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第二はどうさ!?落ちればアウト!それが嫌ならはいずり名!!ザ・フォール!!綱がつながっている足場が無数に置かれてる。…はて、これはどう対処しようかな。”個性”使うか。とも思っているが、これは面倒なのかもしれない。自分の”個性”は自分には使えないんだから。

「大げさな綱渡りね。先に行くね佳英ちゃん」
「どうぞ。どうぞ。」

梅雨ちゃんを見送って、さてどうするかと思い浮かぶ。聞きたいことがあったので、近くのカメラロボに叫ぶように聞いてみる。

「せんせー!!!落ちるのは駄目だけど、自分で降りるのはありですかー!!!!」
「いいメッセージだぜ!!1−A沖方、今聞いたがミッドナイトは一番下は水だから水に触れなければオッケーだっていってるぜ!…にしても、なにするんだ。イレイザー・ヘッドさん?」
「俺に聞くな」

スピーカーを通して聞こえてきた快諾を聞いて、行動をすぐさま始める。よっしゃ。まかせろ。崖を削岩して階段を作り、水の上に土をかけて床を作る。そこからゴールまで確認して、そっちまで道を伸ばす。ゴール側から土を削岩しつつ階段を作ってしまえばこっちのもの。カメラロボ??知らない知らない。だって、かの高名なマリーアントワネットは言ったよ。パンがなければお菓子をたべればいいじゃないって。だから、道がなければ作ってしまえばいいのだよ!!って私は思うんだよね。オッケーも出てるし、問題ない。そのまま登り切って第二関門はクリアして、走り出そうとした瞬間に上から声が降る。

「チビ!!どけ!!」
「悪い悪い、はいよ。」

一歩横にずれて、きた床をもちろんつぶしておく。あとから来たやつ対策。轟もしてたしいいよね。と階段の一部分を崩しておいて、私は第三関門に向かう。戦闘を走る二つの背中を追いかけるように走る。スピーカーは第三関門の情報を流してくれる。一面地雷のラストの距離。

「二人とも邪魔だ!!」

声を張り上げると、先頭の二つがこっちを向いた。あ、爆豪と轟じゃん。一番は私がもらうんだ!!いいだろ、たまには!通形たちに自慢してやるんだよ!!籤運で最近かなしいおもいばっかしてるんだからいいだろ!ハブられのちから思い知れ!

「テメェ宣戦布告する相手を間違えてんじゃねえよ!」
「お前たち二人は、叫んでる暇あったら後続の妨害を考えるんだね!足元お留守だよ!!」

二人の足元を大きくくりぬきつつ、くりぬいた土を自分の足場に持って来て厚めに敷いて地雷を踏まないようにする。急に足場がなくなって轟がバランスを崩した。爆豪が、何か吠えてるが関係ない、視界に入る爆豪をとらえて後ろに置く。宙を浮いていた爆豪を地面に置く。

「沖方テメェ!!」
「あんたらよりも年上の沽券にかかわるっての!!」

轟も危惧して氷を出そうとするが、それごと轟も後ろに置きなおして私が一位をぶんどった。再度また二人を後ろに置きなおして私はゴールラインを切るのだった。

「よっしゃ、一位!」
「何が起きた、テレポートか!?沖方、1−A沖方が大きく差をつけて今一着でゴールイン!!」


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