少しだけ謝ろう
丘の上の家の君に
声は届かないだろう
けれど滲む想いに
きっと触れてくれる

あの日君と名付け
あの家へ招いた彼は
君によく懐いてたね
そう蘇る日々は
緩やかに動きを止める


高い空の下
君は未だ友の頭を
優しく撫でて
待ち続けてるのだろうか

珈琲と小さな
鳴き声が瞼に広がり
私を包む
消えない契りだけを残して


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