047 眠たい頭を叩き起こしながら、学校へ到着したが校門は開いてない。はて、と思いながら携帯を開くと、百から連絡が入っていた。昨日なんかいってたっけ?と思い校門にもたれかかって携帯を操作する。おい、と声が聞こえてそちらを向く。 「沖方、お前か。」 「相澤…。」 「先生をつけろ。」 「そうでした。相澤先生。」 今日は休みだと昨日言ったはずだが?一昨日の戦闘で一日中ずっとうとうとしてたんです。 もう帰ります。気をつけろよ。と言われたので、はいはい。と適当に返事をして、そうだ。と思い出す。聞いておきたかったことを一つ口に出す。 「先生、補習って自主的に参加できます?一部分だけちょっと出たいんですけれど。」 この間の試験で足りないもの。と思ったのは今以上に体術が足りてない。と思える。爆豪みたいな追加ダメージを与えれるような力はない。どちらかというと、間接的なダメージは作れれど、力。という部分はひどく足りないのだ。とこの間のオールマイト戦でよく思った。だから、補習を受けておきたい。…これ以上やる気出させるためにヒーロー3人とか勘弁してほしいし。むり、相澤オールマイトミッドナイトとかだったら、私死ぬ。むり。息できない。 「…どのあたりだ。」 「具体的に、どこ、とは言えないんですけれど。内容を聞いて考えたい部分もあります。っていうか、座学以外。」 「わかった。始める前に、何をやるかは言ってやるから、自分で決めろ。」 「ありがとうございます。じゃ、帰ります。」 ぺこりとお辞儀をして、そのまま来た道を帰りながら携帯を開く。百からの連絡を簡略すると。 ・明日は休校。林間用にみんなで買い物に行きます。 ・木椰区ショッピングモール。10時集合。 ・起きたら連絡ください。 起きたとだけ返事して、この後どうするかを考える。林間で必要なのってあるかな。と考える。着替えとか靴かな。でも、履きなれたほうがいいだろうし。面倒なら中学のジャージでもいいじゃん。っておもってるので、まぁ、行って必要なら買おうかな。 現状、制服のままだが、仕方がない。集合場所に行こう。家に連絡を入れて、そのままの足で指定されたショッピングモールに行くそうしよう。頭の中で着替えて行こうかな。とも思ったが、家に帰るのもめんどうなので、いいや。補導されないだろう。休みだし。…いや、もう、ばれたらめんどうだし。一旦帰って着替えてこよう。あれやこれや言われたほうが面倒だ。ため息をつきながら、一路帰宅へ。 適当に着込んで、お母さんから学校用の費用としてお小遣いを多少融通してもらって、時計を見る。集合一時間前、遅刻しそう。とか思っていると送ったげるという母の申し出にありがたく受け取って、二人で車に乗り込む。電車代金浮いた―ラッキー! ←/back/→ ×
|