逆行エピローグ
いつからか追いかけていた
遠い黒髪
うしろ姿の先にある
古い道並み
運び続けた
僕の両足は
前へと向いて
前へと進んで
雑に入り組む
道の先には
未来しかないと
ただ思い込んだ
砂の街が見える
築き上げたのは
君と僕と誰だろう
無骨に象って
時に削られて
霞む姿は欲しくない
うしろ姿が見える
消える景色へと
歩く足に追いつけない
無骨に象って
時に削られて
霞む道には残れない
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