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これでもかってくらい晴れた今日。

教室でのびのびお弁当タイムもいいけど、
中庭とか屋上でお弁当食べてもいいなぁ。

あたりを見回すと、下敷きで仰いだり、
襟元をパタパタさせて服の中に風を入れる人もいる。


(いつもは、田島君と2人で屋上で食べるんだけど…。)


さぁ、どうしようかとお弁当を出したとき。



「あっみずき!今日のおかず、何!?」

『一口ハンバーグとオムライスとプチトマト!
ハンバーグはちゃんとひき肉から作ってみましたー!』

「ハ、ハンバーグ…!?」

『…、田島君、欲しいの?』

「ゲンミツに!」

『仕方ないなぁ。』

「じゃ、俺の席で食おーぜ!」



教室で食べることになりました。

田島君が席に戻って、今日は教室で食べると伝えた声が聞こえた。

一瞬、泉君が嫌そうな顔をしたのは、見なかったことにしておこうかな。



「「うまそう!」」

『うまそう!』

「こら!女の子は美味しそう!って言いなさい!」

『はい!浜ちゃん!では改めて、美味しそう!』

「「『いっただっきまーす!』」」



うん、味はなかなか…かな。

これなら田島君に食べさせてあげられる!

ちなみに席は近いけど、みんなあたし達から離れています。なんで?



『田島君!食べる?』

「いる!あー…!」

『はいはい、あーん!…どう!?』

「ん、うまい!じゃー俺もコレ!」

『むぐ!…お、おいしいー!』



毎日恒例のおかず交換。

あれ、食べさせ合うのって普通だよね?



「あいつらなんでココで食ってんの?すっげー恥ずいんだけど。」

「ま、まぁそういうなって!仲良いんだよ、あいつら。」



『ね、田島君!今度の日曜って、部活?だよね?』

「おう!1日練習だもん!」

『お弁当作って行ってもいい?』

「…マジで!?いいの!?」

『うん、作りたい!』

「やった!みずきちょー好き!大好き!」

『ありがとー。』



えへへ、と笑うと、頬に小さくキスをしてくれた。

うん、あたしも田島君が大好き!
周りなんて気にならないくらい。


「みずき!耳貸して!」

『ん?』

「これは、他の奴等に内緒な!
…大好きじゃなくて、愛してる、だから。ゲンミツにっ。」

『…っ!』










ないしょ話を、ひとつ。
(は、恥ずかしい…)
(照れてる?)
(て、照れてない!)
(でも、顔真っ赤じゃん!)
(〜…ッ!意地悪!)


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…ん?これ、甘々?
なんか、糖分消えた?
てゆーかコレってただのバカップル!?

あわわわわわ、どうしよう!
ここ、こんなんでいいのだろうか!?

小説を捧げる度にこんなこと言ってる気がする。

うわぁ、なんか、ほんと!

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