ほとり
足の指をすり抜けて
砂が流れてゆく
たんなる逢引に
区切りを打つように
街明かりと釣り人も
空と海にとけて
淡い墨色へと
星が誘われてゆく
どこへたどり着けたなら
この時は止むだろうか
離れる数を指折れば
切なさが並ぶだけ
砂浜に刻みつけた
二人の名前は消える
遠くへ攫ってと願った
僕らを置き去って波はかえる
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mokuji
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