昔A


金造side

あれから10年。

俺は祓魔師になるために塾へかようことになった。

結空とは入れ違いで入学。

優秀で何でもできる結空は上一級祓魔師を持っている。

18歳だと言うのに。

女なのに。

結空は俺より年上だし、俺は男なのに・・・

結空はどんどん先へ行ってしまう。

今は柔兄と一緒に任務とか一緒にしているらしい。

俺は今東京。結空は京都。

遠距離片思い。

つらい。

早う会いたい。

妙に意地張ってるところとか負けず嫌いなところとか。

そんな結空に合いたい思うた。



―現在

金「ごはん。口んとこついてんで。」

『むっ!?ほっえ〜(とってー)』

金「ん。」

ぺろっ

口元についたご飯粒を口でとってやる。

結空は顔を赤くしてそっぽをむいてしまった。

昔とは似ても似つかないような・・・

良く言えば素直になったことやろか。

こんなかわええとこ昔はみせてくれへんかったのに。



 2年前

塾を卒業して京都に帰って、最初に会ったんは結空やった。

昔とは違い俺のほうが背が高くなんか違和感があった。

でも、うれしかった。

俺の帰り待っててくれて。

『金造・・・・・・・おかえり』

その言葉がめっちゃ嬉しかった。

金「た、ただいまっ」

そや、その勢いやっ!!!(?)

いままで言えんかったことを、言うんや!!

金「ゆ、結空っ!!」

『な、んや?』

いきなり大声をだしたからかびっくりしたようで、ビクっと肩がふるえた。

その肩をがしっとつかんで

金「好きやっ!!」

『っへ、!?』

顔が赤くなるのがわかる。

顔に熱が集中する。

結空もみるみる顔が赤くなる。

『う・・・・・・・・』

金「う?」

『うち、も・・・・・や』

顔は下をむいていて聞こえずらかったが、たしかにきこえた。

金「ほんま?」

『・・・』

うなずく。

あんなお姉さん思うとった人が。

あんなに遠いと思っとった人が。

片思いや都思っとった人が。

今、彼女さんになった。


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そして現在にいたるというわけや!

今はもうラブラブやで。

デートにも何回か行ったし、き、キスもした。

初めは恥ずかしがっとったけど、今は周りも呆れるほどのラブラブっぷりや。






でもその恋はこの先ずっと続くんやろか