海の月
海の空に浮かぶ
月は今夜はひとつ
優しく水に溶けて
外界を満たしてる
光を手繰り寄せて
静やかに輝いている
拒む手段はただひとつだけれど
果てゆく手段は選べるらしい
似た者同士なその名前に
傷つける物から遠ざかりながら
一体何を思うのだろうか
海月
ただただ彷徨って
揺らめいて海を照らす月
旅の
終わりには浜辺へ
誘われて朽ちるんだろう?
脆いけど綺麗だね
[ 66/137 ]
[
*prev
] [
next#
]
[
mokuji
]
[
しおりを挟む
]
↓サーバー広告↓
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -