砂糖を吐く
談話室での出来事。ソファでくつろぎ携帯を弄っている丼の元にアレックスが近寄っていった。
「なぁ丼」
「んー?」
アレックスの言葉に耳だけ傾けその視線は携帯の画面に一直線である。
「お前の好きなタイプってどんなの?」
「筋肉質、優しい、よく笑う人」
「ほぉ、ならばその候補に俺なんてどうよ」
ソシャゲの邪魔をしてくるかのごとく肩にのしかかってくる彼に対し顔を歪ませる。
「アレックス重い。それにアレックス意地悪じゃん」
「えー、なんでだよーいつ意地悪したよ」
「胸に手を当ててよーく考えてみなさい」
「心当たりたりねーな」
「早いわ。」
あまりにも早い回答に苦笑いする丼

「なぁ、メジャーリーガーのお嫁さんになる気ねぇ?」
「考えておくね」
てか後ろじゃなくて横くれば?という丼の言葉に顔をほころばせ軽々とソファを飛び越えて横に鎮座する。
「てかそれなんのゲーム」
「昔の偉人召喚して世界救うゲーム」
「へー」


「なんだ、なんなんだ、俺達は何を見せられてるんだマルコス」
「角砂糖山盛りに入れてミルクぶち込んだコーヒーみたいなゲロ甘リア充だよ燈」


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bkm
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