雑踏
誇大広告抱えて
坂道の片隅
よろめく人が見える
思わず漏れてしまう
笑い声の行き場は
きっと僕の目の前
香水や装飾に
押し付けた宣伝が
しかめっ面浴びる前に
踊らされてる感覚で
踊り続けている僕の
全てを任せてられる本音を
暴かれたくはないからずっと
どうにかして隠しておいて
いっそ人知れず灰へと
変えて飛ばして風に揉み消して
そんないい夢を待ち望む
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mokuji
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