「お。出水、やまだ」
「んー?野田先生。なーにー」
「なんすか?」

「お前ら確か、ボーダーで、太刀川と同じグループだったよな?」
「隊っすね、隊」
「ああ、そうだそれだ」

「で、どーしたの?せんせ」
「いや、太刀川はどうしてる?」
「へ?」
「ん?」
「いや、俺あいつが3年の時担任でなぁ、こないだあいつの元クラスメイトが集まってまぁ小さい同窓会みたいのがあったんだが、あいつボーダーの任務でこなかったからな」
「あー」
「(遠征いってたもんね)」
「(そうだったな)」
「どうなんだ?あいつはちゃんと大学生してるのか?」
「んー……ちゃんとの定義とは」
「どういうのをちゃんと、って言うかによるつーか」
「……なるほど、なんとなく分かった」
「はい」
「はい」

「ちゃんと卒業しろって伝えといてくれ……」
「りょーかいでっす」
「らじゃーです」

「じゃぁ気をつけて帰れよー」
「うぃーす」
「ばいばい、のだせんせー」

30(高校にて)


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