欺瞞ソサイエティ
ネオンと電球が照らす
看板が貼り付けられた
この街の中は
子どもが家具に貼り付ける
無数のステッカーのように
雑な彩りで
こんなに暗闇が
透けた場所じゃ
色の海に呑まれてしまう
勲章と名を受けて
君が負った痣が
刺青に変わったように
転んだ先で
地面の固さと
痛みを思い出す
美しく見えた肌の模様に
目を背けない
その身に舞った
青い花びらを
もう増やさぬように
転んで擦りむいた傷を示す
きっと僕らで
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