よく保ってくれたなと思うよ。労るという意味も含めて誇り高い武人の側で眠らせてやりたい‥とな。
GM/ジルガ:「そういうことでしたら、預からせて頂きます」グレートソード+1を受け取りますよ。
ナルシェンテ:折角荷物が無くなって軽くなったのにすまないな。
GM/ジルガ:「お気になさらず、‥では私はこれで。ナルさんもお元気で」ジルガは去っていきます。
ナルシェンテ:見えなくなるまで見送ってから、刀を腰に下げるか。
クゾル:いや〜‥漢の話だったな。
デービィス:うほ、じゃあそのタイミングで帰ってくるぜぇー! ただいまー! 牢屋から帰ってきた男、デービィス!(バターン!)
エリオット:うわ、空気をまるで読んでない!(笑)
デービィス:そう、オレは空気を読まない!(キリッ)
フェリレス:またドヤ顔してるよ(笑)
ナルシェンテ:おや、無事だったか。デービィス。おはよう。
クゾル:連れていかれた時はどうなるかと思ったが‥戻ってきて良かったな。
デービィス:あれ? エゼラたんは?
エゼラ:私は最後にご機嫌でやってきましょうか。皆さん、おはようございます〜。
デービィス:ちょうご機嫌!?
ナルシェンテ:何事もなかったようにおはようと返すぞ。
クゾル:ナルの旦那がそうするなら俺も黙っていよう。クンカクンカクンカクンカ。
エリオット:で、それに戻るんですね(笑)
エゼラ:でもナルさんの剣、明らかに前と違いますよね? 聞いてしまうかも、そんな剣持ってましたっけ?
ナルシェンテ:聞かれたら答えるかな(笑) ついさっき昔の仲間と会ってね、譲ってもらったんだよ。
デービィス:へー、それって和刀だろ? 珍しい武器じゃん。
ナルシェンテ:そうだな、私も初めて使うよ。
クゾル:使ったことなかったのか(笑)
ナルシェンテ:ないな(笑) あと‥エゼラ、何か良いことでもあったのか?
エゼラ:え? えへへ、ちょっと‥ありました。
デービィス:あ、そうだ。お昼前に兵舎へ来て欲しいって伝言頼まれたよん。
エゼラ:ホントですか? じゃあ、まずは朝食を頂きましょう。ね、デービィス。
デービィス:はーい! エゼラたんがご機嫌なのでオレもご機嫌だぜー!

GM:では次はフェリレスにしましょうか。エリオットもダーレスブルグの何処にいるか教えてください。
フェリレス:‥僕は彼等とは違う宿にいるんじゃないかな。おかみさんにもその事は話してそうだし。
エリオット:宿というよりは一応団長自ら依頼されている以上、兵舎に泊めてもらえると有難いんですけど。種族的にも。
GM:ああ、そうですね。ではエリオット、フェリレスも昼前に件の冒険者達と会うと知っていていいですよ。二人共、昼前までにすることがなければその時間まで進めてしまいますけど‥何かありますか?
エリオット:うーん、僕は特にないですね。エルキニクスには昨日にでも伝えに行けますし。
フェリレス:僕は少しでも娘の情報を探してようかな。今回は早めに兵舎に行って時間までしてよう、待たせてしまっても悪いしね。
GM:分かりました。ではフェリレスの方は時間近くまで情報収集をしてましたが、なんとなく娘かも?という話は聞けましたがそれ以外はさっぱりでしたね。
フェリレス:え、それは‥!どれくらい前の話なん?!(言葉が戻った)
エリオット:あ、シルバーテイル独自の訛りが出てますね(笑)
デービィス:へ? どういうこと?
フェリレス:普段は出さないようにしてるけど慌てると元の言葉が出るって設定なんだよ。
クゾル:なるほどなー。
GM:随分と前の話なので記憶もおぼろげですが、少なくとも半年は経過してるのでは? というお話でした。
フェリレス:ホンマに?! ‥‥こほん、ありがとう。もしもっと思い出せたら教えてくれるかな。
エゼラ:なんか反応が可愛いですね(笑)
GM:では昼前まで時間を進めますね。エリオットは一足早くアヴレス団長に声を掛けられますよ。「そろそろ準備をしておいてくれよ」
エリオット:分かりました。あ、フードは相変わらずしてますよ。あまり見ていいものではないですからね。
GM/アヴレス:「エリオット、室内なんだし‥フードは取ったらどうだ?」なんて聞かれますけど。
エリオット:やめておきますよ、騎士団の方々だって蛮族の存在は少なからず疎ましいと感じる方はいるはずです。
GM/アヴレス:「オレもナイトメアだし、副長はラルヴァだよ? 意思疏通が出来て本人にその気があるかどうか‥なんじゃない?」
エリオット:考え込む素振りをして黙ったまま部屋を出ます。
GM:エリオットの様子を見ながらアヴレス団長は静かに続けます。「そりゃ何もなかったとは言わないけどさ。‥騎士団という国の組織の一つで蛮族と戦うのが仕事だが、個人が悪か善か‥それくらいは最低限分かるつもりだぜ?」
エリオット:そうですね、‥そうだとは思うんです。ただ僕はまだ己を晒す事が良い事なのか悪いことなのか・・、分からないのですよ。
GM/アヴレス:「そうだな‥その気持ちは分かるよ。でも、あんたの正体を分かっていてもこうして頼む人族はいる事は覚えておいてくれよな、オレ以外でもね」
エリオット:‥覚えておきますよ。
GM:とアヴレス団長の職務室に通されます。「そこのソファーにでも座っていてくれ、皆もその内来るだろうからさ」
エリオット:そういうことなら奥に座って待っていましょうか。
フェリレス:僕もそろそろ行っても平気かな?
GM:別な意味で有名になってそうですがね(笑) そういう話なら団長の職務室へ通されます。正面のデスクに見える若いナイトメアの男性が「この度はご足労頂きありがとうございます、フェリレスさん」と立ち上がり一礼します。
フェリレス:いや、こちらこそ‥とまだ一人だけか。
エリオット:僕だけですねー、声がしたらそちらを一瞥して軽く一礼しておきます。
フェリレス:複数人じゃないから‥ハッ、コイツが僕のライバルか!(笑)
クゾル:あ、そうなるのか(笑)
エリオット:他にもいるみたいな事言ってましたっけ(笑)
GM:並々ならぬフェリレスさんの視線にアヴレス団長に「あ、その人はオレが頼んで来て貰った人だから別件だよ」と苦笑いされてますが。
フェリレス:あ、そうなのか。それは失礼。
エリオット:いえ、睨まれただけですから問題ないです(笑)
デービィス:それはそれで器広くね?(笑)
GM/アヴレス:「貴女もそちらのソファーへどうぞ、まだ時間はありますから」
フェリレス:そうさせてもらおうかな、では隣いいかな?
エリオット:‥どうぞ。
フェリレス:フード被ってるんだっけ?
エリオット:えぇ、被ってますよ。
フェリレス:‥‥少しフードが大きく見えるのは、耳‥‥? と不思議に思っていよう。
デービィス:獣人と思われてもおかしくねーな(笑)
エリオット:ご自由に想像してください(笑)
エゼラ:じゃあ私達も向かいましょう。
クゾル:そうだな、普段よりもご機嫌なエゼラと見た目が少し変わった旦那と何も変わらない俺らが(きりっ)
フェリレス:何故そこでドヤ顔‥(笑)
デービィス:でもなんでエゼラたん、そんなにニコニコしてるのか気になってつっつくオレであった。
ナルシェンテ:程々にしろよ、デービィス(笑)
GM:ではエゼラ達も兵舎に到着し、アヴレス団長の執務室に通されますよ。
エゼラ:団長、エゼラです。失礼します。
GM:「お、来たな。入ってくれ」と中から声が返ってきますよ。
デービィス:きゃー! 団長ー!(たたたっ)
エゼラ:こらっ、デービィス! 静かにしなきゃダメでしょう?!
クゾル:わー、団長ー!(棒読み)
ナルシェンテ:騒がしくて申し訳ない、アヴレス団長。頭を下げるぞ。
GM:「あっはっは、いいよ。賑やかなのはいい事じゃないか」とアヴレス団長はにこやかに返してくれますよ。そして執務室内のソファーに二人の姿が見えます。フェリレスとエリオットも複数人が入って来たと分かっていいですからね。
エリオット:ちら、とだけそちらを見てましょう。
フェリレス:あの4人のところに入るのか、と思ってよう(笑)
エゼラ:あの団長、こちらの方々は‥とソファーに座ってる二人を見ますけど。
GM:「遺跡探索続投の件での協力者だよ」とさらりとアヴレスが言いますよ。
フェリレス:ん? あれ、僕はまだ決まっていないものだと思ってるんだけど‥もう決まってる?
GM:そんな口振りにも聞こえましたね。
エリオット:やはり人が集まらなかったのでは?
GM:皆は知らない事ですが、一人目は朝に団長が会ってまして条件と違うでしょって伝えてました。んで、今の時点でフェリレスさんしかいないと言う訳です。
フェリレス:でもそれ、僕は知らない訳で‥いつ決まったんだろうと思いつつ、団長に「どういうこと?」と聞いてしまうけど。
GM/アヴレス:「まぁまぁ、エゼラ達も座ってから話しようか」と4人を促しますよ。
ナルシェンテ:私は幅もあるし、立っていよう。
エゼラ:クゾルは座って下さいね。私も隣に座ります。
クゾル:気を使ってもらってすまないね、では遠慮なく。
デービィス:わー、じゃあオレもエゼラたんの膝に‥。
エゼラ:デ、ェ、ビ、ィ、ス? もう少しいい子にしてましょう?
デービィス:あい!(いそいそとクゾルの膝の上に座っているらしい)
エリオット:あ、そこはいいんだ(笑)
クゾル:ご満悦にしてるぞ(デービィスを抱えているらしい)
フェリレス:こっちはこっちでドヤ顔してるし(笑)
ナルシェンテ:では説明してもらってもいいだろうか?
GM:はいはい、団長も席を立って近付いてきます。「フェリレスさん、エリオット。こちらいる者達が今回協力して貰いたい冒険者だ」と説明してくれます。
エゼラ:初めまして、ルーンフェンサーのエゼラ・オーゼルタと言います。この度はよろしくお願いいたします。(深々とお辞儀)
ナルシェンテ:私はナルシェンテ・バルクスだ、ブレイドをしている。
クゾル:クゾル・クリゾベニア、風水士だ。
デービィス:デービィス・クク・ララ・リスだよー、今抱っこされてます。
フェリレス:うん、知ってる(きっぱり)
デービィス:なん‥だと‥!
エリオット:なんで分からないと思いましたかね?
デービィス:えへへ☆ ちなみにGM、二人共美人なの?
GM:フェリレスはシルバーテイルだしね、エリオットもフード被ってるから全ては見えないだろうけど綺麗ですよ。
エリオット:僕、男なんですがね(苦笑)
フェリレス:見た目は女性的な顔してるんだっけ?
エリオット:割と中性的ではありますね。
デービィス:そっかー、お姉さんが入るのかー。と照れてよう(もじもじ)
エリオット:なんで照れ始めたのか分からないですが、エリオットと申します。今回はアヴレス殿から直接協力依頼をされました。よろしくお願いします‥って今は流石にエナいないかな。
GM:部屋にはいるかもしれないですけどね。
エリオット:じゃあ、部屋で休ませている事にしましょう。ビーストテイマーです、魔法でのフォローも出来ますので。
フェリレス:フェリレス・エシェンタールだよ、主にニールダの神官とソードメイジとして動いてる。
GM:と挨拶を済ませた所で「フェリレスさん、貴女さえ良ければこの依頼、引き受けては頂けないだろうか? 何分、当てはまる方が貴女しかいらっしゃらないもので」とアヴレス団長から頼まれますけども。
フェリレス:あぁ、そういうことね。僕としても受けたいところだから、そちらさん次第かな?
エゼラ:断る理由はありませんよね?
ナルシェンテ:あぁ、ないだろうな。オリジナル技能というのは基本あまり知られていないと思っていていいんだろうか?
GM:ダーレスブルグでのルーンフェンサーはそこそこの知名度はありますが、それ以外は「それってどんな事出来るの?」という感じです。
ナルシェンテ:ならばお互いにどんな事が出来るのか、話した上で共に行動出来そうか判断してもらおう。
エゼラ:それは賛成です、まずはビーストテイマーとソードメイジについてどういったものなのか教えてもらってもいいでしょうか?
エリオット:ではビーストテイマーから‥ダーレスブルグで店を営む異大陸から来た老人から教わった技術です。名の通り、獣と心を通わせ共に戦う‥そう言った技能ですね。
エゼラ:ダーレスブルグにそんなお店があったんですね。知らなかった‥。
GM:なかなか、怖がられていたりお店なんだか分からない作りだったりと一見さんには入りにくいお店なんですよ(笑)
エリオット:それにあそこは狭いですからね(笑)
GM:それを聞いたアヴレスが「エゼラもエルドラド・スフォーンという冒険者は知ってるだろ?」
エゼラ:はい。知ってます。
GM:「あいつもビーストテイマーだよ、本人がそう言ってた」
エリオット:赤い髪のナイトメアですよね? 確かにビーストテイマーですね、エルキニクスから教わった訳ではないようで独学らしいですが。
エゼラ:そうだったんですか、エルドさんにも一度きちんとご挨拶したいですね。レヴスの事もあるし。
デービィス:エルドってオレ達でも知ってる?
GM:ダーレスブルグではかなり名の知れた冒険者ですよ、あの霧の街から帰還した冒険者として有名です。来たばかりでも名前くらいは聞いた事があってもいいですよ、普通に知っていてもいいですけど。
クゾル:俺は知らん方向で、その方が知った喜びは大きいからな。
デービィス:じゃあ名前くらいは聞いた事があるってしとこ。流石に霧の街から帰還したとかハンパねぇ、とぶるぶるしてよう。グラスランナーだって行こうとしないっての。
ナルシェンテ:同じく名前だけ知っている事にしようか。
フェリレス:僕もそのくらいの認知度にしておこうかな。
エゼラ:じゃあ、アルさんも有名なんでしょうか?
GM:そうですね、アルレーンもエルドと共に霧の街から帰還した冒険者です。‥まぁ、彼は元から色んな意味で有名人かもしれないけど。
フェリレス:どういうこと?いわくありの人物ってことかい?
GM:彼はルーンフォークでエルドに仕えているのですが、エルドを神と言って憚らないルーンフォークです。簡単に言うとエルド様命。
デービィス:ああ‥ルーンフォークからしても変人なんですな?
GM:変人でしょうな、ルーンフォークに神は認識出来ませんし信仰心もありませんからね。自分にとってそれだけ大切なご主人様と言いたいのかもですが。
エゼラ:あれ‥でもそんな雰囲気はなかったですよ? アルさん。
GM:帰還した時には性格も大分丸くなったそうです。以前はエルドの事しか知らん、みたいな態度丸だしでしたからね。
エゼラ:そうなんだ、昔のアルさんと今のアルさんではあまり印象が違うんですね。
GM:根っこの部分は変わってないですけどね。
フェリレス:じゃあ、ソードメイジの説明に入ってもいいかな?
デービィス:いいともー!
クゾル:ブラザー、もう終わるぞその掛け声。
フェリレス:ソードメイジは剣魔と呼ばれるものを召喚して戦う技術だよ、攻撃を指示したり守らせたり使い方は攻守揃ってるかな。
GM:複数の敵に攻撃をする魔法や仲間を剣魔に守らせることも出来ますね。
フェリレス:一応攻撃にも参加出来るけど、基本はサポート役だから。お役には立てると思うよ。
GM:捕捉をすると剣魔に攻撃させた時、魔力撃を使うと魔法ダメージになります。
ナルシェンテ:だから魔力撃を持っているのか‥。
フェリレス:そういうこと。あとは剣魔同士を合わせて新しい剣魔も作れるね、戦闘特技を取らないといけないけど。‥で、僕は持ってる。
デービィス:合体はロマンだぜー!

一人訳の分からないぐずり方をしたものの(デービィス「ちょっと謎にしてた方が影があっていいじゃまいかー!」クゾル「グラスランナーの時点で影はないと思うぞ?」)4人の技能についても説明しました。

ナルシェンテ:サポート能力が高いのは助かる、同行してもらった方がいい。
クゾル:うむ、二人共よろしく頼む。
デービィス:わーい、おねーさんとおにーさんキター。
フェリレス:僕は嬉しいけど‥いいの?
エゼラ:勿論です、宜しくお願いいたします。フェリレスさん、エリオットさん。
GM:新規の二人は勿論、4人にも追加依頼なので報酬は出ますよ。金額は一人3000ガメルになります。また気になる文献などは持ち帰ってもらえると助かりますね。
エゼラ:分かりました!


6人揃って


GM:ようやく6人揃いましたが、どうします?
エリオット:兵舎から出る前にエナを迎えに行きます、皆さんも知ってもらわないといけませんし。
デービィス:あ、見たいから一緒に行ってもいい?
エリオット:外で待っていても大丈夫ですよ?時間はかかりませんから。
デービィス:早く見たいから一緒に行くおー。
クゾル:じゃあ俺も!
エゼラ:私もちょっと気になる‥っ。
GM:全員で行く訳ですね(笑)了解です、エリオットに用意された部屋に戻りますと部屋の中心で座っている大きな山猫が見えます。
エリオット:エナ、お待たせしました。行きますよ。
GM:声がかかりエナと呼ばれた山猫は優雅な足取りでエリオットの所へやって来て嬉しそうにすり寄ってます。
エゼラ:わー‥!可愛い、ですか?
GM:どちらかというと綺麗、かな? 毛並みもきちんと手入れされていますし、顔立ちも美人系かもしれないですね。
デービィス:にゃんにゃーん! 触ってもいいー?(と言いつつ既に触っている)
エリオット:あ、勝手に触ると‥人見知りする子なので。
GM:では触られてびっくりしたエナがフシャー!と威嚇してデービィスから距離を取りました(笑)
デービィス:おうふ、だがオレは負けない‥ぐえ(引っ張られた)
エゼラ:怒らせてどうするんですか! 私も自重したのに!
クゾル:エゼラ、そっちの理由で怒ってるのか(笑)
エリオット:触らせて欲しい、と彼女に聞けば触らせてくれるかもしれません。彼女の機嫌次第ですけど‥。
ナルシェンテ:警戒心はあるのだな。
エリオット:僕以外は野生と然程変わらない反応ですから。さあ、行きましょうか。
GM:では早速向かいます?
フェリレス:一応準備がいるか再確認した方がいいのでは?
エゼラ:それは‥賛成です。もうドラゴニアガーディアンに負けられませんからね。



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