4.たったひとつの触れる方法
4.たったひとつの触れる方法

「あか松」
「ggrks。いや、ks」

ねぇ、一文目から酷くない!?僕まだ何もいってないけど。ひどくないひどくない。今までお前と一番上の兄が俺や俺よりしたの兄弟にやったことは大人になった現在でも忘れてねえからな。ついでに先週貸した就活代金でお前が地下アイドル追っかけ代金として消えてるのも知ってるからな。
ちょんと触れられたのに対してぐっさりと差し込んでから、逃げる。本人は固まってしまったのでちょうどいい。
あの兄は一番上同様反省しない兄なのだ。刺して殴ってやるのがちょうどいい。時に協力してもらったりしてるが、あれは本人の自尊心のためにやってるので、ぐずぐずの屑にはちょうどいい案件なんだろう。めんどくさい。俺はその兄の脇を通り抜けて、屋根の上に逃げる。あの兄は時にワケわかんない理論ぶっぱなすし、パソコン音痴のわりにしったかするから勘弁してほしい。お前の理論とパソコンの思考が一緒であるはずないだろポンコツ、都合がよすぎるぞ。この間トリプルクリックとか言ってるのを兄弟から聞いたぞ。んなもんねえぞばか野郎。

夕暮れに近いこの時間帯、太陽はだんだんと低くなっていき、赤をたくさん纏って夜になっていく。沈み行く太陽を見つめながら、あとで何言われるんだろうとか思いつつ、誰か帰ってくるまでここでぼんやりしてようと決める。
どうせ今日は日曜日、取引はないので安心だ。
誰かが帰ってきた頃合いを見て部屋に戻れば大丈夫だろう。とか思って俺は時間を潰す。引きこもりネット中毒者は、なにもなくても時間を潰せるんだ。ぼんやりとネットの実況をパート1から順に思い出して15ぐらいまで思い出して、そろそろいい頃合いだろうと見計らって部屋に下がればちょうどシコ松中だったので、俺は粗末な息子を蹴飛ばして階下に降りる。俺に話しかけてたくせになんで忘れてんだよ。シコ松。おいこら。俺の環境奪っておいてそれかよ。やっぱりお前も屑だよ。さわってくんじゃねえよシコ松!アルコール消毒してから俺と会話しろ。





(4/47)
|
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -