アジトのリビングにギアッチョは蹴りでドアを開け「帰った!」といって、冷蔵庫からガスの入った水を取り、ソファにドカリと座る。ほかの面々が顔を出したり、一瞬だけこっちをみて雑誌に目を戻したり、夕食の作業に戻ったりと、各々のことをしている。 「おい、オメーもそこに突っ立ってんじゃなくて、何か言えよ」 「・・・え?・・・ただ・・・」 ただいま、という刹那お帰り、という言葉に、に肌に感じる人の熱。胸と腹回りを探られて、数字の言う声が聞こえる。 「・・・・・・ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!」 ワンテンポ遅れて、悲鳴と簡略した作業で片割れのスタンドを呼び出し、ラッシュ炸裂。叔父のスタンドでないのは慣れだ。片割れのほうが気軽に呼び出せるのだ。 「拳に怒りと恥じらいがこもってて、実にベネ。ディモールトベネ!」 「・・・燃やすぞゴラァア!」 「うわさに聞いた新入りだろう?いいものもってるねー君!意外とグラマラスな体つきしてるし、いいね!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「メローネ、ペスカがドン引きしてる。」 現行犯を、殴ろうとしたが、リーダーに止められて、不服そうな表情を浮かべヴェルデをクレイジー・ダイアモンドで男の傷を治し、リビングに入る。殴られた犯人?しらないな。 「どうだ。任務のほうは。」 「問題なし、だぜ、使い方にも応用できる部分はあるし、コイツを逃がしたら、やばいのは間違いねーぜ。」 「逃がす・・・?」 私の能力は、把握することにより強くなる。相手の名前を、相手のスタンドの名前、能力を把握すれば使えるの。本体のこの子、ヴェルデ・ペンタクルにはまったくといって力は無いけれどね。 言い切ると同時になんかちょっと寂しい空気が落ちて、誰かが話を変えた。 「そういえば、リーダーペスカの部屋ってどうするの?。」 「・・・そうだったな。ここの隣の部屋が空いてるから、そこをつかうといい。イルーゾォ、任せた。」 「ペスカ、俺、イルーゾォよろしくな。」 「えぇ、よろしく」 握手を交わして、早速部屋に案内するね。と、彼は、こっち。といってくれる。とりあえず、客間のようにベットだけが備え付けられてる簡素な部屋が暫くの私の部屋として、使っていいようだ。 前 戻 次 ×
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