リクエストH
「ん〜嶺二〜…もぉだめぇ」


「私と寿さんを間違えないでください。」


「あ、お帰り!って名前さん!?」


「酔っ払いすぎです。」


番組収録が終わり、打ち上げとなったため、久しぶりの飲酒。
酔いつぶれて共演者だった後輩のトキヤに絡みながら、マスターコース寮に送ってもらっていた。



「嶺二のエッチィ…お尻触っちゃや…」


「なっ…触っていません。ですが、腰を抱いてないと貴女一人で立っていられないでしょう。と言うか、何度もいいますが、私は寿さんではありません。」


「んー…トキヤ?あはは、顔が赤くて可愛いー。チューしちゃう。」


私よりはきっと赤くはないのかもしれないけど、私から見たら顔が真っ赤で可愛くて、ついつい酔った勢いでキスをした。


「んん…っ…」


「んんっや…ぁあ…ふぁ…」



驚いたトキヤを気にもとめずにトキヤの柔らかい唇に触れていた。もちろん私が優勢…のはずだったけれど、いつの間にか頭に手がかかり、ギュっと抱かれたまま舌が口内に侵入した。熱い舌は絡まれば絡まるほど熱さを増して、体中が痺れるみたいな快感を与える。


「名前さん…もう限界です。こんなにも愛らしい貴女を寿さん独り占めだなんて。」


「あートキヤばっかしズルい!俺だって名前さんのこと大好きなのに。」


唇が名残惜しそうに離れていくと、トキヤが切な気に口を開いた。すると今まで唖然としながら2人の行為を眺めていた音也が割って入って告白する。
そんな2人がとっても可愛らしくって私は2人をギュ〜〜〜っと抱きしめて「あたしはぁ…トキヤも〜音也も〜だぁい好きなんらよぉ」って答えてあげる。呂律が回っていないのが自分でもわかるくらい酔っ払っているけど、2人が大切で大好きなのは確かである。



「コラコラコラァ!ちょっとそこの酔っ払いぃ!イケメン彼氏がいるのに堂々と浮気かぁ!!?嶺ちゃん嫉妬!」


ガチャリとドアが開く音がして、そちらを向くと嶺二が帰宅したところだった。
やっと登場した恋人にパタパタと小走りで近づいて抱きついた。


「嶺二ぃお帰り〜。愛してる〜。」


「あーもう、この子にお酒飲ませたの、誰。」


相当酔っ払っていることを察した嶺二は私の頭をよしよしと撫でながら犯人を捜す。
するとトキヤが呆れてため息をついた。


「黒崎さんですよ。今日は番組の打ち上げだったので。酔っ払った名前さんを介抱してここまで送ってきて差し上げたのはこの私ですが。」


「へ〜そうなんだ。トッキ―偉いぞ☆じゃあ、名前。トッキ―にご褒美あげてよ☆いつも僕に奉仕してるみたいにさ。」


嶺二の整った顔がニヤリと笑う。


「うん…トキヤーこっちおいでー」


「…奉仕って…ちょ…名前さん!?貴女何を…」


嶺二の元を離れてトキヤに近づく。トキヤをソファに誘うと足の間に入り混みベルトに手を掛けた。


「何って?フェラだけどぉ?」


「寿さん、正気ですか!?」


「うん☆たまには乱交…っていうか4Pだけど。嶺ちゃん、名前の淫乱な姿とっても興味あるしー」


トキヤが顔を真っ赤にしている姿なんて中々見れるものではない。照れているトキヤが可愛くって、ふふっと笑いを零しながら私はトキヤのものを取り出した。中途半端に立ち上がりかけているものにふぅっと息を吹きかけてペロリと舐めた。


「貴方って人は…っあ…」


嶺二のぶっ飛んだ変態ぶりにトキヤは呆れているけれど、それにも構わずパクリとトキヤのものを口に含んだ。唾液をねっとりからめてジュブジュブとわざと音を立てて舌を絡めながら吸い上げる。
トキヤの吐息が熱く零れだして、半立ちだったものが反りあがり口の中でピクピクしながら大きさを増していった。
満足そうにその模様を眺める嶺二と、その横に顔を赤くしながらも羨ましそうに眺めて自分の物を触る音也の姿が目に入った。


「あー、音也もこっちおいでー。自分で触っててもつまらないよー。」


子犬のように尻尾を振って近づいた音也のズボンをずらしながら、トキヤを音也の隣に立つように促した。
右に音也、左にトキヤ…少し離れたところに嶺二。

目の前に現れた2本の肉棒を両手で引き寄せると先端を舐めながら両手を動かす。
音也がうっとりした面持ちで「名前さん、すっごくエロい。」「可愛い。」と言いながら私の頭を撫でた。


「2本も咥えられて嬉しい?」


「うん…ぁあ、美味しい。」


離れていたと思っていた嶺二がいつの間にか近づいて、私に問いかけた。
私を見下すその瞳が私を射止めて感度に変わる。
後ろに回った嶺二がスカートをめくってお尻を撫でる。ピクリと気持ちよくって肉棒をにぎる手に少し力が入ると音也もトキヤも気持ちよさそうな顔をしていた。


「じゃあ下のお口は僕が塞いであげるね」


「ひぐぅ…あ、れい、じ…や、やぁあ」


下着をずらすと何も慣らしていないそこに嶺二の熱いものがあたり、そのまま挿入された。いきなり入ってきた肉棒は内壁をメリメリと音を立てるように侵入された。


「トキヤのと音也のと2本も咥えちゃったから濡れちゃったの?すっごいグチョグチョ。」


「れい…や、奥…」


奥まで到達したものが子宮をガンガン突き上げる。嶺二の言葉にさらに反応してグチョグチョと粘着音増す。


「ほら、ちゃぁんと2人の奉仕して。嶺ちゃんの命令だよーちゃんと聞けるよね☆」


「う、ん…嶺二…もっと…あ、あぁぁ、」


嶺二が腰を掴んで後ろからガツガツと中を弄る。嶺二に言われた通りにまた2人のモノを交互に加えながら空いている手でもう片方を扱く。


「あ、く…咥えながら喋ったら出ちゃうよ…」


「えぇ…その色っぽい顔も耐えられません…」


「いい、よ…濃いの出してぇ…」



3人が絶頂を迎える。

口の中に出された白濁は全て入りきらずに私の顔を汚していた。



**********







「…っていう夢を見たんだよね!超ー興奮!」


「馬鹿っ最低っ鬼畜っ」


「ね、だからさ、やろ!2人誘って。」


「い・や!ていうか、今3拍子揃った悪口聞いてなかったわけ?」


「え〜ケチ〜〜〜!」


「ケチで結構。またそんな変態なことしたいなんて言ったらもう嶺二とエッチしてあげないんだから!」


「ぶーぶー!」


「拗ねてもだめ!」



あぁ、神様。この糞変態な彼氏にどうか天罰を与えてやってください。


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