不純時五十一分

屑や埃を絡ませて
時は流れ
落ちてゆく
砂のような手触りと
疎ましさとを主体に

綺麗な見栄えだったのは
ほんの始め
何にもない
瓶に似てる材質の
頭で居られたひと時

詰め込まれた異物に
嘔吐くよりも前に
蓋をしたんだ
ひっくり返したのは
しょうもない好奇心


あどけなさと
強かさと
謙虚さが
刷り込まれたのは誰のせい
答える声は
それほど求めてもない

知りすぎたから
戻れないと
言い慣れて
また味をしめた唇を
吸い尽くすのは
知り合いたての後悔

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