診察時間《一萬打》


 

祝!一萬打!!

ありがとうございます!
皆様のおかげでこの『pleasure game』も一萬打を越えることが出来ました!
まさかこんなサイトに来て下さる方がいるとは正直思ってなかったんですよ!

そんな感謝の気持ちを込めて小説をかきましたが、やはり駄文です。


アンケートしたのにあんまり取り入れられてないような…。



では、読みたい方だけどぞ…。





――――――――――





「う゛〜…」


 とうめき声をあげるのは布団に入り、額を濡れたタオルで冷やしている俺、坂田銀時。
 ゴホゴホと咳が出てきたのはつい先日のこと。まぁ、すぐにおさまるだろうと考え薬も飲まず、病院にも行かずに過ごしてたら…ひどくなった。
 喉は唾を飲み込む時に激痛走るくらいひどくなって声は出ないし、頭は目眩で何か目の前ぐるぐる回ってるしで…最悪な状態だよこれ。
 指一つ動けやしない。つーか、ダルくてできねーよ。





【診察時間】





 あー…土方のヤロー今仕事中だろーな。

 なんて3日位会ってない土方のことを何気なく考えてたら、いつの間にか眠りについてしまった。






 ふと頭に触れる温けぇ感じ。


「ん…」

「よぉ、起こしちまったな」

「!!?なっ何でおまっ…〜〜〜っ」


 寝惚けた頭を無理矢理覚醒させガバリと起き上がるが、熱に浮かされ力が入らない体に俺はクタリと布団に倒れこむ。そんな俺に布団をかけてくれて、顔真っ赤だぞ、と心配そうに言ってまた頭を撫でた。


「風邪なんだろ?ちゃんと寝とけ」


 何でそんな優しいんだよ!!
 何でこんなとこにいるのか聞くタイミングを逃した俺は、土方を虚ろな目でじぃ、と見た。
 すると土方は何を勘違いしたのかニヤリと笑い、「んな誘うな。抑えきれなくなる」と顎を手で支えられちゅく、と唇を重ねられた。
 絡められた舌を吸われ、甘噛みされれば、それだけで俺の息は上がってくる。


「んっ…ふ…」


 唇を放された時には布団の中の俺の自身は寝間着を押し上げていて、その微妙な変化に気付いたのか、するりと手が寝ている俺の布団に入り込み寝間着の上から自身をやわやわと撫でてきた。


「ちょっ、やめッ!」

「お前が風邪引いてるって聞いて急いで来たんだけど?」

「っ……」


 んなこと言われたら何も言えなくなるじゃねーか。
 パッと目線を逸らし布団に顔を埋める。

 あーもー!ンな触られたら…!
 …………。

 って!!え!?なしなしっ!今のなし!何考えたの俺!!?

 自分で考えたことに余計に熱くなるのがわかる。多分埋めてるから土方にはバレてない…ハズ。


「おい、万事屋」


 土方に呼ばれビクッと体が反応し反射的に顔を出しそうになったけど、堪えた。

 今顔を見るのはヤバい。


「…ん、だ…ょ」


 今にも消え入りそうな声で返事をすると、下を向いた目の前にずいっと突き付けられた、薄い青緑をした病衣。


「は…?」


 ご丁寧なことに土方早速はカッターシャツにネクタイを締めて白衣を羽織って首には聴診器をかけている。しかも伊達眼鏡まで。

 …まさに医者って感じ。
 はぁ、と息を吐き一応尋ねてみる。


「何…やってんの?多串くん」

「決まってんだろ?医者だ」


 いやいやいや、それは見ればわかるけど…決まってるとか言われても、俺反応に困っちゃうんですけど?何、お医者さんプレイですか?そーなんですか?…ですよね…。何でそんなわくわくしてそうな顔してんの…?
 俺が病衣を手に持ったまま唸っていると、早く着て欲しいのか土方は俺の耳元で「お前風邪引いてんだから任しときゃーいいんだよ」なんて囁かれたらゾクリと身体が震えてしまうのが当たり前で。
 俺がお前の声に弱いの知っててわざとやってんだろ…。





――――――――――
―――――――
――――





「坂田さん、どこが悪いですかー?」


 上下病衣に着替えた俺に土方は質問してきた。
 もうお医者さんプレイは始まってんですね…。
 呆れたように俺はため息を一つつき「風邪引いてて…頭と喉痛ェ」なんて答えると、「そうですか、わかりました」とかマジで医者風に言ってる。


「うわっ…に、すんッ…」

「聴診器当てるんで服の前開けてお腹出してもらえますか?」

「ッ〜〜〜〜〜!!」

「返事は?」

「……ッあ!」


 ベロッと病衣を捲られたが慌てて押さえて土方の手を退ける。恥ずかしさのあまり、返事をしないで土方の言うことを無視したら、病衣の上からモノに軽く触れられた。それだけの刺激でも触れられたとこがじんじんと熱くなっていくのがわかる。
 触るなら思いっきり触って、擦って欲しい。…こんな中途半端な刺激じゃなくて…。


「どうしました?」


 なんてにっこり笑いながらわざとらしい口調で言われ、多分開かないとこれ以上触ってもらえないんだろうな…。仕方なく前をはだけさせたらひた、と当てられた聴診器は冷たくて、でも熱のせいで熱くなった体には丁度良い刺激だった。その気持ち良さに思わず艶を帯びた吐息が漏れ、背中を震わせた。


「なぁ坂田さん。風邪って汗かくといいんですよ?」

「え…?」


 ぼーっとした頭には土方の声は届かず聞き取れなくて、顔を土方に向けた瞬間唇を重ねられあっという間に舌を絡め取られてしまった。放されたと思ったら思い出したように先程の冷たい刺激に俺は反応する。ペタペタと心臓当たりに当てていたと思ったら。


「あぁ!…ん、ッ!」


 ぐり、っと胸の突起を押し潰すように当てられて俺はビクン、と背中を反らし無意識のうちに聴診器から逃れようとする。が、土方から逃れるなんて無理なことで、「逃げないで下さい?診察が出来ません」なんて囁きながら耳にわざと吐息をかけられれば、かぁ、と顔が紅くなって俺のモノもさっきより熱を帯びていく。


「そうだな…」


 ポツリと呟き色々道具が入っているっぽいトランクの中から白い真新しい包帯を取り出しぐるぐるに固定されてしまった…。


「ちょっ…なにッ」


 膝に巻かれた包帯は首の後ろを通りもう片方の膝に巻き付けられ脚はM字に開かれた。手首は開脚した脚の足首に巻かれ、どう足掻こうとしても無意味なわけで、病衣は包帯を巻かれた時に下着と同時に剥ぎ取られ今は上だけを羽織ってるという異様な格好。

 着た意味ねーじゃん!

 なんてツッコんだけど「雰囲気だ」とあっさり言われてこの通り。


「ヤーらしー」

「見んな…っァア!」


 恥ずかしくてなんとなく動かせる膝を閉じようとするが、滑り込んだ土方の手によって片手でわり開かれ、上を向いたモノを強く上下に擦られれば、それだけでだらだらと先走りが出てくるもんだから余計に羞恥が増す。


「見んな、じゃなくて?」

 もっと違う言い方があるだろう?と真っ直ぐ俺を見た目で言われ、早く、と促すようにぐちゅっと尿道口に爪を立てられた。


「っ!!ぁあっ……見な、いで…下さ…っん!」

「良く言えました。けど無理だな。見ないと診察ができねぇ」


 即答された。
 次にトランクの中から取り出したもの…電子血圧計を目にするとようやく診察するのかと思ったが、腕は足首に縛られていて腕帯を通すことが出来ない。けど土方は計るために腕帯のマジックテープを外していて、こちらをみて笑みを浮かべた。


「今から血圧計りますね」

 どうやって?と聞く暇もなく腕帯は普通ではそこで絶対に計らない場所、さっきまで痛いくらいに強く土方に擦られていた自身に通され、キツく締め付けられた。


「ぅあ!っんン、ん!」

「力抜いて下さい」


 力抜けってそんなの無理だろ!と叫ぶ前にスイッチを押され、血圧計はヴー、という音とともにモノを締め付けてきてローターみてーな感じだけど…ローターよりこっちのがヤベェ。モノを全て包み込んでる分、手で握られてるみてーな快感が俺を襲って先走りも有り得ねぇって位出て喘ぐことしか俺はできなくて、しかもどんどん締め付けてきやがるもんだからイクこともできねーし。


「あ、あアァ!ふぁアッあぁあ!止めッとめ、て…下さ…あぁぁあ!」

「もうすぐ終わる」

「ふぁッ…んン…あー!あぁあッあ、…ぅあア…」


 土方が言い終わると同時に血圧計の締め付けもなくなったんだけど、俺は締め付けがなくなった途端に白濁を勢いよく吐き出した。自分の腹や腕帯は勿論、土方の白い白衣にまで汚してしまった。


「あ…ごめっ、…すい、…ませ…ん」

「すげぇ量吐き出したな。そんな淫乱な坂田さんに、いいものをあげようかな?」

「い、もの?」


 土方がトランクから取り出したもの、それはまだビニールの中に入ってはいるが一瞬で何なのかわかった。





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