作戦と作戦
塔城「あんたなんかねぇ、皆から嫌われちゃえばいいのよ!!!」
『…』
塔城「今日までよ。皆からちやほやされるのは」
そう言い残し雪ちゃんは部室を出て行った。
『ちやほやされたこと一度もないんですけど』
雪ちゃんの言った通り、今日は何もなかった。
一つ、あったとしたら征十郎が雪ちゃんの働きを認めて私と同じく夏休みの期間だけではあるがマネージャーをやることになったということくらいだ。
桃井「あの女、嫌な臭いがプンプンするわ」
『え?香水のいい香りだったよ?』
桃井「そういう天然なところもカワイイっっ」
今日はさつきちゃんと帰ることに。
たまには女の子同士で帰るのも悪くないね!
さつきちゃんかわいいし、む、胸も大きいし…
目の保養になります。
桃井「ねぇ、ユアちゃん」
『なに〜?さつきちゃん』
桃井「何があっても、私はユアちゃんの味方だからねっ!!」
『お、おう…』
そのあと、マジバに寄って話(主にテツヤ君の)をして家(灰崎宅)へと帰宅した。
『ただいマンボー!』
灰崎「いつにもまして元気だな」
『そう〜?へへっ』
灰崎「気持ち悪っ」
祥吾には気持ち悪がられたが、明日は作戦が実行される日なんだよ!
夏休みを勝ち取るチャンス!!
『あ』
大切なことを一つ忘れていたのだよ。(真ちゃん風)
作戦実行→皆から嫌われる→灰崎宅に住めない
『Oh』
なんやかんやで祥吾の家は学校からもコンビニも駅も近いから結構良かったのに…
しかも光熱費とかその他もろもろ節約できてよかったのに…
手放さなければならないなんてっっっ
『作戦、変更してくんないかなぁ…雪ちゃん』
その日は寝るまで雪ちゃんの“ハーレム作戦〜ユア嫌われルート〜”の変更を願っていた。
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