リクエストG
私の隣で眠る藍ちゃん。…とっても綺麗。女の子の私よりも綺麗で、睫毛が長い。
髪の毛もサラサラ。

スッと手を伸ばしてサラサラな髪の毛を撫でた。


「藍ちゃん…」


「なぁに。」


「ひぅゎっ!ビックリした…起きてるなら起きてるって言ってよ。」


お、お、起きてる。眠っている間にワサワサ触っちゃうなんて変態行為を知られたなんて不覚すぎる。


「気持ち悪い悲鳴出さないでよ…だって大人しく僕の髪の毛弄って何してるのかと思って。ナマエの行動って本当に不可思議だよね。」


「彼女に対して気持ち悪いってどういう事ですか美風さん。」


「常識と外れたことばっかりするし、変態だし、どうして僕こんな人好きなんだろう。」


何だかんだ貶すけど、藍ちゃんは私のこと好きって言ってくれるから大好きなの。
変態なのは、藍ちゃんにのみ発動する特殊スキルなのに、どうしてわかってくれないのかなぁ…以外と外では常識人で通っているはずです。

頭を抱える藍ちゃん。
その腕を捕まえて力説する。


「そりゃ、藍ちゃんは美人だしカッコイイし…だけどそんな端麗なお顔からドS的発言が出てきちゃったら私のドM乙女心をガシッと鷲掴みするに決まってるよ、うん。」


「ちょっと近づかないで、気持ち悪いよ。っていうか全く会話噛みあってないんですけど!」


「『近づくな』なんて酷いよ藍ちゃん!こんなに大好きなのに!!」


「何ニヤニヤしちゃってるのさ変態。もう、近づかないでって言っても全然言う事聞かないんだから。」


藍ちゃんが本気で私を足蹴りしてグイグイと遠くへ追いやる。酷い!
それに負けじと藍ちゃんの腕にギューっとしがみつくと、「もう、知らないよ」と言ってふわりと体が浮いた。そしてまた先程寝ていたベッドへ引き戻された。背中が当たってバウンドしたら、ふわりと藍ちゃんの匂いがして、キュンとなる。


「藍ちゃっ…っんん…」


愛しい人の名前を呼び終える前に唇を塞がれる。そしてヌルリと舌を絡められ、さっきの子供がじゃれているような雰囲気は一気に男と女のしっとりとした雰囲気に塗り替えられた。
キスから解放された唇から、お互いの混ざった唾液の糸が二人を結んだ。藍ちゃんの唇が艶めいて、色っぽくて私の心はドキドキが止まらない。


「ほら、その顔も…厭らしい。」


「ふぁあ」


私の変態行為がばれるまで、先程はまぐわっていたのだ。お互いに身に纏う物なんてないに等しい。
藍ちゃんが私に跨って胸の間に顔を埋めた。髪の毛が当たってくすぐったい。
柔らかさを確かめるかのようにゆっくりと揉み始め、ペロぺロと私のおっぱいを舐める藍ちゃん。先っぽを口に含んで吸ったり舐めたり、時々甘噛みする。
ピクピクと一つ一つの愛撫に反応する身体。もっともっと刺激が欲しくて、腰がくねる。


「変態。」


「っ…ぁ…」


「なぁに…そんなに罵られて気持ちいいの?」


「…ぅん…」


綺麗で整った顔立ちの藍ちゃんはニヤリと笑って意地悪く、私を罵る。
そして罵りながらも私の身体を滑るように触っては内股を指の腹でツーっと撫でる。
そんな刺激にすら感じてしまう。

全てが気持ちいいの。藍ちゃんから与えられる全てが。
だから、藍ちゃんだから罵られても感じてしまうの。



「馬鹿だね。」


「馬鹿だもん。」


ふふっと二人で笑い合って、ギュッと抱きしめあった。
藍ちゃんの昂ぶったものが私のお腹に当たる。そっと手を添えると藍ちゃんは「コラ」なんて言ってたけど、息子さんは喜んでいる気が…

藍ちゃんが少し離れて、私の腰を引く。
そしてグッと足を広げると、自らのものを擦り付けた。するとグチュリと粘着質な淫音が響く。恥ずかしくて足を閉じようとするけれど、藍ちゃんがそれを阻止させる。



「僕も馬鹿かな…」


「っぁああ!ん…あんん、や、そんな急に動かな…」


ググっと無理矢理に肉棒で広げるから本当にミシミシと身体からそんな音がしてるみたいだった。そして私の愛液を潤滑剤にガツガツと奥を突く藍ちゃん。
待ったを掛けてもお構いなしだった。


「だめ、お仕置きだから」


『お仕置き』…その言葉にキュンとして、私の興奮剤となった。
一層の粘着音が響いてグチャグチャだ。



「っ!あ、こら何勝手に感じちゃってるのさ。力抜いてよ。」


「ふぇ…?わかんな…ぁあ」


いいところを刺激されて、もうイきそう。
藍ちゃんの顔もすごく色っぽくて、綺麗で、カッコよくて、本当に大好きだなって幸せな気持ちのまま絶頂を迎える私は幸せかも。


「ナマエ…僕が好きでもない子とこんな事、するはずないでしょ。」


「ん…あぁぁ、あ、ん…嬉し…藍ちゃ…スキ…大、すきぃ…」



途切れ途切れに愛を伝える。身体いっぱいに気持ちを表して、一緒にイく時、ギュっと藍ちゃんを抱きしめた。






「僕も、スキだよ。」




藍ちゃんも、私が抱きしめる以上に強く、優しく私を抱きしめて、また同じベッドで眠りについた。


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