プレデター3(5受け*特殊設定)9/29Episode-03 神木の大樹 スコールが連れてきたのは先ほど言っていた神木の大樹に眠っているバッツを中にまで連れていき、そこに備え付けてあったベッドに彼を寝かせ、布団を掛けた。 暫くするとバッツはゆっくりと目を覚ます。 「ん……スコール……?」 「まだ体調は優れないか?」 と彼を撫でながらスコールはそう聞くと彼は何も言わずにただ頷いた。 スコールは少し心配をしながら 「此処はお前の休むための領域だから安心しろ。 それに久しぶりに獣の姿になり、記憶のないアンタだから余計に気を遣って疲労がまわってきたのだろうな。」 「ごめん……迷惑……か?」 「まさか?お前は何時もそう言う事言うな。」 バッツはスコールの言った事に理解出来ずに顔が疑問形になっていた。 すると扉が開き、中にいい匂いが充満した。 いい匂いの招待はお粥みたいな軽い食べ物とサンドイッチを持ってきたジタンが来た。 「スコール!お前の分とバッツの分の飯持ってきたぜ! それよりバッツの体調の方は?」 「ジタン、悪いな。 バッツの体調はまだ優れないみたいだ。」 「バッツ、大丈夫か?あ、記憶失っちまってるから俺の名前、分からないよな? 俺はジタン・トライバル!ジェノムと言う種族のまあ、迷い子だけどお前に拾われてからずっと此処で暮らしてるぜ。」 とジタンはバッツに軽く自己紹介をし終わったあとにサイドテーブルにお盆ごと置いた。 バッツはジタンに軽く上体だけ起こされて、ジタンはベッドの上体だけをあげる。バッツは病院のベッドみたいだなと感じながら上体だけ上がったベッドに背を預けた。 ジタンはお玉にお粥のような雑炊をお椀に入れて、スプーンとお椀を一緒にバッツに渡した。 「食えよ。ティーダ特製の雑炊は美味しいぜ?」 「サンドイッチはフリオニールか?ティーダのもいいが味付けがとっても美味いから」 「お!そうだぜ。」 バッツは彼らの言う通りなのかと気になって、少しフーフーとしながら少し冷ましたあとに口に含む。 実は何時も自分が作ったりして食べてた方が多かった為に他の人の手作りを食べるのは久しぶりだった。しかも、ティーダ特製の雑炊は驚くほどにとても美味しかった。 「美味しい……!」 「だろ?料理に関してはティーダとフリオニールの右に出る者って言ったらバッツしかいなかったしな。」 「え?おれ?」 「バッツの手作りの飯がみんな大好きでさ、森に住んでいる奴らは皆お前の手料理目当てで此処で暮らしている魔物もたくさんいるんだぜ?」 バッツはきっと記憶があった頃の自分なら皆の為にとせっせと料理したのだろう。と思いながら だが今の体調ではどうにも動くのにも怠くてベッドに身体を預けるだけしか出来ない状態だ。 「ごめんな、体の体調が良かったらその気持ちに応えられたんだけど………まだ怠くてな……」 バッツの顔色はまだ悪かった。 「かなりの期間、この大樹から離れて人間とずっと暮らしていた影響も大きいのだろうな……人間なら余計な力など使わなくてもいいがここだとそうもいかないしな」 「落ち着かないか?」 「いいや、むしろ安心出来るけど眠気も……」 と言ってる間にバッツは眠ってしまった。 ジタンは神木の大樹の内部を興味津々で周りを見ながら 「外観は毎回見てたけど此処の中を見るなんて初めてだぜ……物凄く神聖な場所なんだな……」 「此処は神龍の寝床でありながら力を蓄える場だ。 内部は廃れているように見えてるがバッツがこの方が落ち着くと言ってこのままなんだ。」 スコールはジタンに手伝えと言いながらベッドの上体を下ろすとベッドに戻って、ジタンはバッツをゆっくり転がしてスコールは布団を掛け直した。 久々で内容も唐突過ぎるね。 だけど、バッツさん愛され(わーい! 文章改行修正:2017.03.11 |