白銀
深い星空の色
両手に掬って
ぐっと飲み干した後
涙がこぼれた
支えもなく
揺らがない背
僕が抱いた決意を
人の波は許しはしない
それでも
汚らしく
汚らしく
笑い続けて
いくらか僕は
大人になる
この胸から
温もりが
消え失せて
君の隣で
塵になるまで
汚らしく
汚らしく
歳を重ねて
いくらか僕は
孤独になる
この胸から
温もりが
消え失せて
君の隣で
最期は塵にさせて
[ 89/137 ]
[
*prev
] [
next#
]
[
mokuji
]
[
しおりを挟む
]
↓サーバー広告↓
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -