オマケ2とキョウちゃん再録2について


キョウちゃん再録は日常〜リング戦(日常一部削除済)+書き下ろし
間のエピソード等の書き足しなど。山田太郎シリーズ収録されています。
家光奈々の出会い捏造もあります。
書き下ろしは約80P(それって半分くらいって言いませんか?)

オマケ本。ルナが中学生話のシリーズ。
書き下ろしが4P半




「お母さん、学校祭来る?」
「いつも通り行く予定だけど……」
「そうじゃなくて!」

 流奈は噛み付くように近付いた。

「お母さんに来てほしいの!」

 つまり、いつものように風紀財団の委員長では無く、母である沢田恭弥に来てほしいのだ。
 多少の無茶を言っている自覚はある。
 恭弥一人で女装――と言うと語弊はあるが女の装いをさせることは難しい。
 父である綱吉の許可が得られないのだ。
 恭弥が美人であるがために、一人にしておくと物騒なことに成り兼ねないのだから。

「……なんでか聞いていい?」

 恭弥に来てほしい理由が何かあるのか、と不思議である。

「うん……」

 以前あった父兄参観日。その際に兄である流弥と綱吉が来てくれた。
 そのこと自体はとても嬉しかったし、とても楽しい一時だった。
 けれど、その時の父親と兄の出現がクラスメイトたちに誤解を与えたのは事実。

 いわく――

「雲雀恭弥は義理の父であり、前回来たのは離婚した実の父親である――だって」

 そんな微妙な誤解を受けて、腫れ物に触るような扱いを受けている。
 だから、母親の存在を示したいのだ、と流奈は説明する。

「別にいいじゃない」

 その誤解で何か問題でもあるのか、と恭弥は言い切る。
 ボンゴレボスの娘である事実さえ表ざたになっては、雲雀の名字を名乗って学校に入った意味が無い。
 その誤解でも特に支障は無いはずだ。


改行多めに取ってあります。


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