忍たま | ナノ

▽ 人類最後の希望のマスターが天女扱いされる。2

翌日エドモンが通信が繋がるかもしれないところを渋々、仕方なく散策に行ってる最中に殺されそうになる夢主
「あ、天女さまおはようございます」
「おはようございます、いい天気ですね、えっと…」
「五年ろ組竹谷八左エ門です。さっさと死んでください天女さま」
「わー、すっごいストレート」

目の前に苦無が迫って


弾かれた。

「っ!?」

「主殿!!!!」

「小太郎おはよう、早かったね」

「いえ、もっと早く来ればこんなことには…申し訳ありません」
「いいよぉ、大丈夫大丈夫」
「っ、お戯れはやめてください」
「あ、照れた」
頭を深々と下げてそのまま土下座するんじゃないかの勢いで謝るものだから頬を両手で包み顔をあげさせる。が直ぐに逸らされる。
そんな光景を茫然と見ていた竹谷に小太郎は振り返りわたしに向けていたとは思えない冷ややかな目をする。

「さて、貴様その風貌、忍びとみた。主殿になんたる無礼、この風魔小太郎お相手致す」

「風魔だと…!?」

「なにを驚いている。僕は正真正銘五代目風魔頭目風魔小太郎。いざ尋常に参る!!」

小太郎の不滅の混沌旅団が炸裂!しない。
「小太郎!宝具ダメ!ノット阿鼻叫喚!ステイ!」
「はい!主殿!素早くノックアウトさせます!」

サーヴァント3人目風魔忍び頭風魔小太郎

彼は先ほど何と名乗った。
聞き間違いでなければ"風魔"と名乗っていたしかも頭目とも。
風魔流忍術の人なのだろうか?でも確かに女の方は未来から来た天女と聞いていた。

そんな戸惑いに隙を突かれ縄で縛り上げられる。
「主殿にこれ以上の狼藉を働いてみろお前の首もらい受ける。他の忍び共お前達もだ」
影から見ているであろう忍たまにもぐるりと視線を巡らせる。

緊迫した空気になるが

「入門表にサインお願いしまーす」
「…」
「小太郎、名前書いて書かないとずっとストーカーされるよ」
「御意」
小松田さんの登場により少しは空気が和らぐ
赤毛の忍びは戸惑いながらも差し出された入門表にサインしそれをもらって満足した彼はまた正門の方へと戻っていった。

「さてと、誰か〜学園長さんとお話しさせて〜」

「…どうぞこちらへ」
引きつった顔をした善法寺先輩がどうぞと手を引くが天女はそれをするりと交わし先を促す

「主殿お共します」
「ありがとう」
赤毛の風魔と名乗る忍者もそのまま着いて行った…とりあえず縄抜けできない自分に不甲斐なさをかんじた。

堂々と正面からの暗殺不意を突かれ失敗!

その後学園長の庵に案内され再度面会

「1日生きながらえるとは恐れ入った」
「貴様っ!!!」
「小太郎落ち着いて、この人はわたしが死ぬのを楽しんでる訳じゃないよ」
「お主には凄腕の従者がついているのじゃな」
「えぇ、とても優秀で大切な仲間であり友です」
「友とな…時にその友は風魔と名乗ったと聞いたが」
「はい、彼の名は五代目風魔頭目の風魔小太郎です」
「ふむ、わしの知り合いにも風魔流の忍術を学ぶ学校があっての」
「成る程、それで戸惑っていたのですね」

「それはさて置き、学園長さん天女について、お話をお聞きしたいのですが」

「天女は最近というか突如現れて皆さんを困らせている存在で間違い無いですね?」

「昨日お話しした"聖杯"が関係してる可能性が高いのです」
「"聖杯"とやらは器のことではないのか?」
「えぇ、簡単に言うと器です。ですがそれは手にした者の願いを叶えることができると言う不思議な器なのです」
聖杯の話、そして人理焼却の話をして自分が天女という存在ではないですよーあなたらに危害を加えるつもりこれっぽっちもございませんと弁明。そして今まで来た天女の悪虐行為についての話にだが聖杯についての解決策は見つからず

「話は大体わかった。じゃがそなたの疑いは晴れたわけではない、学園内命を狙う者はまだ居るであろう」
そうこぼした学園長は咳払いを一つすると。
「先生方上級生には今の事を伝えよ、そして下級生には接触厳禁を今まで通り伝えよ」

大きめな声にザワザワと注がれていた視線はあちこちへと動き出した。

「何か動きがあれば伝えよう」
「あの、この学園から出るのは」
「遠慮してもらおうかのぉ、出た瞬間天女ではなくどこかの間者として見なす」

「はぁーー、肩身狭すぎてプレスされそう」
「いざとなれば僕がなんとかしますから!」
「物騒な方には持っていかないでネ」

「おばちゃんすみません、昨日から食事無償でいただいて」
「いいのよぉ、美味しく食べてくれるだけで私は幸せだから」
「お礼とはいかないですが食堂のお掃除とか皿洗いさせてくだい」
「あなた本当に今までの天女さまとは大違いねぇ、お言葉に甘えちゃおうかしら」
「はい!」



疲れた。もうマジで疲れた。

「あれー?まだ生きてるんですね?」
とか
「あなたは誰が目当てなんですか?」
とか等々

レイシフトはいつだって死と隣り合わせだ。
殺されそうになるのだって1回2回どころではない。

だけど純粋に子供の殺意や敵意がこんなにも精神的に来るとは思っていなかった。

頭を抱えていると
ふわりと音もなく部屋に草木の香りが漂う。

「よぉ、元気そうには見えないですねぇ」
「あはは、ロビン、遅い到着だね」
「すみませんね、罠の張りやすい森だったもんで前作業してました」
彼はしゃがみわたしと目線をあわせる
フワリと掛けられたのは彼の宝具であるマント彼はニヤリと笑い
「さ、とんずらしましょうか」
「すっごい人が悪そうな顔」
「この顔が好きなくせに」
「違いないや」

サーヴァント4人目皐月の王ロビンフッド

その後とんずらしようと思ったら学園内にワイバーンの群れが突如登場。なんぞこの怪物!?と戸惑う学園内

「どうします?これ、」
「決まってるでしょ撃破してからとんずらするよ」
「…アイツらにそんな情けをかける義理あります?」
「あるよ、少なくともご飯もらって、寝る場所くれたんだから」
「お人好し」
「うるさいやい」

《ピガーーーガガッッ!!繋がった!!!名前ちゃんそっちの様子は…著しくないね》
《名前!!無事!?ねぇ名前!》
《サーヴァントはいるね!大丈夫だね!?》
「あーもーうるさいうるさい!今から戦闘だから!」
《そうだね会話の途中だが…》

「《ワイバーンだっ!!!》」

「マーリン!エドモン!」
名を呼べば今の今まで傍観決めてたろくでなし魔術師とわたしの影からバチバチと恩讐の炎が守るかの様に現れる共犯者
どこから湧いたかわからない者に学園側は驚愕する。
「はぁい、マーリンお兄さんだよ〜」
「クハハハハッッ!!!俺を呼んだな!!」
「マーリンは全体バフかけして!」
「任せたまえっ」
マーリンはバチコンとウィンクしてスキルを使う

「エドモン、ロビンは生徒に被害が行かない様後方に!あとロビンデバフまかせた!小太郎は宝具全開で行っちゃって」

令呪を消費し、小太郎に魔力が流れ込む。


「ここは阿鼻叫喚、悪鬼羅刹…」
ざわり、ざわりと小太郎の周りに影が増えていく彼の宝具により風魔忍者たちが召喚される

「不滅の混沌旅団《イモータルカオスブリケイド》!!!」

ワイバーンの群れを即座に囲み逃げ道をなくす。手に持った苦無で切り込みそして火柱が立ちあがる、

「これにて終焉っ!」

「お、いい感じにミディアムレア」
「主殿、お腹を壊します故お口になさらない様に」

学園守ってくれたとんでもねぇ奴らだ。って言う事で天女の疑いは晴れたが

「よし、其方らここを本格的に拠点とするが良い」
学園長により学園に居座る事を言いつけられた。




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