悪戯心《5000hit》
5000hit Thanks!!!
感謝の思いを込めて小説書いてみました!
期待がはずれるかもしれませんが、どうぞ!
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5000hit小説
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ギシリと音を立て、ある部屋の前の廊下で立ち止まると、戸が開いている部屋には俺の天敵、土方さんが机に頬杖を付き、寝ていた。
昨日も夜遅くまで部屋の明かりがついていた。いや、ずっと起きて仕事をしていたのかもしれない。仕事をまともにしない近藤さんと、俺の仕事を片付けていた…。
自分の仕事は終わってるんだから別に俺らの仕事をかわりにする必要なんてないのに…。ほっとけばいいのに…。だけど土方さんはほっとけない。プライドが許さないのだろう。
【悪戯心】
居眠りしている土方さんの近くまで静かに歩み寄ってみても土方さんは起きる気配をみせない。机に散らばっている書類を見てみると、やっぱりそれは近藤さんと俺が片付けなきゃいけないもので、まだ仕上がっていない書類が大量にある。それはそのはず、なんせ二人分なのだから。
「ん…」
土方さんが少し身動ぎしたが、それでも起きる気配がない。
「…き、…」
「…?」
寝言だろうか、薄く開かれた唇から紡がれる言葉は良く聞こえなかった。が、
「ぎ…時…」
ハッキリと聞こえた。銀時と言ったのだろう。その名前を呼ぶ聴いたことのない、あまりにも優しい声音。こんな声音も出せるんだ、と思った反面、自分の中で万事屋の旦那に無性に腹立つ自分がいた。そのことに自分自身が驚く。
たった一人の恋人の名を寝言で呟く土方さんは、また規則正しい呼吸を繰り返す。その姿があまりにも無防備すぎたものだから、その無防備な姿をどのくらい保つことができるのだろうと疑問に思った。屯所を吹き抜ける風に靡いている髪にそっと触れ、摘まんだ髪の束を指でくるくると弄んでみる。
「まだ起きねぇんですかぃ?」
頬杖をつく土方さんに向かって言ってみるが、何の返事もない。それなら、と髪を弄んでいた指をゆっくりと体の輪郭をなぞるように土方さんの肌の上を滑らせ、唇に持っていく。それなのに相変わらずに規則正しい呼吸を繰り返す。
「そんな無防備に寝てると襲っちまいますぜィ」
冗談半分、本気半分で土方さんの耳元で囁いてみた。それでも身動ぎするだけ――…
「!!?うわっ」
身動ぎするだけと思ったらいきなり俺の方へと倒れてきた。ドサリと覆い被さるように俺に倒れている土方さんはそれでも起きない。
「土方さん、起きて下せェ」
ゆさゆさと体を揺すってみるが、まだ起きない。どんだけ寝てないんだ!って叫びたくなるくらい熟睡している。
「重いでさァ…」
ポソリと呟いてみる。これだけ熟睡してるんだからどんなことやっても自分から起きない限り目を覚まさない気がする。そんなこと考えたら、俺のSの血がドクンと疼いた。
「起きない土方さんが悪いんですからねィ」
口の端を上げ寝ている土方さんに笑って、スルリと洋服の上を土方さんの首筋から胸を通りモノがある下半身に滑らして行く。ズボンの上からモノをなぞってみるが、何の反応もない。
どうしてやりまさァ…。
このままモノの根元縛り付け、モノ擦って止まない快楽の苦しさで起こすか…。それよりもいきなり後ろに突っ込んで無理やり起こそうか。
そんなことを暢気に思っている暇なんてない。いや、俺の手で起きて来なくても快楽は味あわせてあげまさぁ。
乗っかられたままの体勢で左腕で肘をつき、器用に右手だけでカチャリと土方さんのベルトを外していく。下着ごと膝辺りまで一気に下ろしたら露になったモノが外気に触れ、微かに反応する。右手に力を込めただけで手の中のモノがだんだんと硬く、大きくなって行くのがわかる。先走りでぐちゅぐちゅになったため滑りがよくなり、擦る早さを増して快感を与えてみる。
モノはもうビンビンになり上を向いて、今にもはち切れんばかりになっている。ぐちゅっと尿道口に爪を立ててやったらそれだけのことで乗っかっている体が2、3度跳ねた。
「はぁ…ぁ…っ!!!??何してっ!っぁ!!」
欲望を吐き出した途端に目を覚まして驚く土方さんは、俺を睨み付けた。だから反抗できないように“少しだけ”尿道口を弄ってやったら、また硬さを増してきた。
「また勃ってきやしたぜィ。少しだけ弄っただけなのに…」
俺の手の中に吐き出された白濁色の液を見せつけるように目の前に持って行ってやれば、悔しそうに顔を歪め目を反らす。
「お前、の…っ少し…っじゃ、…ね…ぇ…だろ、が」
ふーん。まだそんな口たたける余裕があるんですかィ。
手の中で粘着のある白濁色の液を口に含んでみる。すると青臭い、そして苦い味が口の中に広がる。それを見た土方さんは目を見開いて驚く。
「!?な、に…やって…ぁっ!…くぁ…あァ!」
ぐちゅ、と不意討ちにモノを擦ってみると、土方さんは体をピクッと反応させた。擦っている手をどかそうと反抗するが、土方さんは感じて力が入らないらしく、弱々しく俺の手を押すだけしかできていない。
いつも強気で弱味を見せない土方さんが、目の前で感じ、抵抗もまともに出来ない姿を自分がさせていると思うとすごい優越感を覚えた。
「土方さん。感じてんですかィ?俺の手で」
「馬鹿、かテメ…ェ。感じて…なんか…いる、か、よ」
「じゃあどーしてこんな濡れてんのか説明してくれまさァ?」
だらだらと流れる先走りを絡め取るように裏筋をなぞって行くと、土方さんが一瞬息を詰まらせた。
―to be continued―
「って!続くかぁァァあァァあ!!!!」
と、万事屋に来ていた俺はあるノートを握りしめ叫んだ。握りしめているノート。それは俺が、銀時が使っている机の一番下の引き出しに、見つからないように隠すように押し込まれていたノート。その内容というのが、ドS王子に虐められる素直にならない……俺。というもの。
「何っっっでこんなもんお前は書いてんだよ!!!ふざけんじゃねぇ!!」
傍にいた銀時にズイッとノートを突き付け、文句を言う。だが銀時は悪びれた様子もなく、いつものダラリとした口調で応える。
「ほら、サイトがさー5000hit過ぎちゃったからさ、そのお祝いだよ多串君」
「誰が多串君だァァァ!!!お前に関係ねぇだろ!!!!」
「あぁ、多串君は頭悪いから分かんないのか」
「誰が頭悪いだコラ」
「だーかーらーぁ。世の中土銀好きな人だけじゃないってこと。多串君がタチじゃなくネコやってるのが読みたい人もいんの」
「だからってなんで相手が総悟なんだよ!!」
「え…面白そうだからに決まってんだろ」
「決まってねぇよ!!!」
「いやねー、俺も最初はタチする気満々だったわけよ。けど管理人が銀土は無理っつーんだもんよー。困った管理人だわ」
いやいやいや、困らねぇよ!って俺がこいつにヤられるのか!?
…無理だ。
俺のプライドが許さねぇ。
「でもよー。普段虐めてる多串くんが虐められるのはいいねー。自分で書いたけど我ながらいいと思うんだよね」
「いいと思うかぁァァア!!」
そんな土方の叫び…いや、ツッコミが終始絶えることはなかった。
―end―
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あとがき
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ただ銀時が小説書いた話しが書きたかっただけです。
沖土です。
土銀好きな方々すみません。次はちゃんと土銀書いていきたいと思います!!
次は10000hitの時かな?
これからもご訪問&閲覧よろしくお願いします!!
08/12/12
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