いつもは俺の枕元に
置いてるカード

疾風怒濤キューブリック


彼は俺が寝付けない時も
辛かった時も、一緒に側でいてくれた俺だけの彼

でも、もうそれも出来ない。



「…はぁ、」



夜が更ける。

カツドンのいびきも
アラシの寝言も聞こえない

布団にただ一人、
俺自身だけの温もり

そして、枕元を見ても
もう彼はいない



「…ちくしょう」



どうして、
俺が寂しいと言うのに

心の底から『会いたいよ』と
願っているのに



「キューブリックのバカ」



夜が更ける、こんな
寂しい時に限って

貴方は、いない






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