逆行エピローグ

いつからか追いかけていた
遠い黒髪

うしろ姿の先にある
古い道並み

運び続けた
僕の両足は
前へと向いて
前へと進んで

雑に入り組む
道の先には
未来しかないと
ただ思い込んだ


砂の街が見える
築き上げたのは
君と僕と誰だろう

無骨に象って
時に削られて
霞む姿は欲しくない

うしろ姿が見える
消える景色へと
歩く足に追いつけない

無骨に象って
時に削られて
霞む道には残れない

[ 123/137 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]

↓サーバー広告↓
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -