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「後は任せるぞ。

面倒事を立て続けに片付けるのは面倒だ。
行くぞ、名前」


「うん。

じゃあ後はよろしくね…


優姫ちゃん、零くん」



「名前先輩、無神先輩、ありがとうございました!」
「うっす…」


去っていった2人を優姫と零は会釈をして見送った。



「零って名前先輩は嫌ってないよね。


ヴァンパイア嫌いなのに」


「うっさい。

あの人にはいろいろとお世話になったことがあるからだ」





________


零と優姫に見送られた2人は学内の森の中を歩いていた。


「ルキ、参謀がたくさん動いたね………」



「全く、面倒なことだ。本当にこんなもので平和主義が達成されるのか?


ナイト・クラスの生徒の中にも人間をただの餌として見ている奴もいるだろう」


「ルキは枢くんと仲悪い……」


「当たり前だろう。玖蘭はカールハインツ様と対立している。
無神はカールハインツ様から生まれたようなものだ。

この学園にいるのだって、お前が通うと言ったからだ」


「うん…。そうだね……


でも私は__________」



「はぁ、取り敢えず戻るぞ。俺は喉が渇いた。」


「じゃあ帰ったら血液錠剤にする?
それとも私?
それとも……………


気が立ってるみたいだから牛乳?」


「何をふざけた事を言っている。そんなもの、お前の血に決まっているだろう。先程まで血の匂いを嗅いでも我慢していたんだ。血液錠剤などで済むわけがないだろう。

それとも無理矢理吸ってほしいのか?」


ルキは不敵に微笑み、名前の首元に指を滑らせた。


「ふふっ


じゃあ私にもルキの血ちょーだいっ」


「あぁ、そうだな……」




この会話を残して2人の姿は闇に隠れた。



mokuji
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