嗟嘆
砂みたいな雪の流れを
眺める先に
誰かいる?
何かある?
問いかければ
君が笑う声がした
貫き通す愛だなんて
こそばゆい物
ありはしない
ありはしても
その名前は
綺麗すぎて使えない
手に馴染んだ命の証
その香りに慣れた瞬間
神も仏も逃げ出した
極楽はこちらですと
誘い謀る
口先だけの案内人
左右どちらも泥沼
届かぬ安寧
焦がれども届かず道連れ
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mokuji
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