BREAV BLADE or CHICKEN KNIFE(589)

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*よくあるネタ話です
*とっても短めです。








「ブレイブブレイド……か……」

バッツは自身の握る剣をテント内で手入れをしながら呟くとジタンが自身の武器を手入れの作業の手を止めて彼に聞くと、バッツの持つ武器ね名前はブレイブブレイドと言うらしく、別名は"勇気の剣"と言われる強い武器らしい。
スコールも同じくテント内でガンブレードを手入れしながら急に呟いたのかと聞くとバッツは少しだけ元の世界の記憶が戻ったらしい。

「とは言ってもその部分しか思い出してないんだけどな。」

バッツは村の名前を思い出せないが、その村に住む男が村の入り口前で駆け回っていて話を聞くと幽霊が出てくると言われて閉まっていた開かずの倉庫の扉を開いてしまったと言った。
興味本位で倉庫を越えて行くと町中の森に迷っていたらとある場所に辿り着いた。
そこには二つの箱と知らないおじいさんがいて、その人は箱の中身には"勇気の剣"と"弱虫のナイフ"のどちらをくれると言われてバッツは勇気の剣が入ってる箱を開けるとおじいさんが急に……
と言う途中でジタンがストップといきなり止めてきた。ジタンとスコールは顔を真っ青になりながらバッツの顔を見ている。彼は普通の表情をしながら

「何だよ。ここから肝心な……」
「まて、まて……誰が怪談話を聞きたいって言った!?」
「は?怪談?怪談なのかこの話?」

バッツは目の前で見た当事者だが全然驚かなかった。
とは言っても最初の下りでバッツは"幽霊が出る倉庫をこえた森"だときちんと聞いていたし、彼らにも言ったはずだ。

「だって、"幽霊が出る"って最初に聞いたと言ったぜ?」
「そ、そ、そうだが……!!」

スコールは何故かオチが見えたのか珍しく必死に首を振った。ジタンの尻尾も完全に垂れ下がって怯えている為に仕方ないと思いながら二人の願い通り話を止めた。

バッツがブレイブブレイドの入った宝箱を取ると、おじいさんは急に骸骨となって変な声を上げながらその場から居なくなってしまったのだ。
不思議な現象だなと思っていたらその空間が消えて、森に戻っていた。
それから確か何度かバッツ達がその場所に訪れても二度とその空間が現れなかった。

よく考えたら確かにホラーなのかも知れないが、バッツにとってはとても不思議な体験だったなと感じながら再びブレイブブレイドの手入れをし出すとスコールは少しだけ気になり、再び手を止めてバッツに問うた。

「それで一つ聞きたい事があるが、バッツの受け取った"勇気の剣"とは……?」
「へ?"勇気の剣"?それかー……これが"勇気の剣"だけど?」

とバッツの手にしているブレイブブレイドがあの幽霊のおじいさんのくれた箱から受け取った"勇気の剣"だと告げるとスコールとジタンは二人してテントの端に行って、くっついて縮こまる。
そんな二人の反応を見てバッツは笑った。




私は断然ブレイブブレイド派ですが、チキンナイフの方が色々融通が効く場合もありますよね。
ホラーの時期じゃないけど、ff5をプレイした時にあ、これだと思いながらもよく考えたら在り来たりなネタだと気付く(←今更


2016.11.10 一部修整、加筆




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