「おめでとう、これで、君もパッショーネの一員だ。」と握手を交わして、しばらくは俺の元で働くかな。という話にもなりかけていたが、ブチャラティに別のところから電話が入ったみたいで、ぼんやりとその光景を眺める。私のこれからは・・・スタンド能力このままにしていてもいいのだろうか・・・。まぁ、会ってスタンド使いも、スタンドの名前の知っておかないと使えないこの能力は・・・ヤバイのかな・・・。花京院でごまかすか。言ってもいいけれど、イタリアまで私の名前はそう、知られてないと思うんだよ。 「あぁ、判った。では。」 「電話。終わりました?」 「今、ペスカの配置が決まった。みたいだ。」 「そう。」 「今からペスカ、君を案内して、そこで人を待っていてくれ。」 「そう。ブチャラティのところではないのがわかったわ。少し残念ね。」 「同じ組織だ、きっとまたあえるさ。」 「ところで、ペスカ。」 「ジャポーネのマフィアは、とんでもないときいていたのだが。」 「さぁ、私もうわさしか聞いたこと無いわ。」 うそです。実際は日本でタマ取り合う仕事もしてました。スイマセン。心の中だけで謝罪しながら、そっと目を伏せた。バレナイバレナイ。 「大丈夫か?」 「ちょっと日差しがきついわね。大丈夫よ」 「そこのカフェだ。」 「わかったわ、私、イタリアって始めてきたけれど、一番最初がブチャラティでよかったと本当に思うわ。」 ありがとうね。ほんと、一晩アジトにとめてくれたり、ちょっとだの生活費だとか、本と・・・助かったわ。またね。ブチャラティ。軽くハグをして、私は、指定された場所に足を踏み入れて、手近な椅子に座って、来るべき相手を待つ。ここにいる間吸血しなくて、大丈夫かしら。んー・・・なんともいえないけれど、仕事でなんとかするか、財団に話したら分けてくれるだろうか・・・。いや、ばれたらやばい。血液とかかわりあえる仕事だとウレシイナー。ぶつくさ期待をこめていたら、なんか、視線を感じる。とんがった、高校生ぐらいに感じたときのような、なにか。 「お前が、新入りか?」 「・・・パッショーネの人ですか。」 「あぁ。お前を連れに着たが、お前ジャポーネか?。」 「イギリスとのハーフ,名前はペスカ、です。」 前 戻 次 ×
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