ダイス×ダイス
私は今まさに一十木音也に組み敷かれている最中である。



イス×イス



そうなった理由はよくわからないが、さかのぼる事どれだけだったか…

例の如く、思いつきによりAクラスとSクラスでデュエットをすることになり、私は曲のイメージを話合うため二人の部屋へ足を運んでいた。



「おじゃましまーす。…トキヤは?」
部屋を見渡すがトキヤは見当たらない。

「わかんないけど今に帰って来るって♪」

「ふーん。じゃぁとりあえず一十木君の意見を聞こうかな」

余りにあっけらかんと話すため、何故かわからないけど、確かに今に来るだろうと言う気がした。。


「えっと俺はね…アップテンポでカッコいい感じのがいいなぁ。あ、そうそう、前から言おうと思ってたけど、音也でいいよ。」

「え?」

「だってトキヤはトキヤなのに俺は一十木君て何か寂しいじゃん!?俺名前と仲良くなりたいし!!」

キラキラした顔で言われて、アイドルって凄いな、と思った。

「了解♪じゃぁ音也。」

「うん♪」

「音也の言うカッコいい感じって、ドラムとかギターとかが映えるロックな感じ?それともサックスとかピアノが映える感じ?」

「ギターにドラム♪さっすが名前!説明わっかりやすいなぁ♪あーあ、トキヤが羨ましいなぁ、俺も名前と組みたいー!」

「あはは、何か音也ってワンコみたいだね。可愛くて人懐っこくて。」




か、可愛い…!!




男の子に対して可愛いって失礼だろうけど(翔ちゃん談)子犬みたいな愛らしさに、ついつい頭を撫でてしまった。


「・・・」

「髪の毛ふわふわ〜!ずっと触ってみたかったんだよね実は☆」

予想以上の毛並に喜ぶ私だったが、不意に腕を引っ張られて強引に押し倒された。

「あ〜もう!」

「ちょっ・・・何、何?」

状況を察せずに困惑していると上から音也が私を見下ろした。

「名前がいけないんだからね」

「え〜っと・・・とりあえずよくわかんないけどどいてくれないかなぁ」

とりあえずこんな状況ありえない。私はただ、曲を作りに来ただけだし、何よりあまり話をしたこともない男の子に組み敷かれている意味がまったくわからない。

そんなことを考えていると、音也の熱い吐息が近くにあることを感じた。

「無理かも…ちょっとヤバいなぁこれ」
音也の唇がさらに近づいた時、


「ちょっとどころかかなりヤバいですよ」

入口から待ち人、トキヤが怒りと呆れの混ざった口調でツッコんだ。

天の助け!!!!!!!!!
なんていいタイミングなのだろうか。

「トキヤ!!ちょっと何とかして・・・」

「困りますよ、名前は私のパートナーなんですから」

「そうそう!!」

「私が居るところでしていただかないと。」




・・・・・ん?



・・・・・・・・・・・・。





「えええええ!!!!??」

                                     



なんだろうかこの展開は。

近づいてきたトキヤを睨むが、トキヤは全く動じず、むしろ楽しそうだった。
スッと組み敷かれた私の横に座ると唐突に胸をもみ始めた。



「んんん…やっ」
ピクピクと反応した私に対してさらに制服をたくし上げて下着をずらした。

「いやぁ!」
露わになった胸の頂を爪で引っかいたり、つまんだりした。

「ひゃぅ…あ、あぁ…やめ…」




「あ〜ズルいよトキヤ〜」

「早い者勝ちです」

まるで子供がおもちゃやお菓子の取り合いのようだった。
しかし、もうそれよりも押し寄せる快楽をなんとかしてほしかった。

「乳首…立ってきたよ、可愛い」

「私に弄られるのと音也に弄られるの、どっちが気持ちいですか?」

音也が私の乳首をかわいいと言いながらチューチューとそれを吸った。それを見てトキヤが意地悪を言いながら反対側の乳首を舐めた。

「わ・・・かんないっ…や…ぁ、あぁ、ひぁ…吸っちゃ…や」

急に左右違う刺激が押し寄せ、気持ちくてたまらない。

「ぁ、ぁん…やめ…」
音也が乳首をいじりながらスカートを捲りあげた。

「乳首感じやすいんだね♪パンツに染みができちゃってるよ。名前やらしい…」

下着に染みができているほど濡れている…それを見られた羞恥心と期待と快楽といろんなものが混ざりあって余計にそこを濡らしてしまう。

「恥ずかし…ぁ…あぁ、ふぁ」

「うわぁ♪ぐちょぐちょ…」

クチュ…チュ、ピチャッ

音也が下着を横にずらして濡れた秘部を直接舐める。

「音也…ズルいですよ」

「早いものがちって…ん、トキヤがゆった…」

「ひぁぁ!!しゃべっちゃやぁ」

秘部を舐めながらトキヤと喋る音也。違う刺激に身をよじって感じる。

「名前、じゃぁ私のしゃぶってください・・・おいしいですよ」

「ふぐ・・・あふ…ぁ」

トキヤが私の頭を無理やり横に向け、すでに反り返った大きなものを口腔内にねじ込み、同時に乳首を弄る。

「あぁ、気持ちいですね、でもこれじゃイけませんよ、ちゃんと舌を絡めて吸って」

「んんん!!ん、ぁ…ぁふ」
トキヤに促されトキヤの大きなものに舌を絡ませ先を吸うとトキヤのモノがピクンと反応し、硬さを増した。

「そうそう、上手いですよ。今度は二人きりでフェラの仕方ゆっくり教えて差し上げますね」

「うっわ〜トキヤ、エロっ」

そう言いながらも秘部に指を這わせた。

「ふぁぁ!!!!ア、ぁん…あ、あぁ」

「貴方に言われたくありませんよ」
呆れた顔のトキヤ。

「ゃ、指…いやぁ、ぁ、」

音也の刺激に自然と腰が動く。

「指気持ちいの?」

「よさそうですね。いい表情をしていますよ」

2人が満足そうに私の顔を覗き込んだ。
羞恥心と快楽でおかしくなりそうだ。



「やぁ…ぁ、あぁダメ…いっちゃう、いっちゃうぅ」

さらなる快楽を求めて自ら腰を揺らし、絶頂へ誘う。


「いいよ」「いいですよ」



「あ、あぁ、気持ちぃ、ふぁぁ、二人の指もっとズポズポして・・・あ、あぁいく、いくぅぅぅ!!」

2人からの許しをもらい、ついに絶頂に達した。



「わお…潮吹く位良かった?」

「はぁ…はぁ…」

音也が指を引き抜くと透明無臭のもが太ももに垂れてきた。達した解放感と快感から虚ろのままの私にトキヤ声をかけた。
「名前、大丈夫ですか?これからが本番ですよ?」

いつも見ないくらいの笑顔で私に近づく。
するとトキヤが腰を引き寄せ、後ろから急に硬くなったものを宛がい、そのまま挿入した。

「じゃぁお先に」

「ひぁぁぁぁ!!あ、あ、やぁ、おっき・・・」

急な圧迫感と刺激に悲鳴のような声が出る。

「あぁ、名前の中、めちゃめちゃ気持ちい」

音也は名前の中を堪能するかのようにゆっくりと腰を動かした。
徐々に音也の刺激になれてきたかと思った時、前にいたトキヤが顎をつかみ顔を上に持ち上げた。

「休んでないで私のもちゃんとしゃぶってください」

「ふぅ、あ、ぁん…ぁ」
自分からトキヤの高ぶったものを舐め、しゃぶり始めた。
快感と息苦しさで生理的な涙を流し、自ら腰を動かす。

「くっ、名前・・・イクよ」
音也のスピードが増し、壊れてしまうのではないかと思う程腰を打ち付け子宮の奥をついた。
「あ、やぁ…ぁん、あ、はぅ…ぁ、あぁぁ!!」

音也がイく瞬間、ズルっと秘部からそれを抜き、お尻に白濁の欲望をぶちまけた。生暖かい感触がお尻から太ももにかけて伝わる。
息を整えている最中にトキヤが声をかけてきた。

「次は私ですよ」
ズプ…クチュ……

「ひぁぁぁ!!や、気持ち、ぃ…ん…ぁ」

「名前の中ぐちょぐちょで気持ちいですよ!」
一気に挿入したと同時にパンッっと形のいいお尻を叩く。

「ひっ…はぅぅ…ぁん」

「お尻叩かれて気持ちいんだ」
音也が興味深々にトキヤとの事情を見つめる。
「ひぅ、あぁ、気持ちぃ…ぁ、ぁん、トキヤ…もっとぉ」
もっとしてほしい…羞恥心を抑えてトキヤに懇願する。
「いいですよ♪」
気をよくしたトキヤが打ち付けるスピードを速めながら、パンパンとスパンキングする。
「あぁぁ…んぁ、ひぁぁ…!いい。気持ちぃ…」

「名前、可愛い〜またおっきくなっちゃった」
2人の事情を見て音也が反応した。

「ぁ、く…私もそろそろいきますよ」
さらにスピードを上げるとトキヤも絶頂を迎えた。






「名前〜そんなに怒らないでよ。本当にごめん!!」
「さすがにやりすぎでした…反省しています」
かなりのお怒り具合な私をみて正座で謝る2人。

「もう!二人とも今度はちゃんと曲について考えてよね!!」

「「はい」」
まったく…一気に経験値あげた気がするなぁ、私。
複雑な思いでいる私にトキヤが声をかけた。

「でもこれだけは聞かせて下さい・・・」

「何?」

「音也と私とどっちが良かったのか」


・・・・・・・・。


「トキヤのバカァァァ!!もう知らないっ」



・・・本日の話し合い、強制終了。

fin


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