『突撃!!彼らの団欒時間!!』(テレビは楽しいですよね!)

陣凍

「あっ」
「どうした、陣?」
「ほら、テレビ……カルト、だっけか? また出てきてんべ」
「本当だ。……人間とは随分と寛容だな。妖怪ですら公共の電波に乗せるのか……」
「でも、幽助や桑原とかがそうでねかったら、俺らは人間界に来てねーべ?(にかっ)」
「……確かにそれは、そうかもしれないが」
「それにあれだべ、えっと、『げーのーかいは面白くてナンボ!』ってやつだ! だからキャラ濃くていいんでね?」
「(どこで覚えたそんな言葉)(鈴木か?!鈴木なのか!?いや蔵馬……大穴で酎か……!?(←大真面目な顔)」
「凍矢ー? どうかしたべ?」
「……そういう、ものか」
「えっ違うんか?」
「いや……そうかもしれないな……さあ、夕食だ……」
「何でそんな遠くを見るだー!?」

PM8:00〜 テ○ビ朝日 MU○IC STA○ION


―――――
コニシモ

「おっ、これ前に撮ったっていうCMじゃね?」
「(光速でチャンネルを変える)」
「Σ速っ!?」
「とりあえず、和也さんが今見た記憶を消さないと私が飛ばしますよ」
「すっげえ怖ぇこと言ってるし!! 何だよ、地上波で流れてんだから、どっちにしろ見られることになんだろー?」
「……私の目の前で見ないでほしい、と言ってるんですよ」
「別にかっこ悪いってこたねえんだしさ(にやにや)ただ、フランス料理部主任の下仲基之が『料理が美味しくなる魔法☆』って子供と一緒にとびきりの愛嬌振りまいてるだけなんだしよっ!?
「(煙上げる(←比喩)リモコン手に)……っ見たんじゃないですかっ……!!」
「……っつ〜……! お前殺す気かってか壊す気かリモコン! だからテレビつけたら流れてんだよ! バカやめろナイフ振りかぶんな!」
「そこは僕の恥とかプライドとか汲んで目を逸らすことくらいしないんですか!?(テンパり中)」
「お前今の今まで見てた番組にガッツリ出てんじゃねーか!!」
「それの僕はいいんです! CMの僕は何というかその、とにかく、嫌じゃないですけど何か嫌なんですよ!(顔赤い)」
「意味わかんねえよ!!」

PM7:00〜 フジテ○ビ リアルス○ープ(味皇料理会に潜入!)


―――――
37

「ネー、ハジメー、見てコレ」
「んー? ……猪狩か」
「Yes.最近、よく番組とかCM出てるよネ」
「オフシーズンっていうのもあるが……活躍しているからな」
「ホントだよナ。先輩として、えート、口が高イ?」
「鼻、じゃないか? アレフト」
「ソレソレ。忘れてたヨ」
「口が高いって……何だか気持ち悪いな」
「人のミスにそんなこと言わなくてもいいダロ!」
「悪い悪い、ついな(笑いながら)」
「ムー……つーか、猪狩ってヤッパ変わってないんだナ」
「言ったらアレだが、偉そうなところは変わってなさそうだな」
「アー、それ今度猪狩に言ってヤロ。もーすぐ集まるシ?」
「いや、それは勘弁してくれ。ワシが悪かったから」
「どーしよっカナー?(笑)」

PM10:00〜 T○S ひみつの○ちゃん


―――――
21

「どうかした? 僕の顔、何かついてる?」
「違います。塔哉さん、最近、メディアの仕事入れすぎじゃないですか?」
「そんなことないよ。野球に支障はないし、稼げるときに稼いでおかないとね」
「……(フォーク咥えて眉間に皺を寄せる)……あ、」
『―――ヒトに、最も近い水。渇いた身体に、アクエリセット』(一ノ瀬のナレーション&ドアップ)
「(無言でリモコンに手が伸びる(神速)」
「(無言でその前に奪い取る(更に速い)」
「なっ!? ちょっ、変えろよっ!!(ばっ)」
「ホラ、もう終わったじゃないですか。別に野球に支障はないんでしょ?(ひょい)」
「僕が嫌なんだよ! てゆうか僕の目の前でわざわざ見ようとするなよ!」
「なんで俺が嫌で不特定多数の奴らに見られるのはいいんですか」
「だって瑞穂は全部知ってるじゃないか! 恋愛系の嘘吐いてるのとか、その、他とか、何か恥ずかしいんだよ!」
「クイズ番組で珍解答やらかしてんのが恥ずかしいだけなんじゃないですか?(にやつき隠せてない)」
うるっさいなもぉお!(赤面) いいんだよ真面目なやつはちゃんと答えてるから! 芸能系知らないだけだから!(半泣き)というかそういうのやスポーツとかだけ見てって言ってるのに! とにかくリモコン返せ!」
「(ずっと猛攻を避けてた)遠慮しときます。次の時間のトーク、出てんスよね?(超楽しそう)」
「Σ変えて! 今すぐ変えて!!(泣)」

PM10:00〜 日本テ○ビ おしゃれ○ズム(『一ノ瀬投手の女装!? 高校時代からの神話も恥ずかしい話も丸裸!!』)


*****
リア・ルスコー/プの放映時間を三ヶ月間間違えっぱなしですみませんでした(平伏)

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