2.5 SSS | ナノ

222!



ねこの日!



「ニュート!」
「えっ?!ちょ、な、何したのナマエ!」
「俺は今お前に魔法をかけた……」
「えっ、な、は?」
「ニュート、今日は何月何日だ?」
「2月22日だけど………なんなの、ナマエ?」
「ばかお前!2月22日だぞ!!決まってるだろ!!猫の日だよ!」
「ね、猫の日…?」
「というわけで俺はお前に猫耳の生える魔法をかけました〜!!!わあすげえかわいい!!」
「えっ?!あ……!!ナマエ!なんで僕にこんなこと!」
「だってほら、かわいいだろ?この日のために一生懸命作ったんだ!」
「かわいくないだろ!近頃何か夜遅くまで本とにらめっこしてると思ったら…!なんでそんな変なことに情熱を注いでるの!」
「変なこととはなんだよめちゃくちゃがんばったんだぞ!!ニュートのために!お前はかわいくないとか言ってるけど俺がかわいいって言ったらかわいいんだよ!あああかわいい〜!猫耳ニュート最高!」
「ちょ、ナマエ…!耳触らないで、くすぐったい(ナマエの方が絶対似合うのに…)」
「あ、悪い。……な、ニュート。にゃあって鳴いて」
「な…………、鳴かない」
「なんで」
「な、なんでも」
「いいだろ鳴いてくれたって!猫の日は1年で今日1日しかないんだぞ!特別な日なんだぞ!」
「僕は初耳だけど」
「…………。」
「……わ、分かったよ、その代わり、僕のお願い聞いてくれる?」
「んー、しょうがないな…。分かった、聞いてやろう」
「…………じゃあ、鳴く」
「…よし。……………ほら、早く」
「う…………………に、…にゃあ」
「……………………」
「…………ちょっと、ナマエ?何黙って、」
「…………待って、かわいすぎて涙出そう」
「ええ?!」


猫耳ニュートがかわいすぎて泣いた



「ああ…かわいいって正義」
「……」
「そんな変な目で俺を見るなよニュート。で、お願いって何?」
「…ナマエも、」
「え?」
「ナマエも生やして」
「えっちょ、おい!あーーーっ生えてるし!!!俺が一生懸命考えた魔法を!!!なんでそんな簡単に習得するんだよ!!!ていうか!!俺が猫耳生やしたってなんの得も生まれないぞ!!!」
「生まれるよ、僕が得する」
「…ちょ、…ニュートさん?なんでじりじりこっちに寄ってくるのかな?」
「僕よりもナマエの方が似合う」
「あの、あっそうだ!お願い!お願いなんだっけ?!俺が猫耳生えればよかったの?!そしたらもういいよな!生えてるし!半強制的にお前に生やされたけどな!」
「ううん、違う、」
「はあ?!違うのかよ!」
「ナマエ、」
「な、っなに、」
「このまま、…………してもいい?」
「は、…………はあ、」
「………ナマエ、」
「……へんたい」
「ん、」




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