星月夜


今日は凄く星がきれいだね!
なんて言いながら、バイト終わり
浜ちゃんと二人で夜道を歩く

バイト先が同じで、今日みたいに終わる
時間が一緒だったりするとこうやって
一緒に帰る習慣?みたくなっている


「今日は街の明かりが
なくても良さそーだなー」
「ねーホント」


都会みたく高いビルやら建物がたくさん
ないから夜空が目一杯視界に広がる

思わずふあ、と息をつきたくなるほど星がたくさんあってきらきらと輝いている


「そーいやさ、」
「ん?」
「小さい頃にもこうやって星を見たよな」
「んえ?そうだっけ」


頭を抱えて浜ちゃんと過ごした
小さい頃の記憶を探ってみる

横目で浜ちゃんをみると
ばっちり目が合った
すると覚えてねーよな、
んな昔の事と言ってしゅんとする


「ごめん、」
「謝んなって、また見れて俺は嬉しいし」


なんて言うとみるみるうちに
浜ちゃんの顔が赤くなる

それを見て私もなんだか顔が熱くなった



星月夜


(浜ちゃん)
(ん?)
(私も嬉しいよ)
(・・・おー)
(照れてる)
(・・ねーよ!)

20100811.











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