陸side1



―桃井 陸―

今日もつかれたわぁ…。
今、わしはまじめに勉強中。つーか、なんやねん、この問題。分からへんわ<(`^´)>
「陸―。海月ちゃん来てるわよー。」
「あん?なんやねん、オカンでかけんのかぇ?」
 オカンは笑って「職場よ。」と言った。
「……陸。」
「ぅわおぇ?!!!」
 は?誰?侵入者???!!だーれーかー!セ○ム呼んでくれーーー!!
「……陸?」
「あん?…………なんやぁ、海月か。」
「さっき、撥絵さん(陸の母)が言った。」
 あ?……確かにそうやったのぉ。
海月はペタンと絨毯の上に座って、わしの音楽雑誌を2つ3つペラペラと捲った。
「……陸。」
「あん?」
「この“cheese”なに?」
「はぁ?海月、cheese知らへんのか?今をときめくヒップホップグループやんか!」
 海月は小首をかしげた。
「…。ひっぷほっぷ?」
「知らへんのか?!!!」
 少々世間知らずなのが、なぁ……。

「今日の話を聞いたで。」
「……。」
「人間は、よくわからない。」
「あぁ??」
「対応、よかった?」
 良かったも、なにも。おまえ、悪い事何もしてへんやんけ。

そういっても、きっと海月には伝わらへんねやろうな。
“?どういう意味?”とかって言われそうや。
「なぁ、海月。わしのダチ、どんな感じかぇ?」

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