私はあなたを愛してます(バッツ総攻*FF5)

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*非常に短い
*バッツ愛され









相乗効果 バツクル
熱苦しい、温かい、そんな感情に芽生えたのはいつだろうか。

今は雪降る寒い季節。
目立つ赤いマントを付けた旅人の青年。
戦いが終わり、一年経って会った大樹の森から今は行方知らず。

会いたいのに会えない寂しさを堪えながら寒い冬を耐える。
いつもは祖父が優しく抱きしめる温もりは何処へ。
何時もの執務に追われていた時に彼は風のように突然現れた。

「クルル、久しぶりだな」

にっこりと笑う青年。
あの赤いマントの青年……ああ、愛しき兄のような…でも、愛してる青年。

「何ヶ月振りなの?」
「うーん……ざっと八ヶ月?」

うそ。本当は八ヶ月なんて等に越えてるのはバレバレなのを黙ってそうなのかと言う。
青年の大雑把ながらも優しい笑顔に流される。
きっと彼の心の中は心地よいのだろうと勝手に想像してしまう。
青年はマントを外そうとすると

「外さないで……私のーーー」

青年はその言葉に驚いた表情をした後ににっこりと何も言わないずに微笑んでマントを外さないで青年は愛しいと感じられる位で抱きしめてくれた。

ああ、まさにこれが相乗効果かもしれない。

お姫様と旅人 バツレナ
城の廊下はいつも長いと感じる。
コツコツとヒールの足音をたてて歩くと別のコツコツとブーツの音が聞こえる。
角から前に歩いている青年を見つけた。
スカートを少し持ち上げて、小走りで追いかけた後に赤いマントを引っ張ると驚いた表情で振り返る彼にくすくすと笑いながら悪戯成功だと言いながらも心の中は満たされる。
悪戯に少し機嫌を悪くしたのか耳を赤くしてそっぽを向く彼もまた可愛らしい。

戦う時は男らしいのに普段はまるで乙女な青年。
女の子でも少し狡いと感じてしまう愛しき彼は何処にも留まらない旅人で……

「ずっと、此処に居ればいいのにな……」

そう口にしたって彼は決して歩みを止めない。
風のように自由気ままな青年を足を止める事や人など、この世にはいない。
無論、知っている人も知らない人も青年を愛してる人も青年に愛されている人でも……彼の歩みを止める事など出来ない。

ただ、目的地のない場所に向かって歩く彼の背中は少し寂しく感じたの。

「バッツ……愛してるわ…」

そんな世紀的な告白も彼はきっと風のように流してしまうだろう。
それでも愛しい風の青年を私は

「恋してるの」

青年は子供のように目を丸くして瞬きをして驚いていた。

友情恋愛ホームラン バツファリ
青年は自分とは友情として見ているが、自分は恋愛として青年を見てしまっている。
愛されているのに青年は愛から手を離して、自分から愛す。
だが、それは慈しむ愛。けして恋愛と言う感情はなく、慈しむ愛なのだ。
ただ可愛いと、実の妹のように生物にも人間にも青年は慈しむのだ。
その慈しむ愛だけでは物足りない。
もっと見てくれ……。

「愛してるから」
「うん。おれも"愛してる"よ」

それはどちらの意味なのか……ホームランじゃないかもしれない彼の言葉に思わず苦笑いしてしまった。




三つ詰め込んだけど、攻じゃなくて受になってるような気がするけど……バッツが可愛いから仕方ないんだ!!←(ぇ
一応まとも?かも

2017.01.22/題名フォントの大きさ変更




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