憎しみの先にあるもの(5'5*0??)9/17*バッツが不憫 *世界観無視 *突然始まって突然終わる ――――――――――――― とある日にバッツは急に元の世界全ての記憶を取り戻したところから全てが始まる。 バッツは突然、自身のいた世界の記憶を全て思い出した。 バッツのいた世界……通称、第一世界に隕石と自然の異変から世界を大きく……バッツの運命をも動かした。 砕け散った風やその時、まだ砕け散ってなかった水、火、土のクリスタルから選ばれし四人の光の戦士たちの使命は砕けちろうとしているクリスタルを護ること。 バッツたちは、使命通りに砕けちろうとしている残り三つのクリスタルを護ろうと世界を旅するも次々とクリスタルは目の前で砕け散り………世界は等々風は吹かず、水は濁り、火は燃え尽きて、土は枯渇………そんな場面をバッツは今まで目の前で見てきた。 その魔物はたくさんの人を殺して利用して………クリスタルを全て破壊尽くした。 第二世界と呼ばれた仲間のガラフがいた世界でも同様に戦士を利用し、ガラフを殺して……第二世界のクリスタルをも全て破壊し、二つに分断されていた世界を戻し、封印されていた『無』の力を手に入れようとした魔物こそがエクスデス……たくさんの生命を殺し、大切な仲間を殺したバッツの因縁……いや、憎き敵だった。 バッツは思い出した記憶の憎しみ任せにエクスデスを倒しに行こうとするがオニオンナイトやセシルといった聡明な彼らの言葉によってバッツは仲間たちに一度止められるが、仲間たちの静止を振り切って一人、エクスデスが居るであろう次元城に向かった。 次元城に着くとエクスデスは其処にいた。まるで最初からバッツがここに来ると分かっていたかのように……… エクスデスは振り返るとバッツは憎しみの表情を露にしながら自身の武器、ブレイブブレイドを具現化させてから構えてから言いたい事を言った。 「エクスデス……!!お前を倒して故郷のみんなや死んで逝ったガラフやたくさんの生命の仇を取ってやるっ!!成敗しろ!!」 「ファファファ………全てを思い出した途端に急に威勢がいいとは……人間は何処までも愚かしい。」 「愚かなのはお前だろ!人間はお前の利用する為の人形でもゴミじゃない!!」 バッツはそう言った後にエクスデスに攻撃を仕掛けるとエクスデスは磁場転移でワープして避ける。 「クリスタルの恩恵がない今の貴様では私を倒せまい。」 「そんなのはやって見なくちゃ分かんねー……だろっ!!」 彼が手に入れたコスモスのクリスタルはバッツの想いに応えるように淡く光り出して、彼は衣装を替えてエクスデスの前にいた。 その姿はあの最終決戦でのすっぴんマスターになっていた。 そんな彼にエクスデスは少しだけ感心した。 「クリスタルの力は相変わらず賞賛するほど素晴らしい。 そして、貴様の想いはどれほどクリスタルに影響を与えているのか………実に面白い。」 「おれの想いはお前を倒し、永遠に葬るだけだっ!!」 「ホゥ………貴様は光の戦士なのにも関わらず、今の力は純粋な想いではなく我に対する憎しみの想いだけでの力か? ファファファ!!それもまた一興だな」 エクスデスの言葉にバッツは売り言葉に買うかのようにブレイブブレイドを滅茶苦茶に振り回し出した。 「ファファファ!憎しみの力はなんとも愚かで素晴らしい! 純粋な想いの力ではつまらぬが、今の貴様は最高に愚か者で面白い!」 エクスデスは高笑いしながらバッツの攻撃をガードしている。バッツは余計にエクスデスの言葉に怒りと憎しみを露わにした。 「るっせぇっ!!!ブッ殺してやる!永遠に憎んで永遠に葬り去ってやるっ!!!」 「そうだ!バッツ・クラウザー!もっと我を憎め!もっと恨み、自身の憎しみの想いに全てを委ねろ!!ガラフの時のようにな!!ファファファ!!!」 バッツはただひたすらにエクスデスを攻撃していく。エクスデスは自身を護りながら憎しみに次第に呑まれていくバッツを見て、同情せずに憐れみながら 「(貴様の憎しみの先にあるもの………ガラフは死だったがあ奴には何が起こるのか………人間は本当に憐れな生き物だ。)」 どの位の時間が経ったのか全く理解出来ない…… ただ今のバッツはただ廃人のようにその場にいて、エクスデスの言われた通りにか動かない。 今は何も指示をして無いためにただその場で立ち尽くしていた。 「(バッツ・クラウザーの憎しみ、恨みの先にあるもの……それは精神崩壊と傀儡化とはな……)」 エクスデスはつまらなそうにそう思いながら精神崩壊し、廃人化したバッツをお姫様抱っこをして次元城内部に入って行った。 一部加筆修正:2017.03.02 |