りりの様リクエスト











「秀ーっ!」

「わ、翔くんに音也くん!」






日曜日の良く晴れた日のこと、
中庭でぼーっとしていたら、
翔くんと音也くんが、白い箱を
持って走ってきた。





「もー、探したんだよ?」

「学園中回ってもなかなかみつかんなくてよ!…中庭にいたんだな!」

「え、なんかごめんね?なにかあったの?」




そう聞くと、そうだった!って
思い出したように音也くんは
持っていた白い箱を私に差し出した。





「俺、ケーキ!作ってみたんだ!」

「えっ?音也くんが?」

「ちょっと待てコラ!俺様も一緒に作っただろーが!」

「翔は混ぜて焼いて盛り付けただけだろ!」

「ほとんどそれ俺じゃねーかやったの!」





相変わらず相性抜群の二人のコント(?)を
クスクス笑い見ながら、
貰った箱を開けて見た。


するとそこには…






「……」

「……」

「……おい、音也。」

「なんでしょうか来栖さん」

「なんでケーキ、原型留めてねぇの?」

「わかりません!」

「お前がブンブン振ったからだろーがよ!」

「いってー!叩くことないじゃんかー!」





確かに、ケーキはぐちゃぐちゃで、
ケーキには見えなかったけど…





…ぱくっ



「え、」

「秀?!」







「うん、とっても美味しいよ!!ありがとう二人ともっ!嬉しい!」


「そ…そうか?///」

「秀優しすぎだよっ…!」

「ほんとにほんとに美味しいよっ?ほら」





そういって音也くんに一口食べさせてみると、
少し照れながら、ほんとだ。っていって笑った。

「俺様にもよこせっ」
って翔くんがいったから、翔くんにも同じようにすると、
割と上手くいってんじゃねぇか、って、やっぱり照れながら関心していた。





「ふふ、美味しかったね!二人ともありがとう!」

「俺、また君に作るよ!!」

「ぬけがけはさせねぇぞ音也!」





甘いあまい
それは日曜日の午後の、中庭にて。





りりの様リクエストありがとうございました!
ほのぼのということで、プチピクニックしてみました←
ほのぼのしたでしょうかね…!!…ね!←
リクエストありがとうございました\(^o^)/




kRsk








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