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そして漸く着いた学校の門。


門。門。門。門なう。





門なう。




「……………………………


すいませーん!朝のSHRはじまっちゃうんで、通してもらえませんかぁー?


雲雀さん」


「いやだね。
そう言われてやめるとするなら元々ここに立っていない。

それより、戦おうよ
月曜日の朝ってすがすがしいでしょ?」


「さすが学校好きのお方ですね。

一般の生徒から見ると月曜日って相当嫌われとんやで!それっ!」

ダダダダッ

名前は鞄を背負いなおして校舎まで走った。(ズガッ
が、目の前にトンファー。

「何しとんのや!トンファー投げるもんちゃうやろ!接近戦やん!」

「大丈夫、もう一つあるからまだ十分咬み殺せる」


「お前のトンファー事情なんて聞いてへんわ!」


「へぇ、僕の行動全てにツッこめるほど余裕はあるんだね」

「ちゃうわ!関西人の義務や!」

「それより、逃げすぎ。

鬼ごっこは飽きたよ」



「では月曜日の朝にすがすがしく、教室で授業を受けてみましょうや!」


「そんなの、僕には必要ないよ」

「こいつ学校好きなのに学校の義務に従わんっておかしいやろ!

何で今まで誰も気づかへんかった!?

ツッコミは関西人だけでいいってか!?

関西人、ボケ全部捌く言われてねんけど、ものには限度ちゅうものあんのやぞ!」

「へぇ、やっぱり余裕だね」

「すいません、こいつ、ツッコミだけじゃ足りない。誰か教育してやって。教育的指導。鬼灯さん辺りの最強!


雲雀さーん!私1時間目グランド走りまくる体育じゃなくて教室で数字と仲良くなる時間なんですけど!」

「じゃあ、SHR前に僕と殺りあいで仲良くなろうよ。」

「そんな友好関係望んでへんわ!


しゃーない!これでおおきにや雲雀さん!

煙玉!」(ボフッ


「あでぃおす!」

名前は教室に全力疾走。
(↑地獄の運動会で伊達に鬼灯さんの次に優勝してるだろって言われてないんだよ!)


「ケホッケホッ

何?煙玉って。いつの時代?

あの子忍者?

まあどちらにしろ、面白そうだ(ニヤリ」



その頃の名前。教室なう。
「へぇ。やっと着いた。

へっくしょん!

うわ、噂されてんの?寒気しかせんわ。

お、ツナ君おはよー」



その頃、名前自宅。

「ししっ!王子暇だから名前の部屋に入ってやったぜ!」

「ベルちゃん、女の子の部屋に無断で入っちゃダメよ〜」

「で、何それ。『地獄の回覧板』?」

「うお゛おぃ!何だよそれ」

「ボク、聞いたことあるよ。

こういうの、








『オカルトマニア』って言うんだって」



「「へぇー」」




 

mokuji



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