ららねたばれ
2012/03/24 18:39
ららのねたばれしますので、見たくない方は注意！
第81夜『彼女の武器を持つ者達』
優姫は壱縷と同じ日に死んだ。
あの日口づけたのは人間だった優姫の亡骸であって、死者への手向け…。
なのに、願ってしまった。
吸血鬼になった優姫の未来を。
吸血鬼となった優姫は、前と同じ瞳を向けてくる。
冷たくなっていた壱縷の亡骸は二度と瞳を見せることはなかったのに。
零の回想から始まった81夜。
零の中では、悲しいけれど人間だった優姫と、吸血鬼の優姫は別物なんですね。
人間だった優姫は死んだ。
キスも亡骸への手向け。
好きで好きで思いが溢れて…ってよりは、別離とか決別の意味合いが強かったんですね。
枢の計画を知った零は更の提案に乗ります。
復讐の手助けをするかわりに、協会に保護をしてもらう。
更に伴おうとする拓麻を『一条さんらしくないよ』と支葵が止めます。
しかし一条さんは『全然これで、僕らしいんだよ』と聞く耳をもちません。
そのやりとりに莉磨が割って入った一瞬の隙に一条さんと更の姿は消えてしまいます。
珍しく感情的になった支葵。
やっぱり一条さん大好きなんですね。
場面は変わって、えーと純血種のナントカさん(思い出せないｗｗ)の棺の番をしてた褐色の肌の女の子が海斗に捕らえられます。
主の仇を討ちたいのは分かるが、相手は純血種。
止める海斗に後ろ蹴りを喰らわせようとします(;´д｀)
『ハンター達は何をしている。お前達はせっかく純血種を殺す武器を与えられているのに、白蕗更を野放しにして』
はい、まさにその通りです。
海斗もそのことは自覚しているらしく、歯切れの悪いの返答のみ。
ハンター協会は共存を夢見る理事長と、そんなの無理じゃね？と諦めてる部下で構成されてるので、まともに機能してません。
枢に追い付いた優姫。
武器を構えて対峙しているのに、とても穏やかな枢の心臓の鼓動。
君を捨てた、ひどい男だからね。
という枢に、優姫は『私は捨てていない！』と言い切ります。
手離すくらいなら、いっそ。
君を殺してしまうか。
君に殺してほしい。
そういった枢。
そのために枢はアルテミスを優姫の手に戻した。
戻したってことは殺してくれってことなんだろうけど…。
これ以上好きにさせない、と言う優姫に枢は『困るな…』と言うんですよね。
なんか矛盾。
殺してほしいけど、今はまだその時じゃないってことでしょうか。
傷付いて優姫の頬に伝う血を優しく拭い枢は言います。
『武器を振るっていてわからないかい？純血殺しは“彼女”の意志だ。僕のことは捨てろ。狂者として』
“彼女”とは始祖の女性？
アルテミスを降り下ろした先には枢の姿は消えて…。
頭に突き付けられたのは銃口。
『俺にここまでの事をしたあいつを、なぜ今も捨てない…』
血薔薇の銃を優姫に押し付けて問うのは零。
それを優姫はすぐに幻だと気付きますが。
すぐさま頭を撃ち抜かれ倒れます。
尚も銃を突き付けて『なぜ捨てない』と問い詰める零の幻に優姫は言います。
『零は…そんなふうに責めないよ…』と少しだけ笑って。
これは瑠佳が見せている幻。
その間に枢は更の元へ。
協会本部は修羅場になっていました。
褐色の肌の女の子が主の仇討ちをさせろと更に食ってかかろうとしますが、海斗に腕枷をはめられ手が出せず。
一方の更は零を従え余裕の表情で協会に保護をしてもらう。
夜狩師匠が零を訝しんでます。
純血種を憎んでいる零が、純血種を匿うなんて正気とは思えない。
協会のハンター達は純血種はその人格に関わらず不要であり、更と枢は勝手に相討ちになれば好都合。
この話、理事長にはオフレコだったんで初めて耳にした理事長ビックリ！
『みんなまさか本気でそんな。心を持ったハンターとして恥ずかしいことを思っているのかい？』
えー俺って少数派？！と理事長が気付いたところで、枢が扉の向こう側まで近付いてきます。
『どうするの？まだ私を見捨てることもできるのよ』と零に囁く更。
この言葉に後押しされた零は『エグいものを見たくない奴は、この場を離れるんだな』と言い、更の首筋に牙を立てます。
零に純血の血を与え、枢を滅ぼす武器に。
扉の向こうで血臭を感じた枢は呟きます。
『…あきれる、零に汚い血を…』
このセリフ…枢は零という存在を計画のために作り上げてきたから出てくるセリフですよね。
零が更を吸血したのは驚いたんですが、今のままの零だとどう考えたって枢には勝てない。
純血パワードーピングしまくって枢に匹敵するハンターに！って流れなんですね。
少年漫画なら数年間修業する展開なんでしょうが(笑)
零の中には優姫、枢、壱縷を介した閑。
更と、更が取り込んだ黄梨さま、あと褐色の肌の女の子の主…あ、縹木さまか！
どんだけ純血の血が入ってるの！
人造人間を取り込んだセルの如く(ドラゴンボール分からないひとゴメンナサイｗｗ)
次号は零と枢が遂に対決？な展開みたいです。
うん、何気に楽しみです。
prev | next