檸檬
僕が檸檬をかじる理由を
君は果たして知っているかい?
皮も剥かずにいる僕を
きっと可笑しく思っているだろう
ナイフなんて僕は要らない
僕には噛み付く術があるから
君が僕の胸をえぐる為に
用いたのと同じだよ、覚えてる?
苦々しい言葉も
刺激と一緒にみんな
呑んでいてあげる
霞んだ視界さえも
見れてないままだけれど
目を閉じていてあげる
檸檬をかじって
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mokuji
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