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POISON FOOD
〜ポイズン フード〜



カイ)「ちょっと待てっ!! なんだよ、このタイトル!! ポイズン…って毒って意味だろっ!? なんなんだよっ!?」

カエン)「カイ、落ち着いて…」

カイ)「落ち着けるか、バカッ!!」

カエン)「バカ!? 仮にも王子の僕に向かってバカってー…!! …いゃ、もう良いや… カイって配慮の欠片もないからね」



その時、調理場からナティアが出て来た。
可愛らしいエプロンを着けている。
手にはー…。






カイ)「お、おまっ…!? なに持ってんだっ!?」

ナティア)「料理だけど」

カエン)「料理…? なにを料理したの…?」

ナティア)「なにって、そりゃ〜…」



ナティアは、急に無言になった。
皿に乗る得体の知れない物は、不気味な色だし、食べ物とは思えないし…。
なにより、不味そうだ。



ナティア)「…食べられる物を入れて煮込んだ、とっても美味しい(だろう)オレの手料理だよ」






カイ)「嘘つけっ!! 今、小声で"だろう"って言ったろ!? お前、味見すらしてねぇなっ!?」

カエン)「ナティアさ〜ん…」

ナティア)「…実はね、料理の練習に一人で作ったんだ 料理を無駄にするのもアレだし、食べてみない…?」



ナティアの信じられない発言に、僕とカイは無言で素早く逃走した。
そのすぐあと、この惨状を目撃した(ナティアの実父)ファルマ大佐に、ナティアは厳しく叱られたらしい…。



>>秋空鈴音のひとこと


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