残業から数日。


 

 なんで?
 どうして?責任取ってくれんだろ?





【残業から数日。】





 部長に犯されてから数日がたった。


「坂田くん。この書類まとめててくれ」


 話すことは仕事の話ばかりで…。いつもの部長だった。俺も部長もあのことについては触れない。


 こんないつもと変わらない日常が続いてるとあの時の事が夢だったんじゃないかって思う時がある。


 だけど数日たってもまだ薄っすらとの体に散りばめられた無数の情事のあとが夢でなかったことを物語っている。


「わかりました」


 俺は部長とまともに目を合わせることが出来なくなってきていた。


 こんな思うなら自分で話しに行けばいいじゃねーか。

 わかってるよ。そんくらい。だけど怖いんだよ。


 あの時はただの気の迷いだったなんて言われたらさ。部長が忘れたいことだったらどうすんだよ。


「坂田くん。ちょっと」

「何したアルか銀ちゃん」


 また仕事の話か。


「今夜空いてるかな?」





ドクン…





鼓動が速くなるのが分かった。





「はい。大丈夫です」


 そう答えるに決まってんだろ、そんな口端上げて言われたらさ。







前書いた社会人パロの続き的なもの。
というより予告みたいな。
これでまた続き書くかもしれません…( ̄▽ ̄;)


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