4
「すっげー!なにアレ!なあレオ君!」

4話

「あ、あれは世界最大の個人ギガ・ギガフトマソフ伯爵、
 踏まれても自己責任だからあの人が歩いてるときは逃げて」
「ほーい」
「なんで餓鬼の子守りなんてしなきゃ…」
「なんか言った?」

今あたしはレオとザップと共に街に出てます!!




「なあ、キミこの街に来てから外へ出ていないだろう」

「え?まあはい」

ライブラに入ってから数日事務所でくつろいでたらスティーブンに声をかけられた

「丁度いい、僕の昼飯買ってくるついでに少し見て回ったらどうだい?」

今時間は10時少し回って帰ってくれば昼にはいい時間になるだろう

「要するにパシリか」

「ははっまあそういわず、少年とザップをついていせるから安心してくれ」

「え!?俺がっすか!?」

「余った金でなんか買ってもいいぞ」

「うーっしオメーら行くぞー」

「現金だな」

「まあじっくり見てないし良い機会だな」

と、言うことである。

いざ外へ出てみればあれやこれや目につくのは色々ある。

「いやーしかしすごいなぁ…ニューヨークの面影はところどころ残ってはいるんだねぇ…」

「なし子はあっちでニューヨークいたことあったの?」

「ううん、就職先の本部がニューヨークでね、たまーに
 盛大なパーティーとかでお呼ばれして行ったぐらいだよ」

「へぇ、それなりに大きな会社務めてたの?」

「おう、それなりに高収入だぞー?」

「うわー養ってほしいわ」

「レオ君なら大歓迎だぞ」

「マジか、俺も頼むわ」

「調子に乗るなザップ」

「扱いの差!!!」

そんなバカなやり取りをしながら街中を歩いていたその時

唐突にフラグは乱立したのである

シャランシャランシャラン

「あででで、なにジューン…」

いきなり周りに咲くアザミの花
その花をなし子に投げつける彼女のスタンド
何事かと思いスタンドを見上げると花嫁は先行くザップを指さしていた

「うわ…どうしよっかなあ」

「?どしたの?」

「うーん、ザップにやばいフラグが乱立している」

「例えば?」

「女に殴られる、女に刺される、女に呪術をかけられる等々…」

ザップを取り囲む札は不穏な言葉しか並んでいない相当女遊びしてるなコイツ

「あー、ザップさんの愛人関係かなー」

というやり取りをしていると

「ザァアアアアアアッッップゥウウウウウウ!!」

「おわ!?」

いきなり正面から女が現れた

「あんたの部屋行ったら知らない女がいたんだけどどうゆうこと!?」

「り、リンダ!?ど、どーしたんだよこんな昼間から」

青い顔をしてダラダラと汗を流すザップ


「あー多分フラグ折れねーなコレ」

「あ、折れないのもあるんだ」

「うん、それが運命だからね、普通は逆らっちゃいけないよ、
 多分折っても新しい女フラグ立つだけ」

「んじゃあ時間もアレだしスティーブンさんの飯買って帰るか―」

「そうしよっか」

「クソガキども助けやがれぇえええええ!!」

「ザップ待ちなさいよ!!!」

「あぁ!!!ザップいたぁあああ!!アンタこんなところで何してるのよ!!!」

次々に増える愛人そして取り囲まれるザップ
そんなザップを無視し2人はその場を離れた




「ただいまーっす」

「買ってきてやったぞー」


「あぁ、ありがとう2人とも…ザップはどうした?」

「フラグが乱立してたんで置いてきた」

「?」
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アザミの花言葉『復讐』


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bkm
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