2.5 SSS | ナノ

へたれニュートの小話2


お兄ちゃん推せる

「ナマエじゃないか!久しぶりだな」
「お久しぶりですテセウスさん」
「さん付けなんてよしてくれ、気軽にテセウスと呼んでくれて構わないから」
「じゃあお言葉に甘えることにします、テセウス」
「ああ。………どうしたんだ?」
「いやあ、本当に久しぶりで何だか嬉しくて…いつ以来ですかね」
「ニュートが君を紹介してくれた後に偶然一回職場で会ったよな?それ以来だから随分と経つな」
「そうですね…貴方の名前はうちの部署でもよく聞いていましたし、本当にお元気そうで何よりです」
「私も君が元気そうで何よりだ、ニュートに会うたびに君の様子を聞いてたんだが、中々教えてもらえなくてね。会えて嬉しいよ、ナマエ」
「ナマエ、もう行かないと」
「え、でもまだ時間あるだろ?それにニュートだってお兄さんに会うの久しぶりって言ってたし、もう少し」
「僕はいいんだ、ほらナマエ、行こう」
「お、おお…。テセウス、じゃあまた、」
「ああ。今度皆で食事にでも行こうか」
「ええ、是非」
「…………。」



「……ニュート、さっきからなに不貞腐れてるんだよ」
「…あれから兄さんに会ったなんて聞いてないよ」
「だからそれは偶然だって。同じ職場に勤めてるんだからばったり出会うことくらいあるだろ」
「そうだけど、…教えてくれてもいいじゃないか」
「……まあ、そうだけど」
「………」
「………」
「…ハグだって2回もしてた」
「子供かお前は!かわいいなもう!」



お兄ちゃんも推せるしお兄ちゃんに容易にやきもち焼くニュートも推せる男主





怪しむバンティ

「スキャマンダー先生とナマエさんは、いつからの付き合いなんです?」
「え?ああ…ホグワーツに入ってからの付き合いだから、うーん20年くらいの付き合いになるのかな?うわあ、20年てすごいな…、あ、そこのムーンカーフの餌取ってくれる?」
「はい、…そうなんですね、それからずっと一緒に?」
「ありがとう、ううん、よく考えたらそうかもしれないな。一時的に離れることはあったけどそんなに長期間じゃなかったし。はは、最早腐れ縁レベルだな!なあニュート!」
「え、何?」
「俺たちってすごい腐れ縁だなってバンティと話してたんだ!ほら、20年以上一緒にいるだろ?」
「ああ…そうだね、…腐れ縁以上の関係だとは思うけど」
「は?なんか言った?」
「ううん、何でも」
「(この2人、絶対に何かあるわ………)」



何となく2人の関係に感づくバンティ
ナマエとニュート的には関係は隠さなくてもいいよねなスタンスなのだが世間的には黙っていた方が良いということで一応隠してはいる







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