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『お姉ちゃんは、考えるのが怖いのね』

柔らかな声が響くと、不思議と頭痛はなくなっていたの。

わたしは彼女に訊ねた。
あなたは誰なの、どこにいるの、と。

彼女はくすっと笑い声を漏らしてから、ゆっくり答えてくれた――。



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