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ポンポンと峰田を振り回して大玉ころがしを応援したり、借り物競争にとんでもない”背脂”とか、指令を仕込んだり。…ざまぁ。って本気で思ってないからな!HAHAHAドンマイ峰田ざまあみろ!!ケラケラ笑いながら、ふと視線を後ろに向けると、百が浮かない顔をしていた。

「どうしたの?百」
「いえ。」
「あー常闇だっけ、相手」

そうですけれど。百ならきっとやれるって思ってるよ。浮かないしないテレビでてるんだから、ほら笑って笑って!ヒーローがしょっぱい顔してどうすんのよ。いけるいける。
背中を叩きながら笑う。だって、年一だし、親がヒーローだからって別にうち弱小事務所だし、きにすることもないから、こういってるだけなんだけれどさ。私は予選でイレギュラーっていうか、反則すれすれルートを走ったから、結局第三関門なんて短距離走だし。ぶっちゃけ、轟や瀬呂に勝てる自信は…瀬呂ならいけると思うよ。炎は移動させてもなぁ。轟ごと移動させなきゃいけないし。そうすると飛距離は心もとない。対策なんてない、どうせあったって砕け…埋めるか?いやいや、前の戦闘訓練で手の内ばれてるし、どうしようもないね。

「佳英さんは。」
「マイナスなことは終わってからでも考えられるよ。ほら、応援しよ!ほら峰田が困惑ずっとしてるよ!HAHAHAHA」
「なにをやってんの?」
「なーんもないよ芦戸ちゃん。そんな逆恨みで峰田の指示に背脂とかって書くわけないじゃん。そうだぁ始まる前に全員で円陣組んだりしなーい?」
「なんか、すごく棒読みだけれど」

透ちゃんが楽しそう!やろうやろう!というので、出ない梅雨ちゃんとかも巻き込んで近くのA組のやつらも、もちろん上鳴と峰田の両隣りは男子に頼んだ。ほら、君ら前科者じゃん。ねーしkたないよ。と円陣を組んで、隣は百と緑谷だった。向かいで切島が爆豪を巻き込もうとしている。誘い込めなかったのか、瀬呂と芦戸ちゃんが慰めるようにしながら、切島を迎えいれる。きっと、来年も再来年もこうやって行くんだろうな。なんて考えると、ちょっと楽しいかも。あとで通形一同三年生にも連絡を送っておこう。


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