「喜べお前ら」
「なんすか、太刀川さん」
「今日の防衛任務、なんと夜中の交代まで俺らだけです(ドーンッ)」
『は?』

「なんかねー、不運な偶然が重なってーインフルエンザとかそういうの」
「そう、んで動けそうで少数せーえーで戦えるのが俺らくらいってことでな」

(ねぇ、公平さっきの精鋭ひらがなだった)
(しー)

「てことで俺西な」
「俺、南で」
「さあら、東にする」
「え」
「んだよ、なんか文句あんの」
「僕一人で北ですか?!え?!」
「頑張ってねぇ、唯我くん」
「無理無理無理無理ですって!!」
「わかった、俺とさあらが西と東からサポート入ってやるから、な?」
「しょうがないなー死ぬ前には助ける」
「えええ……」

「じゃあ国近、忙しいと思うけど担当区域のゲート沸いたら担当に指示してやって」
「国近了解」

「まぁそういうことで、行くぞー」
「おー」
「終わったら、慶さんご飯おごってね」
「は?さあらちゃん?今何日だと思ってんの?今給料日前だぞ。おにーさんお金ないの」
「えー、慶さんかっこわるーい」
「かっこわるーい」
「太刀川さんださーい」
「お前ら後で覚えとけな」


04(太刀川隊)


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