「あら、さあら」
「珍しい、一人?」
「あ、玲ちゃん、くまちゃーん」
「ああ、モニター見てるのね」
「そうそう、公平vs陽介」
「相変わらず派手ね、出水君の戦い方」
「ほんと。弾数が桁違いっていうか」
「そうなんだよねーそのくせ、その中に紛らせた厄介な隠し弾がね、やらしーっていうか」
「出水君らしい戦い方よね」
「そういえば、玲ちゃんも見たよぉ、合成弾使ってたの!」
「そうなの、実戦できちんと使えたのは初めてだったわ」
「初めてであれかぁ」
「それにしても、戦ってる二人はやっぱりかっこいいよね」
「……!くまちゃん!玲ちゃん!」
「え?」
「公平はこれ以上見ちゃだめ!惚れないで!」
「ふふ、相変わらずねぇ。さあら」
「大丈夫だって、さあら見てたら出水とだけは無理だって思うし」
「……束縛魔王だものねぇ」
「束縛の鬼だからぁ」
「実際のところ、どうなの?大丈夫なの?」
「ん?私?」
「しんどい時とかさぁ」
「えー、他の人にされたら無理だけど、公平ならだいじょうぶ」
「ほんと、さあらは出水君が好きね」
「うん!」
「出ていきづれぇ」
「弾バカどんまい」
27(女子会)
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